学資保険には生まれる前から加入をした方がいいの？加入のポイントと注意点とは

出産を目前に控えているママは、子どもを責任持って育てるために、さまざまな悩みに直面していることでしょう。

中でも、子どもの教育資金について悩んでいるママは多いのではないでしょうか。

子どもの教育資金をしっかり確保するために、学資保険への加入を検討しているご家庭が多いです。学資保険への加入を検討している中で「生まれる前から学資保険に加入できるのかな？」という疑問を抱いている方もいるはず。

今回の記事では、生まれる前に学資保険に加入するメリットを紹介していきます。学資保険に加入する際の注意点や、おすすめの学資保険も併せて解説しています。

もちろん既にお子様が生まれている状態で、各種保険を検討している方にも、有益な情報になっているので、ぜひ参考にしてみてください。

学資保険には生まれる前に加入するべき？

「学資保険には生まれる前に加入したほうがいいのかな？」という質問に対する回答は「必ずしも生まれる前に加入するべきではない」ということです。

ただ、生まれる前に学資保険に加入すると得られるメリットはいくつかあります。「学資保険には「生まれる前に必ず加入するべき」と定められてはいませんが、加入することが決まっているのであれば、生まれる前に加入しておいて損はないでしょう。

しかし、学資保険に加入する際には、いくつかの注意点を必ず押さえておく必要があります。

「教育資金をしっかり貯めるために、学資保険に加入したはずが、損をしてしまった…」とならないためにも、学資保険に加入する際は、慎重に検討するようにしましょう。

生まれる前に学資保険に加入する5つのメリット

教育資金をしっかり貯めたい方には、学資保険への加入がおすすめです。「せっかく加入するなら早めに加入したほうがいいのかな？」と感じている方もいることでしょう。

そこでこの見出しでは生まれる前に学資保険に加入することで得られるメリットを紹介していきます。生まれる前に学資保険に加入することで得られるメリットを、以下に5つまとめました。

それでは早速解説していきましょう。

保険掛け金が安くなる

生まれる前から学資保険に加入していた方が保険掛け金が安くなります。

保険掛け金は、一般的に年齢で判断されています。子どもがまだ生まれていない状態と、子どもが1歳の誕生日を迎えたタイミングだと、当然契約者の年齢は子どもが一切の誕生日を迎えたタイミングの方が年齢が上ですよね。

保険掛け金をできるだけ安くしたいと思うなら、できるだけ年齢が若いうちに加入するべきです。

健康状態の影響を受けにくい

保険掛け金は健康状態も大きく影響しています。例えば、癌などの病気になっていた場合、加入できない保険も増えてしまいます。年齢を重ねれば重ねるほど健康状態は悪くなるのが一般的です。

「生まれる前に学資保険に加入する」というよりかは「良い健康状態で各種保険に加入する」ことにメリットがあります。

計画的に教育資金を準備できる

学資保険に加入していれば、計画的に教育資金の準備ができます。学資保険への加入は子どもの年齢にかかわらず、何歳でも加入できるのが一般的です。

しかし、年齢が重なるにつれて、加入できる期間が短くなり、用意できる教育資金は少なくなってしまいます。

また、教育資金を多く用意しようと思うと、保険掛け金の金額が大きくなる傾向があります。しかし、生まれる前から学資保険に加入していれば、少ない掛け金で、効率よく教育資金を準備できるのがメリットです。

子どもが生まれてすぐに保障が適用される

学資保険の中には、子どもが怪我や病気にかかった際に保証がある商品があります。

学資保険に加入していない状態で、怪我や病気にかかったとしても、保証を受けることはできません。

しかし、生まれる前から学資保険に加入していて、その学資保険に子どもが怪我や病気にかかったときの保証が用意されていた場合、生まれてすぐから保証が適用されます。

万が一、出産した際にトラブルが起きたり、生まれてから病気がわかった場合でも、保証が適用されるので、お守り代わりに用意する方も多いです。

負担の少ないプランが選びやすい

生まれる前から学資保険への加入を検討していると、負担の少ないプランが選びやすいです。

学資保険は途中で解約すると、マイナスになることも多いです。そのため、できるだけ途中で解約をしなくていいように、負担が少ないプランを選ばなければなりません。

学資保険に加入する年齢が高くなると、保険掛け金が高額になります。また、病気にかかると加入できる学資保険は極端に少なくなるため、負担の少ないプランを選ぶための選択肢が少なくなってしまうのです。

