新生児のお世話は大変なことを覚悟していても、実際に泣き止まない新生児のお世話をするのは、パパやママにとって、体力的にも精神的にも辛く感じることでしょう。
そもそも、新生児はどうして泣いているのでしょうか?今回の記事では、新生児が泣き止まない理由について紹介しています。また、併せて泣き止まない新生児との生活の乗り越え方についても解説しています。
現在、泣き続ける新生児との生活に心が疲弊しているパパやママは必見の内容になっているはずです。ぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんが全然泣き止んでくれない…
新生児が泣き止まないのは「魔の3週目」だからかも…
「生まれた時は、よく飲んでよく眠る子だったのに、最近なかなか眠ってくれない…」と感じるようなら「魔の3週目」を迎えているのかもしれません。
生まれてすぐのうちは、ほとんどの赤ちゃんが自分が生まれてきたことに気付いていません。
そのため、これまで10ヵ月間ママのお腹の中で過ごしていたように過ごせます。
しかし、生まれてから3週目を迎える頃には、自分がこの世に生まれてきたことに気付き始めます。
自分がこの世に生まれてきたことに気付き始めることにより、これまでよく飲んでよく眠っていた赤ちゃんがなかなか泣き止まずパパやママを困らせるのです。
この現象をパパやママの間では「魔の3週目」と呼んでいます。
魔の3週目なんて知らなかった!
新生児が泣き止まない5つの理由
記事の冒頭で新生児が自分が生まれてきたことに気付き始め、泣き止まなくなる「魔の3週目」について紹介しました。
「魔の3週目」を迎えると、ほとんどの赤ちゃんが何をしても泣き止みません。しかし、泣いている赤ちゃんが、必ずしも意味なく泣いているわけではありません。
言葉で自分の気持ちを伝えられない新生児は、泣くことで感情を伝えています。新生児が泣き止まないのは、主に下記の5つの理由があります。
- お腹が空いているから
- 眠たいのに眠れないから
- 伝えたい気持ちがあるから
- 部屋が快適でないから
- 体調がすぐれていないから
次の見出しで詳しく解説していきましょう。
理由1:お腹が空いているから
授乳の間隔は3時間ごとにするべきと育児書や助産師さんからアドバイスをもらったママがほとんどでしょう。
しかし3時間経つ前に、お腹が空いてしまう赤ちゃんもいます。お腹が空いているのに、母乳やミルクがもらえないと泣き止まないのは当然です。
赤ちゃんの様子を見ながら、適度に授乳量を調節してあげましょう。授乳量を増やすことで、しっかり3時間授乳の間隔が開くようになります。
ただ、泣いたからといって、必ずしもお腹が空いているわけではありません。泣くたびに授乳をしていると、授乳をしなければ泣き止まない赤ちゃんになってしまうため注意が必要です。
お腹を空かしているなら、ミルクを足してあげよう!
理由2:眠たいのに眠れないから
新生児は眠るのが得意ではありません。音や光に敏感になったり、なかなか深い眠りが取れないのです。
眠たいのに眠れないと、大人でも体が辛くなりますよね。新生児だって同じです。眠りたいのに眠れない時間が続くと、泣いてぐずりたくなるのも当然です。
赤ちゃんが眠りにつきやすいような環境を整えてあげる必要があります。
理由3:伝えたい気持ちがあるから
生まれたばかりだからといって、何も感じていないわけではありません。
- 「ママが近くにいなくて寂しい」
- 「ママに抱っこしてほしい」
- 「暗い部屋が怖い」
上記のように、新生児はさまざまな感情を抱いています。
しかし、たくさんの感情を抱いていても、その気持ちを伝えることはできません。泣くことでしか抱いている感情を伝えることができないのです。
理由4:部屋が快適でないから
新生児が過ごしている部屋を、産院で過ごしていた環境と同じように設定していませんか?
生まれたての赤ちゃんは、体温調整ができません。そのため、産院では高い室温をキープしています。
しかし、生まれてから日数が経つと、温かい室温では、赤ちゃんにとって快適な環境ではなくなります。
基本的には大人が快適に感じる部屋の温度や湿度で赤ちゃんも快適に過ごせていると考えていいでしょう。
目安としては20度から25度の室温をキープしましょう。湿度は50%から60%がキープできていれば快適です。
ただ、赤ちゃんを床に布団を敷いて寝ころばせている場合、冷たい空気は下にいくため、思ったよりも冷たくなっていることがあります。
その場合は、衣類や寝具で調整してあげましょう。
私たちが快適な環境で赤ちゃんも快適に過ごせているのね!
