- 「赤ちゃんには保湿剤を塗ったほうがいいの?」
- 「どんな保湿剤を塗ってあげたらいいんだろう?」
上記のように疑問を抱えているママも多いのではないでしょうか?
今回の記事では、赤ちゃんのお肌におすすめの保湿剤を紹介しています。また、赤ちゃんのお肌に保湿剤が重要とされている理由や、保湿剤を塗布するタイミングも解説しています。
赤ちゃんのお肌は、大人の皮膚よりも薄く乾燥しやすいため、肌トラブルを引き起こしやすいです。
赤ちゃんのお肌トラブルを未然に防ぎたい方、お肌トラブルに悩んでいるママは、ぜひ参考にしてみてください。

赤ちゃんにおすすめの保湿剤6選
赤ちゃんのお肌におすすめの保湿剤をいくつかピックアップしてみました。おすすめポイントをわかりやすく紹介しているので、どの保湿剤を使用したらいいか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- アロベビー ミルクローション
- メルトクラック ベビークリーム 200g
- まも肌 ベビーミルキークリーム
- 赤ちゃんのちから しっとり保湿ミルク 200ml
- アトピタ 保湿しっとりクリーム
- ピジョン ベビーミルクローション うるおいプラス
アロベビー ミルクローション
100%天然由来成分で安心して使用できるのが、アロベビー ミルクローションです。合成香料・着色料・アルコールなど、8つの刺激成分は一切含まれていないのが魅力のポイント。
肌の水分をしっかりと保持できるように、ホホバ種子油、シア脂、オリーブ油、ヒマワリ種子油などの天然オイルを配合されています。
フランスのオーガニック認証機関「エコサート(ECOCERT)」の認証を取得しており、製品の95%以上が天然原料で、そのうち植物原料の95%以上がオーガニック原料であることが求められています。環境にも配慮した製品です。
まも肌 ベビーミルキークリーム
まも肌 ベビーミルキークリームは、無添加・低刺激で、保湿成分のみを厳選配合してつくられているアイテムです。
伸びがよくべたつきが少ない商品なのが特徴です。敏感肌の赤ちゃんにも使えるゼロ添加処方で、身体だけでなくお顔にも使用できます。身体と顔で保湿剤を使いわける必要がないのは嬉しいポイント!
サラっとしていて、べたつきがすくないですが、しっかり保湿効果が長持ちします。
赤ちゃんのちから しっとり保湿ミルク 200ml
医薬部外品で、ヘパリン類似物質とグリチルリチン酸ジカリウムを配合しています。しっかり保湿をしたいママにおすすめの商品です。
高い保湿力と抗炎症作用で、赤ちゃんの肌をしっとり滑らかに保ちます。新生児から使用可能で、家族全員で使用できます。
アトピタ 保湿しっとりクリーム
デリケートな赤ちゃんの肌を乾燥やかゆみから守るだけでなく、日差しからも保護できるのがアトピタ 保湿しっとりクリームです。
しっとりとした使用感で保湿力が高く長時間持続するので、短時間の間に何度も塗り直しの必要がないのが嬉しいポイント!
紫外線吸収剤不使用ですが、赤ちゃんの身体だけでなくお顔にも使用可能です。
ピジョン ベビーミルクローション うるおいプラス
セラミド配合で、無香料・無着色・弱酸性の商品です。デリケートな赤ちゃんのお肌にも安心して使用できます。
こちらの商品は伸びが良く、さらっとした使用感ですが、保湿感は長く持続するのがおすすめポイント!
赤ちゃんのお肌をしっかり保湿し、乾燥する季節でもお肌の潤いを守れます。
総合的におすすめなのは「アロベビー ミルクローション」
ここまで6種類の保湿剤を紹介しました。「結局どの商品がいいんだろう…?」と迷っているママもいるのでは?
3児の母である筆者が総合的におすすめしているのは「アロベビー ミルクローション」です。アロベビー ミルクローション」は、敏感肌の赤ちゃんにも安心して使用できる商品です。
もちろん、赤ちゃんだけでなくパパやママ家族みんなで使用できるのが嬉しいポイント!
肌荒れを防ぐため、カニナバラ果実エキスやローズマリー葉エキスなど8種の植物エキス配合されています。肌のバリア機能をサポートし、肌荒れを防ぐことができますよ!
片手で簡単に使えるポンプ式ボトルを採用しており、赤ちゃんを抱っこしながらでも使いやすい設計です。また、150mlの通常サイズと380mlのビッグボトルがあり、使用頻度に応じて選べます。
赤ちゃんに保湿剤が必要な5つの理由
赤ちゃんのお肌には、保湿剤の塗布が重要といわれています。では、なぜ保湿剤の塗布が重要とされているのでしょうか?
赤ちゃんのお肌に保湿剤が必要な理由を、以下の5つまとめました。それでは早速解説していきましょう。
- 皮膚が薄くてバリア機能が未熟だから
- 水分保持力が低いから
- アトピーや湿疹予防をするため
- 紫外線ダメージを受けやすいから
- よだれや食べこぼしによる肌荒れ防止のため
皮膚が薄くてバリア機能が未熟だから
赤ちゃんの皮膚は大人に比べて非常に薄く、バリア機能が未熟です。赤ちゃんの皮膚の角質層の厚みは大人の約半分程度しかなく、外部からの刺激や異物が侵入しやすい状態です。
そのため、ホコリや細菌、アレルゲンなどの影響を受けやすく、肌荒れや炎症を起こしやすくなります。
さらに、皮脂の分泌量も少ないため、肌を守る天然の保護膜が十分に形成されていません。
このため、保湿剤を使用して肌にうるおいを与え、外部刺激から守ることが重要です。
適切な保湿ケアを行うことで、皮膚のバリア機能を補い、健康な肌を保つことができます。

