下着に貼り付けて使用する母乳パッドが販売されています。毎回取り替える必要があり「別のもので代用できないのかな…?」と感じているママもいるのではないでしょうか。
今回の記事では、母乳パッドの必要性や別のもので代用する方法を紹介しています。また、おすすめの母乳パッドも合わせて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
母乳パッド代用できる方法を把握しておけば、母乳パッドがなくなった時や、災害時にも対応できます。
授乳中のママは、ぜひ最後まで読んでみてください。

母乳パッドは別のもので代用できる?

母乳パッドは別のもので代用できるのか?の回答は「代用できるものもあるが、推奨はできない」になります。
下着に取り付けて、溢れてくる母乳を吸収するのが母乳パットです。母乳を吸収する役割だけを求めるのであれば、別のものでも実際に対応はできます。
ただし母乳パッドは、乳首をやさしく守るために柔らかい素材で作られています。
代用品は、ただ母乳を吸収するだけのもので乳首に与える刺激は強いため、擦れる不快感や痛みを感じることがあるでしょう。
母乳パッドの必要性とは?

そもそもどうして母乳パッドが必要なのかご存知ですか?この見出しでは、母乳パッドの必要性を解説していきます。
母乳パッドの必要性を以下に4つまとめました。それでは早速詳しく解説していきましょう。
- 母乳が漏れて服が汚れるのを防ぐ
- 摩擦を軽減し、痛みやかぶれを防ぐ
- 乳首の清潔を守る
- 乳房が冷えるのを防ぐ
母乳が漏れて服が汚れるのを防ぐ
母乳パッドは母乳が漏れて、服が汚れるのを防ぐ効果があります。
母乳は、出そうと思ったタイミングで出したり、止めたりできるわけではありません。
胸が張ったら勝手に母乳が溢れたり、赤ちゃんの鳴き声に反応して母乳が溢れたりするものです。
下着に母乳パットをつけていなければ、あふれた母乳で下着が濡れてしまい、服まで染み込んでしまいます。
下着に母乳パッドをつけていれば、母乳パッドが溢れた母乳を吸い込んでくれるため、服が汚れる心配がありません。

母乳は意識していなくても、勝手に漏れでてしまうよね…
摩擦を軽減し、痛みやかぶれを防ぐ
母乳パッドを下着につけることで、乳首への摩擦を軽減し、痛みやかぶれを防ぐ効果があります。
母乳を与える乳首は、刺激に敏感になっています。
常に胎児に座れている乳首は、痛みを感じやすくなっています。その状態で、下着と乳首が擦れると、かぶれの原因になってしまうのです。
下着に母乳パッドをつけていれば、摩擦を軽減させられます。下着に擦れることで感じる。痛みやかぶれの原因を軽減させるため、母乳を与えているママは必ず母乳パッドを装着して、乳首をいたわってあげましょう。
乳首の清潔を守る
母乳パッドを下着につけることで、乳首の清潔を守れます。
下着に母乳がついている状態は、蒸れやすく細菌が繁殖しやすい状態になっています。
母乳授乳のために交換するのが基本なので、常に乳首の清潔を守れるのがメリットです。
赤ちゃんはお母さんからもらっている母乳で免疫を受け取っているものの、できる限り細菌には触れさせたくないものです。
母乳パッドを使用して、常に清潔な状態をキープしておきましょう。



母乳パッドは毎回交換して、清潔にしてあげよう!
乳房が冷えるのを防ぐ
母乳パッドを下着につけることで、乳房が冷えるのを防ぎます。
下着に母乳が漏れ出していると、乳房が冷える可能性が高まります。
母乳パットを装着し、授乳のたびに交換すれば、乳房が冷えるのを防ぎます。
小さな赤ちゃんを育てているタイミングで、ママが風邪をひくのは出来る限り避けたいですよね。
母乳パッドの代用品が必要になる4つのシチュエーション


