「新生児の寝かしつけは大変…」とほとんどのママが嘆いています。しかし、眠ることが仕事であるはずの新生児がなかなか眠れないのはどうしてなのでしょうか?
新生児のお世話をすることで、寝不足になる事は覚悟していても、実際に大変な日々に直面することで、辛く感じているパパやママも多いはず。
今回の記事では、新生児がなかなか寝ない理由について紹介しています。寝かしつけのポイントや、眠れない新生児との生活が辛くなったときの対処法も併せて解説しています。
なかなか寝ない新生児との生活が辛い…
「新生児はなかなか眠らない…」と理解していたつもりでも、実際に眠らない新生児との生活は辛くなってくるものです。
寝不足が重なると、精神的にも体力的にも不安定になってしまいます。しかし、新生児のお世話をやめる事はできません。
毎日同じことの繰り返しである新生児のお世話や新生児との生活が辛く感じるパパやママは少なくありません。
なかなか寝ない赤ちゃんとの生活が辛くなってきたかも…
「新生児との生活が楽しいと思えないママなんて最低…」と自分を責めたくなることもあるでしょう。しかし、初めての育児で全てがうまくいくことなんてないのです。
赤ちゃんだって、初めてこの世に生まれてきて、何もかも初めての状態でうまくいくはずなんてありません。
いろいろな方法を試行錯誤しながら、パパとママと赤ちゃんのベストな方法を探っていくようにしましょう。
新生児がなかなか寝ない6つの理由
眠ることが仕事であるはずの新生児。それなのに、なかなか眠らなくてパパやママを困らせてしまう赤ちゃんは実は多く存在します。
ではなぜ新生児はなかなか眠ることができないのでしょうか?新生児が眠れない理由は主に6つの理由が挙げられます。
下記に赤ちゃんが眠れない理由をまとめてみました。
- 眠ることがまだ得意ではないから
- 音や光に敏感だから
- 昼と夜の区別がまだできていないから
- 母乳が足りていないから
- 不快なことがあるから
- 体調が悪いから
次の見出しで詳しく解説していきましょう。
理由1:眠ることがまだ得意ではないから
生まれたばかりの新生児は、まだ眠ることが得意ではありません。なぜなら、これまで10ヵ月間ママのお腹の中で過ごしてきているからです。
大人にとって睡眠が当たり前になっているからこそ「どうして眠れないんだろう…」と感じるかもしれませんが、大人だって初めてのことが1回でうまくいく事はありませんよね。
睡眠だけでなく、授乳や排便なども赤ちゃんにとって全てが初めてのことです。一つ一つ繰り返し行うことで上手になっていきます。
少しずつ成長するから、見守っていてね!
理由2:音や光に敏感だから
赤ちゃんは視力が発達していません。そのため、音や光で周りの状況を判断しています。小さな音やぼんやりとした光でも赤ちゃんにとっては強い刺激となってしまいます。
日中だと大きな音が外から聞こえたり、電気の光が目に入るだけでも眠れなくなってしまいます。
理由3:昼と夜の区別がまだできていないから
生まれたばかりの赤ちゃんは昼と夜の区別がまだできていません。そのため、眠たいと思っていても、スムーズに睡眠を取ることができないのです。
生活リズムを少しずつ整えていくことで、昼と夜の区別ができるようになってきます。昼と夜の区別ができるようになってくると、赤ちゃんの生活リズムをママが把握しやすくなるので、眠たいタイミングで寝かしつけができるようになります。
眠たいのに眠れないと、グズっちゃうんだ~…
理由4:母乳が足りていないから
なかなか眠れないようであれば、母乳が足りていない可能性も考えられます。生まれてすぐから母乳が軌道に乗っているママはほとんどいません。「絶対に母乳だけで育児をしたい!」と思うあまり、母乳の後にミルクを足さずに生活をしていることもあるでしょう。
しっかりと母乳が飲めていないと、お腹がすいた状態が続き、しっかりと睡眠を取ることができません。
理由5:不快なことがあるから
湿度が高かったり、乾燥しているお部屋での睡眠は快適に取ることができません。また、お部屋の温度が高すぎても低すぎても快適な環境ではありません。
大人でも、室温によって寝苦しいと感じることがありますよね。それは赤ちゃんも同じです。不快なことがあるとぐっすり眠れないのも当然です。
不快なことがあると、入眠できなくなっちゃうよ~…
理由6:体調が悪いから
体調が悪いとぐっすり眠って体力を回復させるイメージを持っているパパやママが多いかもしれませんが、普段しっかり眠ってくれる赤ちゃんが、なかなか眠りにつけていない様子なら、どこか体調が悪い可能性も否定はできません。
鼻水が出ていないか、咳が出ていないか、また発熱していないかなど、赤ちゃんの体調をチェックしてあげましょう。
平熱を把握しておけば、体調の変化にすぐに気づけるのでおすすめよ!