赤ちゃんの皮膚の角質層の厚みは大人の約半分しかないなんて知らなかった!
水分保持力が低いから
赤ちゃんの肌は水分を保持する力が弱く、乾燥しやすい特徴があります。
大人の皮膚と比べると、水分の蒸発が早く、特に冬場やエアコンの効いた室内では乾燥しやすいです。
肌が乾燥すると、かゆみを伴ったりひび割れが生じたりして、さらに刺激を受けやすくなります。
こうした乾燥を防ぐためには、日常的に保湿剤を使用することが大切です。
入浴後やおむつ替えの際にこまめに保湿を行うことで、肌の水分を保持し、乾燥による肌トラブルを予防できます。
特に保湿成分が豊富なクリームやローションを使うと、赤ちゃんの肌をしっとりと保つことができます。
アトピーや湿疹予防をするため
赤ちゃんの肌はバリア機能が未熟であるため、アトピー性皮膚炎や湿疹を発症しやすいです。
保湿剤を毎日使用することで、アトピー性皮膚炎の発症リスクを低減できるといわれています。
乾燥した肌は外部刺激に弱く、アレルゲンが皮膚を通じて侵入しやすくなるため、これがアトピー性皮膚炎の原因になることがあります。
適切な保湿を続けることで、肌のバリア機能を補強し、アレルゲンや細菌の侵入を防ぐことが可能です。
特にアトピーの家族歴がある場合は、早期からの保湿ケアが推奨されます。



保湿剤を毎日使用すれば、アトピー性皮膚炎のリスクを軽減できるんだね!
紫外線ダメージを受けやすいから
赤ちゃんの肌は大人に比べてメラニンの生成が少なく、紫外線の影響を受けやすい特徴があります。
メラニンは紫外線から肌を守る役割を果たしますが、赤ちゃんはこの防御機能が未発達なため、少しの日差しでも肌にダメージを受けやすくなります。
紫外線による乾燥や炎症を防ぐためには、保湿剤を使用することが重要です。
特に、UVカット効果のある保湿剤を選ぶことで、紫外線対策と保湿の両方を同時に行うことができます。
また、保湿により肌のバリア機能が強化されることで、紫外線による刺激に対する耐性も高まります。
よだれや食べこぼしによる肌荒れ防止のため
赤ちゃんはよだれや食べこぼしが多く、特に口の周りや首元の肌が荒れやすいです。よだれや食べこぼしに含まれる酵素や酸が肌に刺激を与え、赤みやかぶれを引き起こすことがあります。
さらに、湿った状態が続くと、雑菌が繁殖しやすくなり、炎症や湿疹が悪化する原因になります。
肌を清潔に保つことはもちろん、保湿剤を使って皮膚を保護することで、よだれや食べ物によるダメージを抑えることが可能です。
特にワセリンなどの保護効果が高い保湿剤を使うと、肌に膜を作り、外部の刺激から守ることができます。



食べこぼしや飲みこぼしでも肌荒れを引き起こしてしまうよ…
赤ちゃんに保湿剤を塗る5つのタイミング
「赤ちゃんのお肌に保湿剤が重要なことは理解できたけれど、どのタイミングで塗ってあげればいいんだろう…?」と迷っているママもいるのではないでしょうか?
赤ちゃんのお肌に保湿剤を塗るタイミングを、以下に5つまとめました。それでは早速解説していきましょう。
- お風呂上がり直後
- 朝起きたとき
- おむつを替えたとき
- 乾燥が目立つとき
- よだれやミルク汚れを拭いた後
お風呂上がり直後
お風呂上がりは、赤ちゃんの肌が特に乾燥しやすいタイミングです。
入浴中は肌が一時的に水分を含みますが、お風呂から出ると急速に蒸発し、そのまま放置すると肌の水分が奪われて乾燥してしまいます。
特に赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄く、皮脂の分泌も少ないため、乾燥によるかさつきや湿疹が発生しやすいです。
そのため入浴後はできるだけ早く、理想的には5分以内に保湿剤を塗ることが推奨されます。
保湿剤を塗ることで、肌に水分を閉じ込め、バリア機能をサポートできます。
ローションやミルクで水分を補った後、クリームやワセリンでしっかり保護する方法も効果的です。



