「1歳を過ぎているのに、全然夜泣きが治らない…」子どもの夜泣きが続くと、パパやママの気持ちが滅入ってしまいますよね。
そもそも、どうして子どもが夜泣きをするのか知っていますか?今回の記事では、子どもが夜泣きをする理由について紹介していきます。
また、夜泣きをする子どもへの対処法と、NGな接し方もそれぞれ解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
子どもの夜泣きが治らなくて辛い…
赤ちゃんが夜泣きをすることは多くの方が知っていることでしょう。しかし、1歳を過ぎた子どもでも夜泣きが続くと「こんなはずじゃなかった!」と嘆いているパパやママも多いのではないでしょうか?
子どもが夜泣きをすると、まとまった睡眠をとることは難しく、さらにその生活が1年以上も続いているとなると、精神的にも体力的にも辛くなるのは当然です。
では、子どもの夜泣きはいつごろまで続くのでしょうか?正確にいつごろまで続くと断定するのは難しく、夜泣きが全くない赤ちゃんもいれば、3歳ごろまで夜泣きが続く子もいます。
夜泣きをしている赤ちゃん自体も辛いため「いつか夜泣きがなくなる」と信じて根気よく付き合ってあげましょう。
子どもの夜泣きの対処法4選
子どもの夜泣きが治らなければ、自分の対応が間違っているんじゃないか?と不安に感じますよね。
夜泣きをしている子どもには、どんな風に対応するのがベストなのか?気になっている方も多いのではないでしょうか?
次の見出しでは、夜泣きをしている子どもへの適切な対応を紹介します。
母乳やミルクをあげる
夜泣きをしている子どもには、母乳やミルクを与えて気を紛らわせてあげましょう。
1歳ごろだと、断乳・卒乳をしている子どももいるかもしれません。その場合には、お水やお茶をあげるのもいいでしょう。
部屋が乾燥していて喉が乾いていたり、お腹がすいていたりすることが夜泣きにつながっていれば、母乳・ミルク・お茶をあげることで落ち着くことがあります。
抱っこをする
パパやママがそっと抱っこをしてあげることで、不安な気持ちがなくなり、落ち着く赤ちゃんも多く存在します。
縦抱きでも横抱きでも、どちらでもいいので、赤ちゃんが1番落ち着く抱っこで、やさしく声をかけてあげましょう。
音楽を聴かせる
お茶をあげたり、抱っこをしてもなかなか落ち着かないようなら、音楽を聴かせてあげるのもおすすめです。
また、音楽を聴かせて眠りに入ることがルーティン化すれば、毎日の寝かしつけもかなり楽になりますよ。
外の空気を吸わせる
マンションや周りに住宅が密集している環境だと、子どもの声が周囲に迷惑にならないか心配になりますよね。
ヒステリック泣きのように、こちらの声が全く届いていない状態で、すぐにでも泣き止ませたい時には、外の空気を吸わせるのも効果的です。
子どもが夜泣きをするのはなぜ?
そもそも、子どもが夜泣きをするのはなぜなのでしょうか?
子どもが夜泣きをする大きな理由をそれぞれ説明していきます。
睡眠のサイクルが乱れている
睡眠のサイクルが乱れているせいで、夜泣きをしている可能性があります。
子どもの理想的な睡眠時間は、以下となります。
- 1~2歳児は11~14時間
- 3~5歳児は10~13時間
- 小学生は9~12時間
- 中学・高校生は8~12時間
といわれています。成長とともに睡眠時間は短くなっていきますが、睡眠サイクルがあっていないのかもしれません。
子どもは成長するにつれ、体内時計が整い自然と「夜は寝るもの」という習慣がつきます。体内時計が整っていない状態では、不安定になり夜泣きをしてしまうのも無理ありませんよね。
ストレスを感じている
日常生活でストレスを感じているせいで、夜泣きにつながっている可能性も否定はできません。
日常生活でストレスを感じているとはいっても、パパやママの接し方が悪いという訳ではありません。
赤ちゃんは、見るものや目に入るものが全て初めての体験です。パパやママにとって、当たり前になっているような出来事でも、赤ちゃんにとってはストレスに感じることもあるのです。
パパやママに甘えたい
1歳になり赤ちゃんではなくなったかもしれませんが、まだまだ小さな子どもです。パパやママにたくさん甘えたいと思っています。
「パパやママに甘えたい」という気持ちが夜泣きとして現れていると考えられます。
もちろん、夜泣きをしている赤ちゃんに対して、パパやママの愛情が足りていないというわけではないので、パパやママが愛情不足を心配する必要はありませんよ。
夜泣きをしている子どもにやってはいけないこと
夜泣きをしている子どもへの適切な対応を紹介しましたが、反対に夜泣きをしている子どもにやってはいけない対応があるのは、ご存じでしたか?
