2歳から3歳頃の子どもを育てているパパやママが気になっているのは「オムツの卒業はいつ頃させるべきなのか?」ということではないでしょうか。
結論、オムツの卒業はいつ頃までにさせなければならないといった決まりはありません。小学生になっても、オムツを着用している子どもはいません。自分のタイミングで少しずつ卒業できるのです。
とはいえ、実際にどれくらいのタイミングでオムツの卒業をさせたらいいのか知りたいパパやママも多いはず。
今回の記事では、トイレトレーニングをスタートさせるタイミングや目安を紹介しています。トイレトレーニングをスムーズに進めるため、あったら便利なアイテムもあわせて解説しています。
これから、トイレトレーニングを始めようと思っているパパやママはぜひ参考にしてみてください。
オムツ卒業はいつごろから始めるべき?
オムツの卒業はいつ頃から始めるべきなのか、多くのパパやママが悩むポイントではないでしょうか。
2歳から3歳ごろのオムツを着用した子どもを連れていると、周りから下記のような声かけをされるパパやママもいるはず。
- 「早くオムツを外してあげないと…!」
- 「うちの子は、すぐにオムツが外れたよ!」
上記のような声かけをされてしまうと「うちはまだオムツが外れてないけど、どうしよう…」と悩んでしまう気持ちもわからなくありません。
しかし、記事の冒頭でも紹介したように、オムツの卒業のタイミングはいつごろと決まっているわけではありません。
スムーズに卒業できる子もいれば、なかなかオムツが外れないと思います。背が高い子もいれば、背が低い子もいるように、オムツのはずし方にも個性があることをパパやママは理解してあげなければいけません。
小学生になってもオムツが外れない子はいません。少しずつ子どものペースでオムツが外れていくのを見守ってあげましょう。
自分のペースで成長できるのが一番だよ!
オムツを卒業させる5つのタイミング
オムツを卒業させるのは、いつごろまでといった決まりは無いにしても、どれくらいの目安でオムツを卒業させたらいいのか、目安やタイミングを知りたいと思っているパパやママが多いのではないでしょうか。
ここではオムツを卒業させるタイミングや目安を紹介していきます。オムツを卒業させるタイミングや目安は、主に下記の5つのポイントです。
- 2歳から3歳を迎えたころから
- 足腰がしっかりするようになったら
- おしっこの間隔が十分開くようになったら
- 言葉が通じるようになったら
- 大人の真似をしたがるようになったら
次の見出しで詳しく解説していきましょう。
2歳から3歳を迎えたころから
「オムツはそろそろ外さないとね!」と周りからの声かけが増える2歳から3歳頃を迎えたタイミングで、オムツ卒業をさせるパパやママが多いのは事実です。
保育園に通っている子どもでも、2歳から3歳を迎えたタイミングで少しずつトイレトレーニングを始めているようです。
保育園がメインでトイレトレーニングを進めてくれるところもあるみたいだよ!
足腰がしっかりするようになったら
前述で2歳から3歳を迎えたタイミングでトイレトレーニングを始めると紹介しましたが、足腰がしっかりするようになったタイミングでトイレトレーニングするパパやママもいるようです。
実際に3児の母である筆者も、足腰がしっかりするようになった生後半年のタイミングでトイレトレーニングをスタートさせていました。
睡眠前と後、食事の前後には必ずトイレに連れて行くようにしたら、少しずつトイレの間隔がつかめるようになり、スムーズにオムツを卒業できました。
トイレトレーニングが早くて良かったと感じる点は、補助便座やおまるに対して恐怖心を持っていなかったことです。
オムツを交換するタイミングで必ず補助便座に座らせていたので、子どもたちにとって補助便座に座ることが当たり前になっていたことが、スムーズにオムツを卒業できたポイントだと思っています。
おしっこの間隔が十分開くようになったら
おしっこの間隔が十分に空いていない状態でトイレトレーニングをスタートさせても、なかなかうまくいきません。なぜなら、タンクの容量が小さいため、パパやママがトイレに連れて行くタイミングをつかめないからです。
おしっこの間隔が1時間半から2時間程度開くようになったら、トイレトレーニングを始めるチャンスです。
2歳から3歳児の子どもであれば、お昼寝の時間が1時間半から2時間程度が一般的といわれています。お昼寝前に手入れをして起きるまでおしっこが出ていないようなら、ストレスが少なく、トイレトレーニングが始められます。
成長すると、少しずつ膀胱の容量が大きくなっていくよ!