母乳パッドは、推奨されていませんが、代用品を使用することも可能です。ではどんなタイミングで母乳パッドの代用品が必要になるのでしょうか。以下に4つのシチュエーションをまとめました。
それでは早速詳しく解説していきます。
- 母乳パッドを切らしてしまった時
- 母乳パッドのコストを抑えたい時
- 使い捨てがもったいないと感じた時
- 災害が発生した時
母乳パッドを切らしてしまった時
母乳パッドは授乳のたびに交換する必要があるため、思っているより早いスピードで消耗していきます。
「大容量の母乳パッドを購入していたから、まだあると思っていたのに、あっという間になくなってる…」ということがあります。
小さな赤ちゃんを育てていると、なかなか自分に必要なものを買いに行くためにお出かけをするのはハードルが高くなりますよね。
母乳パッドを切らしているにもかかわらず、すぐに買い物に出かけられないときには代用品を使って対応しましょう。
母乳パッドのコストを抑えたい時
推奨されてはいませんが、母乳パッドにかかるコストを抑えたい方は代用品で対応することも可能です。
ただ、代用品を使ったとしても、母乳のたびにこまめに取り替えなければいけないので、コスト的には微々たる数字しか変わらない可能性があります。
使い捨てがもったいないと感じた時
母乳パッドを母乳のたびに交換するのはもったいなく感じますよね。環境への影響を考えると、授乳のたびに母乳パッドを交換することに疑問を感じている方もいるでしょう。
そんな方は、別のアイテムを母乳パッドの代用品として使用することができます。
災害が発生した時
災害が発生したからといって、母乳を止められるわけではありません。しかし、災害時には生きていくために必要なものが支給されるため、母乳パッドが支給されるとは考えにくいです。
その場合、別のもので代用して母乳パッドとして使用することができます。
母乳パッドとして代用できるものをあらかじめ把握しておけば、万が一災害が発生したときにも慌てずに対応できます。
母乳パッドの代用品になる7つのアイテム


母乳パットは、いくつかのアイテムを活用すれば、代用品になることがわかりました。では、どんなアイテムが母乳パッドの代用品になるのでしょうか。
母乳パッドの代用品になるアイテムを以下に7つまとめました。どのように活用すれば良いのか早速解説していきます。
- ガーゼハンカチ
- コットン
- 生理用ナプキン
- おりものシート
- 布ナプキン
- 赤ちゃんのスタイ
- カットしたタオル
ガーゼハンカチ
赤ちゃんの沐浴や顔を拭くときに使用しているガーゼ、ハンカチは母乳パッドの代用品として活用できます。
ガーゼハンカチをそのまま下着と乳房の間に仕込めば、優しい刺激で乳首への摩擦を防げます。
ただ、母乳パッドとは違い、ガーゼハンカチは布です。そのため、母乳を全てキャッチできるわけでは無いことを理解しておきましょう。
溢れた母乳が服へ染み出し、汚れるまでの時間稼ぎをするアイテムに過ぎません。
コットン
化粧水などを染み込ませて使用するコットンを母乳パッドとして代用可能です。コットンは優しい素材で作られていることが多く、母乳パッドと同じように、優しく乳首への刺激から守ってくれます。
しかし、コットンは母乳パッドに比べて吸収率が高いです。そのため、母乳パッドよりも早く漏れ出す可能性があります。
コットンを母乳パッドの代用品として使用する場合は、母乳パッドよりもこまめに交換が必要になるでしょう。
生理用ナプキン
生理用ナプキンは母乳パッドの代用品として使用可能です。生理用ナプキンと母乳パッドは同じような構造で作られています。
生理用ナプキンの後ろのテープの部分が下着としっかりくっつくため、ずれる心配もありません。
ただ、生理用ナプキンは、母乳パッドに比べて大きめになっています。そのため、下着から生理用ナプキンがはみ出してしまう可能性があります。
おりものシート
おりものシートを母乳パッドの代用品として使用することもできます。おりものシートは生理用な武器に比べてコンパクトに作られているため、違和感なく着用できるのがメリットです。
ただ、生理用ナプキンに比べて吸収できる容量は少なくなっているのがデメリットです。
コットンと同じようにこまめに交換が必要になるでしょう。
布ナプキン
母乳パッドの使い捨てやコストが気になる方は、布ナプキンを使用するのもおすすめです。
布ナプキンはしっかり経血を吸収できるように設計されています。同じように母乳をしっかりキャッチしてくれます。
ガーゼハンカチや、コットンなどに比べて下着や服に漏れる心配も軽減できるでしょう。
赤ちゃんのスタイ
赤ちゃん用のスタイもガーゼで作られていることが多いため、母乳パッドの代用品として使用できます。
ただ、赤ちゃん用の体も布であることに変わりは無いため、母乳パッドよりもこまめな交換が必要になります。
また一度、母乳パッドの代用品として使用した赤ちゃん用のスタイを、赤ちゃんに使用するのは避けたほうがいいでしょう。
離乳食用のナイロンでできている赤ちゃん用のスタイは、溢れ出た母乳を吸収できないため使用はできません。
カットしたタオル
カットしたタオルを母乳パッドとして使用することができます。
実際にこの記事を執筆している3児の母である筆者は、溢れ出る母乳が母乳パッドでは吸収しきれないことに悩まされていたため、フェイスタオルをそのまま母乳パッドとして使用していました。
フェイスタオルをそのまま母乳パッドとして使用すると、乳房の周りがパンパンになってしまうため、自宅で過ごすときの対策として使用するのをおすすめします。
ただ、実際に筆者がフェイスタオルを母乳パッドとして使用したからこそわかるデメリットを以下にまとめました。
- タオルの匂いが気になる
- 洗濯前の手洗いが大変
- 服を着たときにタオルが悪目立ちする
筆者は上記のデメリットを理解しつつも、母乳パッドでは溢れ出る、母乳を吸収しきれなかったため、フェイスタオルを使用していました。
しかし、母乳パッドで賄えるのであれば、できるだけフェイスタオルではなく、母乳パッドの使用を推奨したいです。
総合的におすすめの母乳パッド代用品は「生理用ナプキン」
生理用ナプキンは、母乳パッドとほぼ同じ構造で作られています。そのため、代用品として使うには最もハードルが低いアイテムだといえるでしょう。
ただ、生理用ナプキンを使用したとしても、母乳のたびに交換は必ずしなければいけません。
つまり、母乳パッドであっても、生理用ナプキンであっても同じように交換が必要になるためコストはかかります。
コストを抑えるために対応するアイテムとしては不向きです。ただ、災害時や母乳パッドを切らしているときの代用品としては便利に活用できるでしょう。
おすすめの母乳パッド8選


