新生児の1日のミルク量はどれくらいが適切?飲みすぎor足りない時の対処法とは

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生まれたての赤ちゃんは、1日でミルクをどれくらい摂取しているのかご存知ですか?

新生児の赤ちゃんが、適正な量のミルクを飲めていなければ、体重が減少するのはもちろん、最悪の場合脱水症状を起こす危険性があるのです。

今回の記事では、新生児の1日ミルク量を紹介しています。また、ミルクを飲み過ぎている時、ミルクが足りないときの対処法も併せて解説しています。

実際に赤ちゃんの様子を見て、ミルクが足りているのかどうかを判断するために、チェックをするポイントについても解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

新生児の1日のミルク量はどれくらいが適切?

新米パパとママが抱えるミルクの悩み
  • 新生児の1日のミルクの量はどれくらいが適切なのでしょうか?
  • ミルクを欲しがっているけれど、たくさんあげていいのか?
  • もう少し飲んで欲しいけど、飲んでくれない場合はそのままでいいのか?

など、新米パパとママには悩みが尽きない問題でしょう。

目安として、新生児の1日のミルクの量は1回の授乳で約80ml、それを8回から10回行うため、640mlから800mlほどといわれています。

成長していくにつれ、ミルクの量はどんどん増えていき、生後3から4ヶ月ごろには1回の授乳量は200mlほどになります。

生後5ヶ月から半年頃には離乳食が始まり、少しずつミルクの量を減らして、離乳を進めていくのです。

新生児がミルクを飲みすぎる場合の2つの対処法

新生児の1日ミルクの量を把握することができましたね。では、新生児が1日の適正なミルクの量以上飲んでいる場合は、どのように対応すれば良いのでしょうか?

まず初めに、新生児がミルクを飲み過ぎている場合にできる対処法から紹介していきます。

ミルクや母乳の量・回数を減らす必要はなし

新生児がミルクや母乳の量を適正な量以上に飲んでいるということですが、ミルクや母乳の量、または回数を減らす必要はありません。

ミルクや母乳の量が、目安の量より多かったとしても、その量が赤ちゃんにとって適正である可能性が高いです。

適正な量を与えてもらっているにもかかわらず、目安に標準を合わせるため減らすことで、脱水症状や赤ちゃんの健やかな成長に影響を及ぼす可能性があるのです。

先程の見出しで、新生児に与える1日の適正なミルク量を紹介しましたが、赤ちゃんに悪影響が出ていないなら、たとえ多かったとしても、そのままの量を与えましょう。

成長曲線はあくまでも目安!

新生児は1日25グラムから50グラム程度体重が重たくなり、1ヵ月で1キロほど体重が重くなっていれば正常といわれています。

しかし、ミルクや母乳の量が他の赤ちゃんに比べて多いようなら、周りに比べて大きく成長するのは当然です。周りに比べて大きく成長し、成長曲線からはみ出してしまうこともあるでしょう。

ただ、成長曲線から自分の子供の体重がはみ出しているからといって気にする必要はありません。

1日のほとんどを寝て過ごしている赤ちゃんは、たくさんのミルクの量を摂取したとしても、なかなか消費しきることができません。しかし、少しずつ成長し、寝返りやズリバイ、ハイハイなどをすることで、運動量が増えると、自然と体重の増加も落ち着きます。

新生児のミルクが足りない場合の4つの対処法

毎日しっかり授乳はしていたつもりだったけど「新生児の1日のミルク量に全然達していない!」ということもあるかと思います。

もちろん、1日の適正なミルクの量は目安なので、新生児のミルクの量が足りない場合もあるでしょう。しかし、赤ちゃんに異常が出ているにもかかわらず、そのままの量を与え続けるのは危険です。

万が一、新生児のミルクの量が足りなかった場合には、これから紹介する4つの対処法を試してみてください。

おしっこやうんちの回数は正常かをチェック

おしっこやうんちの回数は正常ですか?新生児の赤ちゃんはおしっこを1日6回以上しています。

6回より少ないようなら、水分量が足りないせいだと考えられるでしょう。

新生児のうんちは、大人の形状に比べ水分量が多くゆるゆるとしています。そのため5回から10回程度排便をすることがほとんどです。消化器官が未熟なため、中には15回以上排便をする赤ちゃんもいます。

便秘体質の赤ちゃんは、1回から2回程度のこともありますが、それでも1日以上排便をしない事はありません。

1日以上排便がないようなら、水分が足りないことが原因だと考えられます。

「もしかしてミルクの量が足りないのかも?」と思ったら、おしっこやうんちの回数を数えてみましょう。

ミルクの量を増やす

母乳のみで授乳をしていたら、どれくらいの量飲んでいるのか把握できませんよね。もし「もしかしてミルクの量が足りないのかも…」と思ったら、一度ミルクの量を足してみるのもおすすめです。

授乳してすぐであるにもかかわらず、ぐびぐびとミルクを飲めるようなら、母乳の量が足りていない可能性が高いです。

中には、お腹がいっぱいなのにミルクを飲んでしまう赤ちゃんもいます。本記事の最後に「ミルクを飲み過ぎている赤ちゃんの特徴」を紹介しているので参考にしてみてください。