言葉が通じるようになったら
2歳から3歳頃になると、少しずつ大人の言葉が理解できるようになってきます。言葉が通じるようになったタイミングでトイレトレーニングをスタートさせるパパやママが多いようです。
補助便座やおまるに座らせるにしても「トイレに行ってみよう!」という言葉を子どもが理解できなければ、恐怖心を与えてしまうだけです。
- 「トイレに行ってみよう!」
- 「寝る前には、必ずトイレに行こう!」
- 「失敗しても、大丈夫だよ!」
上記のような言葉が理解できるようになったタイミングで、トイレトレーニングをスタートしてあげましょう。
大人の真似をしたがるようになったら
小さな子どもって、何でも大人の真似をしたがりませんか?パパのお仕事の真似をしたり、ママのお料理の真似をしたり、大人の行動見て真似をするようになったら、トイレトレーニングをスタートさせるベストなタイミングです。
「パパや、ママのトイレに行っているから、〇〇君もトイレに行ってみよう!」とトイレに行くことも大人の真似っことして、楽しくトライさせられます。
小さな子どもは、大人の真似っこが本当に上手だよ!
トイレトレーニング(トイトレ)を進める5つの手順
「おしっこの間隔が十分に開くようになったし、言葉も理解できているようだから、トイレトレーニングを始めてみよう!」と思っても、実際にどのような手順でトイレトレーニングを進めたらいいのかわからないパパやママも多いはず。
トイレトレーニングは正しい手順で進めなければ、パパやママだけでなく、子どもにも負担をかけてしまいます。
ここでは、トイレトレーニングを進めるための正しい手順を解説していきましょう。
トイレットトレーニングは、以下の5つの手順で進める必要があります。
- トイレがどういった場所なのかを教える
- トイレに慣れさせる
- 時間を決めてトイレに連れていくようにする
- ご褒美シールを用意する
- 子どもがトイレという時は必ず連れていく
次の見出しで詳しく解説していきましょう。
トイレがどういった場所なのかを教える
大人でも初めての場所に行くのって緊張してしまいませんか?子どもも同じです。大人にとってトイレは当たり前の場所になっていても、いきなり初めての場所に連れて行かれて、どういった場所なのかわからず、恐怖心を感じるのも当然です。
まずはトイレがどういった場所なのかを子どもに教えてあげる必要があります。実際にトイレに連れて行って「これからはここでおしっこやうんちをするんだよ!」と伝えてもいいですが、絵本を使用して伝えるのも効果的です。
カラフルな絵本が、トイレに対する恐怖心を取り除いてくれます。また、大好きな絵本があれば「絵本に出てくる大好きなキャラクターや動物たちも、トイレでおしっこやウンチをしている!」と思えたらトイレに座ることが楽しみの1つになります。
初めての場所で、緊張したり恐怖を感じたりするのは、当たり前のことだよね!
トイレに慣れさせる
実際にトイレがどういった場所なのか子どもが理解できたら、少しずつトイレに慣れさせていきましょう。
補助便座に座ることに抵抗を感じているようなら、おまるからスタートしてみるのもおすすめです。
ただ、トイレを理解しても実際に座るとなるとおしりが浮いている感じに恐怖を感じる子もいます。
無理矢理座らせても、トイレがストレスになってしまうだけなので、注意をしましょう。
時間を決めてトイレに連れていくようにする
補助便座やおまるに座れるようになったら、時間を決めてトイレに連れて行きましょう。
睡眠の前後や食事の前後では、必ず連れて行くようにしましょう。
1時間30分から2時間の間隔でトイレに連れていけるよう、アラームをかけておくのがおすすめです。
オムツを交換するタイミングで、オムツが汚れていないか必ずチェックしてあげてくださいね。
どれくらいの間隔でおしっこが出ているか把握してあげよう!
ご褒美シールを用意する
トイレトレーニングをスムーズに進めるのであれば、子どものトイトレに対するモチベーションを保つ必要があります。
どうやって、モチベーションを保つかがパパとママの腕の見せ所ですが、一番おすすめの方法は、ご褒美シールを使うことです。
おしっこやうんちができたら、シールを1枚貼るルールにしているご家庭が多いです。「シールが○枚たまったら、ご褒美!」と特別感を与えてもいいかもしれません。
自分の成功が目で見てわかるのでモチベーションをキープしやすいですよ。
子どもがトイレという時は必ず連れていく
オムツが濡れる感覚が気持ち悪いと思えるようななると「トイレに行きたい!」という回数が増えることがあります。
「さっき行ったから、きっと出ないけどなー…」と思っても、必ず連れて行ってあげましょう。
もしかしたら、トイレに連れて行けばでるかもしれないからです。
はじめのうちは、おしっこやうんちが出そうな感覚を覚えられません。失敗を繰り返しながら、少しずつ尿意や便意を覚えていきます。
トイレトレーニングが初めからうまくいく子どもは1人もいないよ!