ここではおすすめの母乳パッドを紹介していきます。大容量の商品で、比較的コストも抑えられている商品をまとめました。
それぞれの商品の特徴を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
- ムーニー「母乳パッド 贅沢プレミアム」
- ダッコ「マミーパッド ファインプラス」
- ピジョン「母乳パッド フィットアップ」
- アカチャンホンポ「ずれにくい母乳パッド」
- ピジョン「母乳パッド プレミアムケア」
- チュチュ「母乳パッド シルキーヴェール」
- メデラ「ディスポーザブル ナーシングパッド」
ムーニー「母乳パッド 贅沢プレミアム」
ムーニーの「母乳パッド 贅沢プレミアム」は、ふわふわでシルキーな触り心地なのが特徴です。肌に優しい設計がされています。
通気性が良いため、母乳を吸収しても濡れにくいのが特徴です。そのため、敏感肌のままでもかぶれ知らずで使用できます。ずれ防止のテープが付いているため、下着の中でずれることなく快適に使用できます。
ただこちらの商品は使い捨てタイプです。母乳期間が長くなればなるほど、コストがかさむので注意しましょう。
ダッコ「マミーパッド ファインプラス」
ダッコの「マミーパッド ファインプラス」は吸収力が高いのが特徴です。吸収力が高い母乳パッドなので、母乳の漏れをしっかり防げるのが特徴です。長時間使用していても肌触りが悪くなることなく、快適さが保てるのがメリットです。
一つ一つ包装されているため、持ち運びする際にも便利です。
ピジョン「母乳パッド フィットアップ」
ピジョンの「母乳パッド フィットアップ」は独自の構造で作られています。そのため、胸にしっかりフィットします。さらに下着にもしっかり固定できるよう設計されているため、母乳を吸収して重たくなった母乳パッドが下着の中でずれる心配もありません。
ただ、こちらの商品は包装されていないのがデメリット。母乳パッドを外出先でも使いたいときには、持ち運びに不便さを感じることがあるでしょう。
アカチャンホンポ「ずれにくい母乳パッド」
アカチャンホンポから販売されている「ずれにくい母乳パッド」は、その名の通りずれにくい設計になっているのが特徴です。
吸収力も充分で、母乳の漏れをしっかり防ぎます。外出中に服を汚す心配はありません。
価格を他の商品に比べて比較的リーズナブルに設定されているため、授乳のたびに交換したとしても、コストが気にならないのがポイントです。
ただ、肌触りに関しては、他の商品に比べて不快に感じる方がいるのも事実です。敏感肌の方は長時間使用していると肌が荒れたり、乳首が擦れて痛みを感じることがあるかもしれないので注意しましょう。
ピジョン「母乳パッド プレミアムケア」
ピジョンの「母乳パッド プレミアムケア」は敏感肌のママにおすすめの母乳パッドです。高い吸収力でありながら肌への優しさを考えて設計されています。そのため、母乳をたくさん吸収しても通気性が良いのが特徴です。また、長時間使用していても蒸れにくい設計になっています。
だんだん質の良いコットンが使用されていることで、他の製品と比較すると価格が高めに設定されているのがデメリットです。
母乳パッドにかかるコストを抑えたいなら、長時間交換ができないときには、ピジョンの「母乳、パット プレミアムケア」を使って、こまめに交換できるときには、コストパフォーマンスが良い。母乳パッドを使用するなど使い分けるのがおすすめです。