新生児をぐっすり寝かしつける6つのポイント
新生児は眠るのが得意でないと理解していたとしても、パパとママの体力を回復させるためにもぐっすり眠ってもらいたいと思うのは当然です。
いくつかの方法を試してみると、新生児をぐっすり寝かしつけられることがあります。
新生児をぐっすり寝かしつける6つのポイントを下記にまとめてみました。
- 寝かしつける前は部屋暗くする
- 部屋を快適な温度に設定する
- 寝かしつけの前の授乳は暗い部屋の中で
- 寝かしけ前のルーティンをつくる
- 背中や頭を優しく撫でてあげる
- できるだけ音を立てないようにする
次の見出しで詳しく解説しているので、眠れない赤ちゃんとの生活が辛くなっているパパとママはぜひ試してみてください。
ポイント1:寝かしつける前は部屋暗くする
先程の見出しで赤ちゃんは光に敏感であることを紹介しました。電気の光や太陽の光が目に入ると、それが刺激となってスムーズに睡眠を取ることができなくなってしまいます。
そのため寝かしつけをする際は、部屋を暗くしてあげる必要があります。カーテンを閉めたり、電気を消したりするなど、部屋の明るさに変化を持たせることで、赤ちゃん自身も「これからお昼寝の時間なんだな」と理解しやすくなります。
赤ちゃんは光で環境を判断しているよ!
ポイント2:部屋を快適な温度に設定する
赤ちゃんが過ごす部屋は快適な温度や湿度に設定しておきましょう。赤ちゃんが快適に過ごせる部屋の温度は20度から25度程度です。大人が快適に過ごせている温度で、基本的には赤ちゃんも快適に過ごせます。
湿度は50%から60%を保っていれば快適です。ただ床に敷いているお布団で赤ちゃんを寝かしつける際には、冷たい空気が重たく下に潜るということもあり、思ったより寒くなっていることがあります。
その場合にはタオルケット1枚かけてあげるなどで調整するようにしましょう。
ポイント3:寝かしつけの前の授乳は暗い部屋の中で
赤ちゃんにぐっすり眠ってもらうために、寝かしつけの前に授乳をするママも多いでしょう。スムーズに寝かしつけをするために、寝かしつけの前の授乳も暗い部屋で行うのがおすすめです。
暗い部屋で授乳をすれば、授乳をしてからそのままの流れで睡眠を取れる赤ちゃんが多いです。授乳をした後はお腹も満たされているため、そのまましっかり眠れるようになります。
スムーズに寝かしつけるためには環境づくりが大切なのね!
ポイント4:寝かしけ前のルーティンをつくる
寝かしつけの前はカーテンを閉めたり、電気を消したりするというようにルーティーンを作るのもおすすめです。寝かしつけ前のルーティーンを作ることで赤ちゃん自身が「これから眠れる時間だ!」と把握しやすくなるからです。
毎日同じ子守唄を歌ったり、絵本を読んだりなど眠る前に毎回同じことを繰り返してあげましょう。そうすることで、赤ちゃん自身の生活リズムも整ってくるはずです。
ポイント5:背中や頭を優しく撫でてあげる
寝かしつけをする際には、背中や頭を優しく撫でてあげたりトントンするのもおすすめの方法です。赤ちゃんは安心感がない環境でぐっすり眠れる事はありません。
ママが体を赤ちゃんにぴたっとくっつけて、背中や頭を優しくなでてあげることで、安心感に包まれながらぐっすり眠れるようになります。
ポイント6:できるだけ音を立てないようにする
赤ちゃんは小さな音にも敏感に反応してしまいます。そのため、赤ちゃんが眠っている間は、できるだけ音を立てないようにするようにしましょう。
静かな環境の方が落ち着いて過ごせるよ~!