風邪をひいたらいけないから、すばやく保湿してあげてね!
朝起きたとき
夜の間に汗をかいたり、寝具との摩擦で肌が乾燥したりするため、朝起きたときも保湿が重要です。
特に冬場やエアコンを使用している環境では、就寝中に空気が乾燥し、赤ちゃんの肌の水分が失われやすくなります。
また、寝ている間に顔をこすったり、布団と接触して刺激を受けたりすることもあります。
朝の保湿ケアを行うことで、一日のスタートをうるおいのある状態で迎えられ、乾燥や肌荒れを防くことが可能です。
特に顔や手足など、乾燥しやすい部分を中心に保湿すると効果的です。忙しい朝でも、ローションやミルクタイプの保湿剤なら手軽に塗ることができるのでおすすめです。
おむつを替えたとき
おむつ替えの際に保湿を行うことで、おむつかぶれや肌荒れを予防できます。
おむつの中は高温多湿になりやすく、汗や尿による刺激で肌が荒れやすくなり、おしりを拭くときの摩擦で皮膚のバリア機能が低下し、かぶれや赤みが出やすくなります。
おむつ替えのたびに保湿剤を塗ることで、肌を保護し、刺激から守ることが可能です。
おしり専用のクリームやワセリンを使うと、肌のバリア機能を強化し、湿疹や炎症を防ぐのに役立ちます。
おむつかぶれがひどい場合は、低刺激の保湿剤を選び、肌を優しくケアすることが大切です。



うんちの回数が多くなると、おむつかぶれを引き起こしやすくなるよ…
乾燥が目立つとき
赤ちゃんの肌は季節や環境の影響を受けやすく、特に冬場やエアコンを使用する時期は乾燥が進みやすくなります。
頬や手足がカサカサしてきたと感じたら、こまめに保湿剤を塗ることで肌の水分を補給し、乾燥を防ぐことができます。
乾燥がひどくなると、肌のかゆみや赤みが出てしまい、赤ちゃんが無意識に掻いてしまうこともあります。
掻くことで肌が傷つき、さらに炎症を悪化させることがあるため、早めの保湿ケアが大切です。
外出時や気温の変化が激しい日には、携帯用の保湿クリームを持ち歩き、必要に応じて塗るのも効果的です。
よだれやミルク汚れを拭いた後
赤ちゃんはよだれやミルクを頻繁にこぼすため、口の周りや首元が荒れやすくなります。よだれやミルクには酵素や酸が含まれており、肌に長時間ついたままだと赤みやかぶれの原因になります。
特に口の周りや首のしわの部分は湿気がこもりやすく、炎症を起こしやすいので注意が必要です。
よだれやミルクを拭いた後は、保湿剤を塗って肌を保護し、荒れを防ぐようにしましょう。
ワセリンなどの保護効果の高い保湿剤を使うと、皮膚の表面に膜を作り、よだれや食べこぼしの刺激から肌を守るのに役立ちます。
頻繁に拭くことで摩擦によるダメージもあるため、やさしく押さえるように拭き、すぐに保湿することがポイントです。



離乳食がはじまると、口のまわりが荒れやすくなるよね…
赤ちゃんに保湿剤を塗る際の6つの注意点
赤ちゃんのお肌には保湿剤を塗る必要がありますが、その効果を最大限に発揮するためには、いくつかの注意点を抑えておく必要があります。
赤ちゃんのお肌に保湿剤を塗る際の注意点を以下に6つまとめました。それぞれ早速解説していきましょう。
- 手を清潔にしてから塗る
- こすらず押さえるようにして塗る
- こまめに保湿剤の量を調整する
- 顔と体で使い分けて塗る
- 赤みや湿疹がひどい場合は使用を中止する
- 新しい保湿剤はパッチテストをする
手を清潔にしてから塗る
赤ちゃんに保湿剤を塗る前に、必ず手を清潔にすることが重要です。
大人の手には目に見えない汚れや細菌が付着していることが多く、不衛生な状態で赤ちゃんの肌に触れると、肌トラブルの原因になることがあります。
赤ちゃんの肌はバリア機能が未熟で、雑菌が侵入しやすいため、手をしっかり洗ってから保湿ケアを行うことが大切です。
石けんで丁寧に手を洗い、清潔なタオルで拭いた後、保湿剤を塗るようにしましょう。
また、爪が長いと肌を傷つけてしまうことがあるので、爪を短く整えておくこともポイントです。