理由5:体調がすぐれていないから
新生児は、ママから直接免疫をもらっていることから、病気にかかりにくいといわれています。
しかし「病気にかかりにくい」だけで「絶対に病気にならない」わけではありません。
何をしても泣き止まないようなら、体調に変化はないか、新生児の様子をチェックしてみましょう。
日ごろから新生児の平熱を把握しておけば、体調不良にも気付きやすいです。
泣き止まない新生児との生活の乗り越え方5選
新生児が泣き止まない理由について理解を深めることができました。しかし、理由を知ったとしても、泣き止まない新生児との生活がうまくいくわけではありません。
泣き止まない新生児との生活を乗り越えるためには、あやし方のコツをパパやママがつかむ必要があります。
泣き止まない新生児との生活を乗り越えるためには、下記の6つの方法を試してみてください。
- 生活リズムを整える
- お気に入りの音楽を聞かせる
- 部屋を快適な環境にする
- お腹にいたときを同じような状態にする
- 外の空気を吸わせてみる
次の見出しで詳しく解説していきましょう。
泣き止まない新生児との生活のコツ気になる!
泣き止まない新生児との生活のコツ気になる過ごし方1:生活リズムを整える
生まれたての新生児は、生活リズムが整っていません。昼と夜の区別もうまくついていないのです。
まずは、昼と夜の区別をしっかりつけ、生活リズムを整えてあげることから始めてみましょう。
生活リズムが少しずつ整ってくれば、赤ちゃんが泣き止まないタイミングもパパやママ自身が把握できるようになってきます。
赤ちゃんが泣くタイミングを掴むことができれば、パパやママも効率よく育児を進めることができます。
過ごし方2:お気に入りの音楽を聞かせる
お気に入りの音楽を聴いていると、泣き止む新生児は多くいます。
新生児がお腹の中で聞いていた音やお馴染みのCMソングなど、赤ちゃんが泣き止む話題の音楽はたくさん存在します。
ただ、泣き止む赤ちゃんがいれば泣き止まない赤ちゃんがいるのは事実です。いろんな音楽をかけて、どの音楽がお気に入りなのかを探ってみましょう。
赤ちゃんのお気に入りの音楽が見つかれば、どうしても手が離せないときに、音楽に頼ることができるのでパパやママの気持ちの余裕にもつながります。
赤ちゃんはお腹の中で聞いていた音を好むみたい!
過ごし方3:部屋を快適な環境にする
赤ちゃんにとって快適な室温や湿度は先ほどの見出しで紹介しました。
それ以外にも部屋を快適な関係にするポイントはいくつかあります。まずは、できるだけ大きな音がならない環境にしてあげましょう。
赤ちゃんは視力が発達していない分、聴力が発達しています。そのため、大きな音が鳴っている環境だとなかなか落ち着くことができません。
また、太陽や電気の光が直接顔に当たる環境も快適とはいえません。新生児が少しスペースはできるだけ光が観察的に当たるようにすると良いでしょう。
過ごし方4:お腹にいたときを同じような状態にする
生後3週目を迎えると、少しずつ自分がこの世に生まれたことに気付き始めると紹介しました。
しかし、この世に生まれたことに気付き始めたとしても、お腹にいたときの状態を忘れてしまうわけではありません。
赤ちゃんは10ヵ月間、お腹の中で体を丸めて生活していました。そのため、体を少し圧迫するような体制にしてあげると、落ち着きを取り戻す赤ちゃんが多いです。
タオルで体をきゅっと包み込むおひなまきやスワドルを使用してみましょう。
パパやママからしてみたら「こんなに包み込まれて、窮屈なんじゃない?」と感じるかもしれませんが、新生児にとってお腹の中にいた時の状態は、一番落ち着く大勢なのです。
過ごし方5:外の空気を吸わせてみる
授乳をしても、オムツを変えても転校しても何をしても泣き止まないようなら、一度外に出て気分転換するのもおすすめです。
外に出ることで、空気が一変する事は新生児も感じています。外の風を浴びることで、気分が変わり、落ち着きを取り戻す赤ちゃんが多くいます。新生児のうちはベランダに出て日光浴をする程度で充分です。
どうしても泣き止まなくて、困った時は一度外に出てみるのも良いでしょう。
ただ泣くたびに、すぐに外出をしていると赤ちゃん自身が「泣いたら外に連れ出してもらえる」と思ってしまいます。
雨の日でも必ず外に連れ出さないと泣き止まない赤ちゃんになってしまいます。泣き止まない時に外の空気に触れさせるのは「最後の砦」程度にしておきましょう。
パパにお散歩をお願いするのもいいかも!
泣き止まない理由にあった対策でうまく付き合おう!
新生児が泣く理由や、泣き止まない新生児との生活の乗り越え方について、今回の記事では紹介しましたが、いかがでしたか。
新生児は常に泣いていて、お世話が大変な事は、妊娠中から覚悟していたパパやママが多いことでしょう。
しかし実際に、新生児の生活をしてみて、泣き止まない新生児のお世話の大変さに直面すると、投げ出したくなる日もあるはず。
「新生児との生活が辛いなんて、母親失格なのかも…」と、自分を責めてしまうママもいるかもしれませんが、初めての育児がうまくいかないのは当然です。
自分を責める必要はありません。とはいえ、新生児との生活はあっという間に過ぎ去っていきます。
「あの時、もう少し自分にできる事はあったんじゃないか…」と後悔をしても、ふにゃふにゃで触るだけで壊れてしまいそうな新生児期は戻ってきません。
今回紹介した泣き止まない新生児の乗り越え方を参考にして、少しでも楽に育児ができる方法を探ってみてください。
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