しかし、日中に音を立てずに生活をするのはなかなか難しいですよね。その場合はリビングで寝かしつけをするのではなく、寝室で睡眠を取らせるようにしましょう。
とはいえ、生まれたての赤ちゃんを1人で寝かすのは不安に感じることもあるでしょう。最近では赤ちゃんの様子を鮮明に把握できるベビーモニターが販売されています。
赤ちゃんが動くたびにスマホに通知が来る設定にできるベビーモニターも販売されているので、そちらの利用もおすすめです。
寝ない新生児との生活が辛くなったら…
先程の見出しで、新生児がぐっすり眠れるためのポイントを紹介しました。しかし、そのポイントも赤ちゃんによっては相性があります。たくさんの方法を試しても、意地でも眠ってくれない赤ちゃんはいるのです。
そんな赤ちゃんとの生活は、辛くなるのも当然です。ママが自分のことを責めるあまり、赤ちゃんのお世話ができなくなることが一番問題です。
新生児との生活が辛くなる前に、頼れる人にはとことん頼って、ときには専門の期間を利用するのもおすすめです。
新生児との生活が辛くなったときに、受けられるサポートを下記にまとめてみました。
- パパに夜泣きの対応をしてもらう
- ベビーシッターに依頼をする
- 家事代行を依頼する
- 市の自治体や専門の窓口に相談をする
上記を参考にしてもらって、まずはママの体力を回復させるようにしましょう。
パパに夜泣きの対応をしてもらう
どうしても赤ちゃんのお世話が辛くなった時は、パパのお仕事がお休みの日に夜泣きの対応を交代してもらいましょう。
夜泣きの対応で、寝不足が続くと、精神的に不安定になってしまいます。赤ちゃんのお世話をするためには、ママが健康でいることが1番重要です。まずはママが体力を回復させましょう。
ママの体力回復が一番重要!
ベビーシッターに依頼をする
パパのお仕事が忙しかったり、実家が遠かったりして、なかなか頼れる環境がないママもいるはず。そんな時は思い切ってベビーシッターに依頼をしましょう。
ベビーシッターなら安心して大切な赤ちゃんを任せることができます。ベビーシッターに赤ちゃんを任せている間に、まずはママの睡眠時間を確保しましょう。
家事代行を依頼する
「赤ちゃんのお世話でいっぱいいっぱいで、家事ができない…」という場合には家事代行サービスを利用するのもおすすめです。
家事代行サービスは、部屋の掃除からお買い物や料理まで何でも依頼することができます。1時間単位で依頼できる会社もあるので、1時間の間で頼める事は何でも頼めるのが特徴です。
週に1回から2回、家事代行サービスを利用するだけでも、ママの精神的な負担が軽減されることでしょう。
家事をしなくていい安心感だけでも気持ちが楽になるわね!
市の自治体や専門の窓口に相談をする
「完璧な、育児をしなくちゃ!」「私は大丈夫!」と思っているママの方が「産後うつ」や「産後ノイローゼ」にかかりやすいです。
赤ちゃんとの生活が辛くてどうしようもなくなっている場合には、市の自治体や専門の窓口や医療機関に相談しましょう。
新生児が眠りやすい環境をまずは整えてあげよう!
新生児がなかなか寝ない理由や、寝かしつけのポイント、眠れない新生児との生活が辛くなったときの対処法を紹介しましたが、いかがでしたか?
なかなか眠らない新生児との生活を回避したいと思うのであれば、まずは眠りやすい環境を整えてあげることが大切です。
眠らない新生児との生活はママも辛いかもしれませんが、眠たいと思っているにもかかわらず、眠れない赤ちゃんも辛いのです。
今回紹介した赤ちゃんをぐっすり寝かしつけるためのポイントをぜひ参考にしていただいて、少しずつ生活リズムを整えていってくださいね。
眠らない赤ちゃんとの生活が、少しでも辛く感じるようであれば、まずはママの体力を回復させることが大切です。
ママの体調が崩れてしまっては、赤ちゃんのお世話をすることができなくなってしまいます。パパや周りに頼れる人がいるならとことん頼り、ときには公的なサービスを利用しながら、うまく育児をこなしていきましょう。
辛くなったら、パパや周りを頼ってね!
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