トイレトレーニング(トイトレ)にあったら便利な9つのアイテム
この見出しでは、トイレトレーニングに必要なアイテムを紹介していきます。
これから紹介するアイテムをうまく活用することで、トイレトレーニングをスムーズに進められます。
トイレトレーニングに必要なアイテムを、下記にまとめてみました。トイレトレーニングにあったら便利なアイテムは、下記の9点です。
おすすめのアイテムも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
- 補助便座
- おまる
- 絵本
- トレーニングパンツ
- パンツ
- ご褒美シール
- 夜用オムツ
- 防水シーツ
- 防水ズボン
補助便座
補助便座はトイレトレーニングを進めていくにあたって、必ず必要なアイテムです。
トイレは大人のお尻のサイズに合わせて作られているため、小さな子どものお尻では、落ちそうになってしまいます。
「トイレに座ったら落ちてしまい、そう…!」と子どもが感じると、座ることに対して恐怖心を味わう可能性があります。
補助便座を使用すると、トイレの穴が子どものお尻のサイズになるので、安定感が増すのでおすすめです。
緊張した状態では、トイレも失敗しやすくなるので、安心感のある補助便座を使用してあげましょう。
おまる
いきなり補助便座に座ることに対して恐怖心を抱く子どももいます。その場合はおまるを使用してあげるのもおすすめです。
おまるはリビングにも置くことができるので、トイレに行くことがストレスに感じてしまう子どもでも気軽にトイレトレーニングに挑戦できます。
ただ、おまるは補助便座と違い、トイレにそのまま流すことができません。
リビングでトイレトレーニングを進められるのはメリットでもありますが、毎回おまるの手入れをしなければならないのは、パパやママにとって負担がかかることもあります。
絵本
トイレがどういった場所なのか言葉で伝えることもできますが、絵本を活用するのがおすすめです。
最近では、トイレトレーニングをスムーズに進めるために、たくさんの絵本が販売されています。
カラフルな色が使われている絵本を使って、トイレがどういった場所なのか教えることで「トイレは怖い場所じゃないんだ!」と子ども自身が感じられます。
また、絵本を活用することで、子どもの「トイレに行きたい!」という気持ちを促すことも可能です。
トレーニングパンツ
トイレトレーニングが進むと、少しずつオムツからパンツに移行していかなければなりません。しかし、いきなりパンツに移行すると、万が一失敗したときに被害が大きくなってしまうデメリットがあります。
そんな時におすすめなのがトレーニングパンツを活用することです。トレーニングパンツはオムツとパンツの間のようなアイテムです。
オムツほどおしっこをしっかりキャッチすることはできませんが、パンツよりもおしっこを吸収することができるので、被害を最小限に抑えることができます。
パンツを履かせている時と同じように、パンツが濡れた気持ち悪い感覚は、子ども自身に味わせることができるのが特徴です。
子どもが大好きなキャラクターのパンツを購入してあげることで、モチベーションをキープできますよ。
パンツ
子どもが大好きなキャラクターがモチーフになっているパンツも必ず購入してあげましょう。
トレーニングパンツだと、おしっこに失敗したときにも被害が最小限に抑えられるかもしれません。しかし、被害を最小限に抑えるためにトレーニングパンツは、布が何層も重なって作られています。
布が何層にも重なっているため、赤ちゃんのお尻が蒸れるだけでなく、乾きにくいデメリットがあります。
トイレの失敗が少なくなってきたら、トレーニングパンツから普通のパンツに移行していきましょう。
ご褒美シール
トイレトレーニングをスムーズに進めるためには、子どものモチベーションをキープする必要があります。前述で紹介したように、子どものモチベーションをキープするためには、ご褒美シールを活用するのがおすすめです。
トイレの中にシートを貼って、おしっこやうんちができたらシールを貼るシステムが1番手軽で、子どもの自信にもつながります。
夜用オムツ
日中にトイレの失敗が少なくなってきたら、少しずつ夜のオムツも卒業していかなければなりません。
しかし、いきなりパンツで夜眠らせるのは、パパやママも不安ですよね。そんな時におすすめなのが夜用のオムツを活用することです。
夜用のオムツは、通常のオムツと同じように、しっかり吸収力があるだけでなく、子どもに濡れた感覚を味わせることができるオムツです。
成長するとともにおしっこの量が増えてきますが、2歳から3歳ごろの子どものおしっこの量であればしっかりと吸収できます。
防水シーツ
夜用のオムツでも、失敗の回数が少なくなってきたら、夜のオムツも少しずつ卒業していかなければなりません。
ただ子どもですから、オムツが外れても失敗をすることがあります。ベッドやお布団に被害が及ぶと、パパやママのストレスも溜まってしまうのは当然です。