生まれる前に学資保険に加入する際の6つのポイント

生まれる前に学資保険に加入すると、たくさんのメリットが得られることがわかりました。しかし、生まれる前に学資保険に加入する際には、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

生まれる前に学資保険に加入する際のポイントを以下に6つまとめました。それでは早速詳しく解説していきましょう。

受取総額が支払総額を上回るか

学資保険に加入する際は、受取総額が支払総額を上回るか必ずチェックしましょう。受け取り総額が支払っている金額よりも上回らなければ、学資保険に加入するメリットを最大限に生かしきれていません。

ただ、医療保障や育英年金など保証が充実している場合は、受け取り総額が支払い総額を下回ることがあります。

補償の内容など、受け取り総額にきちんと納得してから加入するようにしましょう。

負担なく支払いができるか

学資保険に加入する際は、負担なく支払いができる保険金かどうかも必ず確認するべきです。

子どもは成長するにつれ、少しずつ生活費や食費などがかかってきます。毎月の支払い金額が負担になると、途中で解約することを検討しなければならない可能性があります。

しかし、学資保険は途中で解約すると、元金割れするパターンが多いです。

せっかく教育資金を効率よく準備しようとしているにもかかわらず、元金割れするのは元も子もありませんよね。

隠し保険に加入する際は、毎月の支払いを負担なくできるようにしましょう。

契約者に万が一のことがあった時の補償が充実しているか

学資保険に加入する際は、契約者に万が一のことがあったときの保証が充実しているかも必ず確認しておきましょう。

学資保険に加入している契約者が亡くなった場合、その後の保険金を支払わなくても保証がされる商品がほとんどです。

しかし、保険の商品によっては契約者に万が一のことがあったときの保証がないものも販売されています。

契約者に万が一のことがあった後、同じだけの保険金額を払っていくのが負担になるのは当然です。必ず契約者が亡くなったときの補償も確認して加入するようにしましょう。

受け取り時期を柔軟に選択できるか

学資保険の保険金の受け取り時期を柔軟に選択できる商品がおすすめです。学資保険の受け取り時期は、大学入学のタイミングだけと勘違いしている方が多いです。

しかし、学資保険の商品によっては、小学校入学のタイミング・中学校入学のタイミングなど、環境が変わるタイミングで受け取れる商品も販売されています。

また、受け取り時期を18歳・20歳・22歳とさまざまな商品が用意されています。

自分たちがどのタイミングで、学資保険の積み立てを受け取りたいのか、明確にして柔軟に選択できる商品を見つけましょう。

成長のタイミングに合わせてお祝い金を受け取れるか

学資保険の中には、子どもが成長するタイミングに合わせてお祝い金が発生する商品があります。

小学校入学や、中学校入学のタイミングでは、新しい制服を購入したりなど出費がかさむと予想されます。

お祝い金が受け取れる学資保険に加入していれば、カバンの購入や制服の購入に当てることができるので、家計の負担になる心配がなくおすすめです。

医療保障がついているか

学資保険に加入する際は、医療保障が付いているかも確認しましょう。ただ単に教育資金を積み立てるだけの隠し保険もありますが、子どもが怪我や病気をしたときの補償が学資保険についている商品も販売されています。

元気いっぱいの子どもはふとした瞬間に怪我をするものです。医療保障がついていると、子どもが怪我をしたときのお守りにもなります。

学資保険に加入する際の4つの注意点

メリットばかりに感じられる学資保険ですが、加入する際にはいくつかの注意点を把握しておく必要があります。

学資保険に加入する際の注意点を以下に4つまとめました。それでは早速詳しく解説していきましょう。

契約者を誰にするか慎重に決める

学資保険に加入する際は、契約者を誰にするか慎重に決めましょう。学資保険の支払い金額は、契約者の年齢や、健康状態によって異なります。

年齢が若いほうのパートナーを契約者にして、支払い金額を負担なく設定する方法もあります。

ただ、学資保険の契約者は家計を支えている方にするのがおすすめです。家計を支えている方が、万が一亡くなったとき学資保険の支払いを続けるのが難しくなるからです。

契約者の年齢と、家計の負担を考えながら契約者を誰にするのか慎重に決める必要があります。

途中解約する必要がないように負担のない負担のない掛金にする

学資保険は途中で解約すると、元金割れするリスクが高くなります。

効率よく教育資金を準備するために、保険の支払い金額を高額に設定する方がいます。しかし、保険の支払い金額を高額に設定してしまうと、支払いが負担になる可能性があるのです。