母乳の後、ミルクを飲んでも、そちらの特徴に当てはまらない場合は、1回の授乳量が足りていないため、母乳とミルクの混合授乳を推奨します。

母乳外来を受診して生活習慣を見直す

完全母乳で育てても、ミルクと混合で、育てても愛情の強さを図ることはできません。

しかし「できることなら母乳で育てたい!」と思っているお母さんもいるでしょう。なかなか母乳が軌道に乗らない時は、母乳外来を受診し、生活習慣を見直すのもおすすめです。

粉ミルクの種類を変更してみる

粉ミルクってどのメーカーも同じ味だと思っていませんか?粉ミルクに配合されている成分は、メーカーごとに異なるのはもちろん、味もそれぞれ違います。

つまり、粉ミルクの種類によって赤ちゃんも好みが分かれるものなのです。

思うようにミルクを飲んでくれない場合には、粉ミルクの種類を変更してみるのもおすすめの方法です。変更した粉ミルクが赤ちゃんの好みの味であれば「なかなか飲んでくれない…」というママの悩みを一瞬で解決してくれることでしょう。

飲んでいる母乳量を把握する方法とは

母乳のみで赤ちゃんを育てている場合、どれくらいの量を飲んでいるのか把握することができませんよね。

赤ちゃんがどれくらい母乳を飲んでいるか把握するためには、スケールで測るのが1番手っ取り早い方法です。

ただ、スケールは使用する期間がかなり短いため、購入に踏み切れないこともあるでしょう。その場合は、スケールのみレンタルすることも可能です。

また、レンタルも手間に感じるようなら、ショッピングモール等の授乳室に設置してあるスケールで飲んでいる量を把握するのもおすすめです。

もちろん、それ以外の方法もあります。授乳をする前の赤ちゃんをパパやママが抱っこした状態で、まず体重計に乗り、その後授乳をしてからもう一度体重計に乗ります。

授乳をした後の体重−授乳前の体重をすることで、どれくらい飲んでいるのか把握することが可能です。

気軽にできるので、ぜひ試してみてください。

ミルクの量が足りている時の3つのサイン

1日のミルクの量はあくまでも目安です。そのため、赤ちゃんの様子を見てミルクの量が足りているのか?を判断する必要があります。

ミルクの量が足りている赤ちゃんが出しているサインは主に3つあります。

ミルクが足りている赤ちゃんのサイン
  • 飲んだあとは機嫌がいい
  • 肌に透明感があり血色がいい
  • おしっこやうんちの回数が正常

これらのポイントを押さえているようなら、1日のミルク量の目安より少なかったとしても、その赤ちゃんにとっては適正な量を飲んでいると考えられます。

ミルクの量が足りていない時の3つのサイン

次に紹介するのはミルクの量が足りていない赤ちゃんが出しているサインです。

ミルクが足りていない赤ちゃんが出しているサイン
  • 飲んだあとにもすぐに泣く
  • 体重があまり増えていない
  • 便秘でおしっこの回数も少ない

上記の特徴が赤ちゃんに見られる場合には、ミルクの量が足りていない可能性が高いでしょう。

よく泣く赤ちゃんだとしても、授乳後にすぐ泣く事はありません。授乳をしてもすぐに泣くということは、ミルクの量が足らず、まだ求めていると考えられます。

ミルクの量が多すぎる時の3つのサイン

最後に、ミルクの量が多すぎる赤ちゃんが出しているサインを3つ紹介していきます。

ミルクの量が多すぎる赤ちゃんのサイン
  • 授乳の間隔が3時間以上空く
  • ミルクがずっと口から垂れている
  • おなかがパンパンに張っている

上記3つが、ミルクの量が多すぎる赤ちゃんに見られる特徴です。

授乳の間隔が3時間以上開くと、パパやママの体力的にも楽ですよね。しかし、新生児のうちは消化器官も未発達なため、授乳は3時間ペースでするようにしましょう。

粉ミルクであれば、母乳に比べ腹持ちが良く、授乳間隔が開くことがあります。それでも3時間以上開くなら1度の授乳量が多いと考えられます。

また、お腹がパンパンに張っていて、苦しそうに感じる印象があるようなら、ミルクの量を調節してあげましょう。

授乳後の赤ちゃんのサインをチェックしましょう!

今回の記事では、赤ちゃんの1日の授乳量の目安を紹介しました。また、母乳やミルクを飲み過ぎている赤ちゃん、量が足りない赤ちゃんへの対処法も合わせて解説していきました。

新米パパとママは、育児書を参考にしたり、助産師さんからのアドバイスを参考に育児をしていることでしょう。

しかし、育児書や、助産師さんのアドバイス通りに行かないのが育児です。10人いれば10人の育て方があります。

小食な大人もいれば、たくさん食べられる大人もいます。赤ちゃんだってたくさんミルクを飲める子もいれば、そうでない子もいるのです。

育児書に書いてある文字だけを鵜呑みにするのではなく、今回の記事で紹介した授乳後に出している赤ちゃんのサインを参考にしてみてください。

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