よかれと思ってやっていたことが、実はNGな対応だった…なんてこともあるかも。
ぜひチェックしてみてくださいね。
赤ちゃんを揺さぶる
毎日のように夜泣きをし、睡眠を妨げられるとパパやママの気持ちに余裕がなくなるのは無理ありません。
ただ、苛立つ気持ちを子どもにぶつけ、激しく揺さぶりながら寝かしつけるのはNGです。
子どもを激しく揺さぶる行為は、脳などにダメージを及ぼす危険性があります。
どうしても、冷静に子どもに接することが難しそうな時は、どちらかにバトンタッチをして休息しましょう。
部屋の電気をつける
赤ちゃんの気持ちを落ち着かせるために、電気をつけていることはありませんか?
落ち着かせるために、点灯したことが逆効果になっているかもしれません。まだ体内時計が整っていない子どもなので、電気がつくことで、昼なのか?夜なのか?わからなくなっている可能性があります。
夜泣きには、できるだけ電気をつけずに対応しましょう。
パパやママの気持ちが落ち込む
子どもの夜泣きで、精神的にも体力的にも限界になったパパやママの気持ちが落ち込むことはよくある話です。
- 「私たちは、この子に嫌われているのかもしれない…」
- 「夜泣きに苛立ってしまうなんて、親失格かもしれない…」
などと、思い詰める必要はありません。
もし、気持ちが落ち込みそうになった時は、1時保育等に預け、しっかり睡眠時間を確保しましょう。
ひどい夜泣きは病気の可能性もあるかも
あまりに夜泣きが続き、さらに手がつけられないほどのけぞったり暴れたりと夜泣きがひどいようなら、病気の可能性があることも知っておきましょう。
次の見出しで紹介するような症状が夜泣きで見られるようなら、医療機関に相談してみるのもいいかもしれません。
夜驚症
泣いているというよりかは、叫んだり暴れたりする事はありませんか?
暴れたり叫んだりしながら、こちらの声が子どもに全く届いていないような症状が出ているようであれば、それは夜泣きではなく、夜驚症という病気の1つかもしれません。
夜驚症には、こちらの声が届かないほど、ひどく暴れているにもかかわらず、急に落ち着きを取り戻す特徴があります。
夜驚症には薬などはありませんが、1つの病気として理解をしておくことで、パパやママの気持ちが楽になる事はありますよ。
睡眠障害
昼間にたくさん遊んで、体力を消耗しているにもかかわらず、夜中にぐっすり眠れていないような状況が続くのは、睡眠障害かもしれません。
「もしかして、睡眠障害なのかもしれない…」と思ったときには、かかりつけの小児科や保健師さんに相談してみましょう。
できることを試しながら見守りましょう
夜泣きをしない子の方が珍しいとはわかっていても、毎日まとまった睡眠が取れないのは辛いですよね。
どのように泣き止ませたらいいのか、わからない現実に、パパやママの心が疲弊するのも無理ありません。
日中に元気いっぱい遊ばせり、寝る前に、スマートフォンやテレビを見せないなど、できることを少しずつ試しながら、赤ちゃんが朝までぐっすり眠れるように対応していきましょう。
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