小さな赤ちゃんに触れる手は、常に清潔にしておきたいね!
こすらず押さえるようにして塗る
赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、保湿剤を塗るときはこすらず、やさしく押さえるようになじませるのがポイントです。
ゴシゴシと強くこすると、摩擦によって肌に負担をかけたり、赤みや炎症を悪化させたりする可能性があります。
保湿剤を手に取ったら、まず手のひらで温めてから、赤ちゃんの肌にそっと置くように広げることが可能です。
軽く押さえながら伸ばすことで、摩擦を最小限に抑えつつ、しっかりと肌に浸透させることができます。
頬やひじ・ひざ・おしりなど特に乾燥しやすい部分は、念入りにケアすることが大切です。
こまめに保湿剤の量を調整する
赤ちゃんの肌の状態や季節に応じて、保湿剤の量をこまめに調整することが重要です。
乾燥がひどい冬場は、通常よりもたっぷりと保湿剤を塗ることで肌のうるおいを保ちやすくなります。
一方で、夏場や湿度が高い環境では、過剰に塗ると汗と混ざって肌トラブルを引き起こすことがあるため、適量を心がけることが大切です。
また、部位によっても適切な量が異なり、顔は薄くのばし、ひじやひざなどの乾燥しやすい部分は少し多めに塗ると良いでしょう。



肌の様子を見ながら調整し、必要に応じて追加で塗るのがポイント!
顔と体で使い分けて塗る
赤ちゃんの顔の皮膚は特にデリケートなので、体と同じ保湿剤を使う場合は低刺激のものを選ぶか、顔専用の保湿剤を使うのが望ましいです。
一般的に、顔には軽めのローションやミルクタイプの保湿剤が向いており、体にはしっとりとしたクリームやワセリンを使用すると効果的です。
顔に体用の濃厚なクリームを塗ると、毛穴をふさいで湿疹の原因になることもあるため、テクスチャーや成分を確認しながら使い分けて使用しましょう。
また、目や口の周りなどの敏感な部分には、できるだけ薄く優しく塗るのがポイントです。



顔に塗る保湿剤は、より低刺激なアイテムをチョイスしてあげよう!
赤みや湿疹がひどい場合は使用を中止する
赤ちゃんの肌に赤みや湿疹がひどく見られる場合は、保湿剤の使用を一時的に中止し、皮膚科を受診することをおすすめします。
保湿剤が肌に合わない可能性があるほか、湿疹や炎症が悪化している場合は、医師の指導のもとで適切な治療を受けることが重要です。
保湿剤を塗った直後に赤みが増したり、かゆみがひどくなったりした場合は、アレルギー反応の可能性もあるため、すぐに使用をやめて様子を見ましょう。
また、炎症がひどい部分には医師が処方する保湿剤や薬を使用することが望ましいです。
新しい保湿剤はパッチテストをする
赤ちゃんの肌は敏感なので、新しい保湿剤を使う前にパッチテストを行うことが大切です。
パッチテストとは、少量の保湿剤を赤ちゃんの腕や太ももの内側などの目立たない部分に塗り、24時間ほど様子を見る方法です。
もし赤みやかゆみ、湿疹などの異常が見られなければ、全身に使用しても問題ないと判断できます。
無添加や低刺激と表示されている商品でも、赤ちゃんの肌に合うかどうかは個人差があるため、必ず事前にテストするのが安全です。
また、初めて使う際は一度に広範囲に塗らず、少しずつ様子を見ながら塗るのが良いでしょう。



保湿剤だけでなく、赤ちゃんの肌に初めて触れるものはパッチテストが必須だよ!
おすすめの保湿剤で赤ちゃんの柔らかいお肌を守ろう!
今回の記事では、赤ちゃんのお肌におすすめの保湿剤、赤ちゃんのお肌に保湿剤が重要とされている理由や、保湿剤を塗布するタイミングも解説しましたがいかがでしたか?
赤ちゃんの肌はとてもデリケートで、適切な保湿ケアを行うことで乾燥や肌トラブルを防ぐことができます。
毎日のスキンケアを習慣にし、赤ちゃんの肌の状態をこまめにチェックしながら、その時々に合った保湿剤を選ぶことが大切です。
今回の記事が、赤ちゃんのお肌を守るための参考になれば幸いです。ぜひ、日々のケアに取り入れてみてくださいね。
また、別の記事でもおすすめの保湿剤を詳しく解説しています。ぜひそちらも参考にしてみてください。




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