そんな時におすすめなのが防水シーツを活用することです。お布団やマットレスの上に防水シーツを引いておけば、おしっこをしっかり吸収してくれます。
防水シーツがおしっこをしっかり吸収してくれるため、お布団やマットレスに被害が及ぶ事はありません。
万が一、失敗した時にも、防水シーツのみを選択すれば良いので、パパやママの負担もかなり軽減できます。
防水ズボン
防水シーツでもしっかりおしっこは吸収することができます。ただし、子どもは寝ている間にたくさん寝返りをするものです。
場合によっては、防水シーツがかかっていない場所で失敗する可能性がないとはいえません。
そんな時におすすめなのが、防水ズボンを着用させることです。防水ズボンは、防水シーツの素材がそのままズボンになっているアイテムです。
寝ているところが、全て防水シートで守られていることになるため、子どもが繰り返し寝返りをしても、マットレスやお布団が汚れる心配がなくなります。
トイレトレーニング(トイトレ)中にやってはいけない4つのNG行動
トイレトレーニング中のパパとママの言動が、子どもの自身を喪失可能性があるのも事実です。最後にトイレトレーニング中のパパやママのNG行動を解説していきます。
トイレトレーニング中のNG行動は、下記の4つです。
- 子どもとお友達を比べる
- 失敗したことを叱る
- 脅すような声かけをする
- 子どもの言葉を信じない
それでは、詳しく解説していきましょう。
子どもとお友達を比べる
トイレトレーニングを進めている時に、お友達と比べるのはNGです。トイレトレーニングがうまくいかず、さらに周りの子がどんどんオムツの卒業ができていたらパパやママの気持ちが焦るかもしれません。
パパやママの気持ちが焦ることで「○○くんは、もう」などと子どもに言いたくなることもあるでしょう。
しかし、周りの子どもと比べるような声かけをするのはNGです。
- 「僕は〇〇くんよりダメな子なのかな…」
- 「パパやママは〇〇くんの方が好きなのかな?」
子どもは上記のような気持ちになってしまいます。
誰かと比べると、子どもが自信をなくしてしまうよ…
失敗したことを叱る
トイレトレーニングがうまく進まないと、イライラしてしまいますよね。しかし、失敗したことを叱るのはNGです。
おしっこやうんちがトイレで出来ることは、大人にとっては当たり前かもしれませんが、トイレトレーニングをはじめたばかりの子どもにとってははじめてのことです。
はじめてのことが、いきなりうまく出来ることはありません。
失敗したことを叱られると、子どもは自信をなくしてしまいます。
- 「次はトイレでできたらいいね!」
- 「失敗しても大丈夫なんだよ!」
上記のように、明るい声かけを意識しましょう。
脅すような声かけをする
子どもに悪さをさせないために、脅すような声かけをしたことがあるパパやママもいるのではないでしょうか?
- 「おしっこがトイレでできないなら、ママ嫌いになるよ!」
- 「うんちがトイレでできないと、鬼が迎えにくるよ!」
上記のような声かけをして、子どもに恐怖を与えるのはNGです。
嘘をついて子どもを脅すと、信頼関係が築けなくなっちゃうよ…
子どもの言葉を信じない
トイレトレーニングが進むと、子どもが「トイレに行きたい!」という回数が増えてくるでしょう。
「トイレに行きたい!」という回数があまりに多いと「きっともう出ないよ!」と思う気持ちもわからなくはありません。
しかし、子どもの言葉を信じないのはNGです。子どもが「トイレに行きたい!」といったときには、必ず連れて行くようにしましょう。
「きっと、大丈夫だよ!」とパパやママが言ったときに、子どもがトイレを失敗してしまったらどうでしょう…。
- 「トイレって言ったのに、パパやママに信じてもらえなかった…」
- 「パパとママのせいで恥ずかしい思いをしてしまった…」
上記のような気持ちを味わう可能性があります。
パパとママ、そして子どもとの信頼関係を築くためにも、子どもの言葉はいつも信じてあげなければなりません。
オムツの卒業はいつまでなんて決まりはない!
今回の記事では、オムツの卒業はいつ頃までにさせるべきなのか、またオムツの卒業に必要なアイテムやトイレトレーニングを進める手順を紹介していきました。
子どもが成長していくにつれ、周りからたくさんの声をかけられることがあるでしょう。しかし、子どもの成長を周りの言葉に左右される必要はありません。
記事の中で何度も紹介したように、オムツの卒業はいつ頃までなんて決まりはどこにもないのです。
「まだオムツを履いていたい!」と思っている子どもに対して、無理矢理オムツを卒業させる事は、パパやママだけでなく、子どもにとってもストレスです。
少しずつ子どもは成長していきます。周りの言葉に焦る気持ちもわからなくありませんが、まずは目の前にいる子どものことを1番に考えてあげましょう。
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