チュチュ「母乳パッド シルキーヴェール」
チュチュの「母乳パッド シルキーヴェール」は、その名の通り、シルキーな肌触りが特徴です。
敏感肌のままでも、肌荒れしにくいよう優しいコットンで作られています。もちろん吸収力も高いため、長時間母乳パットを変えられなかった場合でも服まで母乳が漏れるのをしっかり防げるのがポイント。
また1枚1枚個包装されているため、母乳パットの清潔は常に守られています。また、外出時の持ち運びにも便利です。
ただ、価格がやや高めであるのがデメリットに感じることがあるでしょう。
メデラ「ディスポーザブル ナーシングパッド」
メデラの「ディスポーザブル ナーシングパッド」は、解剖学的にデザインされている母乳パッドです。そのためどんなままの胸にも自然にフィットするのが特徴です。母乳パッドがなかなか交換できないタイミングってありますよね。メディラの母乳パットなら、長時間使用していても、快適さを保てるのがメリットです。
高い吸収力だけでなく、通気性もしっかり兼ね備えているため、肌が荒れがちなママでも安心して使用できます。
Lansinoh「使い捨て母乳パッド」
Lansinohの「使い捨て母乳パッド」は、超薄型タイプの母乳パッドなので、持ち運びに便利です。またタイトめの服を着用していても、母乳パッドが目立ちにくい設計になっています。
超薄型タイプの母乳パッドですが、高い吸収力があるため長時間交換できない時でも安心です。
一つ一つ丁寧に包装されているため、常に清潔がキープできるのもおすすめポイントの1つです。
総合的におすすめの母乳パッドは「ムーニー 母乳パッド 贅沢プレミアム」
これまで、さまざまな母乳パッドを紹介してきましたが、特におすすめなのがムーニーの母乳パッド 贅沢プレミアムです。
ムーニーの母乳パッド 贅沢プレミアムは、敏感なママの肌を考え抜いて作られた高品質な母乳パッドです。
最大の特長は、シルクのようにやわらかい表面素材を採用しており、授乳期のデリケートなバストにもやさしくフィットします。
さらに、吸収力にも優れ、母乳をしっかりキャッチしても表面はさらっと快適な状態をキープしてくれるのが嬉しいポイント。
ムレにくく、通気性が高いため長時間でも心地よさが続きます。また、ズレにくい立体フィット構造と2本の粘着テープで動いても安心です。
個包装タイプなので、外出先でも清潔に持ち運びが可能です。忙しいママの育児をサポートしてくれる、信頼度の高いアイテムです。
母乳パッドを切らしてしまったら代用品で対応しよう!


母乳パッドの必要性や別のもので代用する方法、また、おすすめの母乳パッドを解説しましたが、いかがでしたか?
母乳パッドは、母乳を吸収して乳首の清潔や摩擦痛みを軽減させるためのアイテムです。
そのため、母乳育児をしているママにとっては、必要不可欠なベビーグッズです。
使い捨てがもったいなく感じたり、コストが気になるかもしれませんが、代用品ではなく、できるだけ母乳パッドの使用が推奨されています。
しかし、小さな子どもを育てていると、なかなか買い物ができないこともありますよね。母乳パッドを切らしてしまった時は、今回の記事で紹介している代用品を活用しましょう。
また、母乳パッドの代用として、活用できるアイテムを把握しておけば、災害時にもあせらず対応できますよ。


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