保険の支払い金額が負担になり、途中解約をして元金割れをするくらいなら、負担な支払い金額で契約するのがおすすめです。

家計に余裕がある時は、別で貯金をしたり、投資に回したりして対応しましょう。

保険会社の経営状況も確認しておく

学資保険に加入する際は、保険会社の経営状況も事前に確認しておきましょう。効率よく教育資金を準備するつもりで、学資保険に加入をしても、保険会社が経営破綻をしてしまっては教育資金を受け取ることができなくなってしまいます。

加入する予定の保険会社がどのような経営状況なのか確認して、安心できる会社で保険に加入しましょう。

学資保険だけに頼りすぎないようにする

学資保険に加入しているからといって、安心しすぎるのはNGです。

学資保険の満期金額は契約時に決まるのが一般的です。子どもに教育資金が必要になったタイミングでインフレになると学費が上昇し、当初予定していた満期金額では足りなくなる可能性があります。

学資保険だけに頼りすぎるのではなく、インフレで学費が上昇するかもしれないことを予想して、投資や積み立てなど別の選択肢と併用するのもおすすめです。

おすすめの学資保険8選

「学資保険　おすすめ」と検索すると、さまざまな保険商品が出てきて「どの商品に加入したらいいんだろう…？」と迷ってしまうのも当然です。

この見出しでは、おすすめの学資保険をピックアップしてみました。それぞれの商品の特徴や、補償内容などをわかりやすく解説しています。

また、見出しの最後では、総合的におすすめな学資保険も併せて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

住友生命保険

住友生命保険の学資保険は、教育資金の準備だけでなく、医療保障も充実しているのが特徴です。子どもの教育資金を効率よく準備するだけでなく、子どもの成長をトータルでサポートしてくれるのがメリットです。

スミセイの子ども保険に加入しとくだけで、教育資金だけでなく、医療保障を一括して備えられます。

教育資金を準備するだけでなく、子どもの万が一の時に備えておきたい方には「住友生命保険のスミセイの子ども保険」がおすすめです。

かんぽ生命保険

かんぽ生命保険の学資保険は0歳から12歳までの子どもが加入できるのが特徴です。総合医療特約を付加できるため、子どもが万が一入院や手術をしなければならなくなった場合の費用にも備えられます。

0歳から12歳までの子どもが加入できるので「教育資金を用意する時期が遅くなってしまったけど、今からでも間に合うのかな…？」という方でも慌てずに対応できるのがメリットです。

明治安田生命保険

明治安田生命保険の積み立て学は18歳から21歳の間で4回に分けて保険金を受け取れます。子どもの教育費としてお金が必要になるのは大学入学するタイミングだけではありません。大学在学中も多くの費用が必要になります。

18歳から21歳の間で4回に分けて保険金を受け取ることができ、大学在学中の学費に当てやすい設計になっています。

計画的に資金受け取りができるため、家庭の負担なく教育費を用意できるのがポイントです。

ソニー生命保険

ソニー生命保険の学資保険は、保険料の払い込み期間や受け取り期間を柔軟に設定できるのが特徴です。個々のニーズに合わせてオリジナルなプランニングができます。

契約者のライフプランに合わせられるため、無理なく支払いを続けられます。

ソニー生命保険の学資保険に加入するメリットは、高い返戻率と柔軟な設計ができることにより効率的に教育資金を準備できることです。

フコク生命

「富国生命の未来の翼」は、契約者に万が一のことがあった場合、それ以降の保険料が免除されるなど、家族の安心をサポートできる仕組みが整っているのが特徴です。

契約者が亡くなった後、それ以降も保険料を支払い続けないといけないのは家計の負担にもなりますよね。保険料免除特約があることで家計の負担を軽減しつつ、子どもの教育資金はしっかり用意できるのがメリットです。

メットライフ生命保険

「メットライフ生命保険の子ども保険」は教育資金を効率よく準備できるだけでなく、医療保障や死亡保障も充実しています。家族を総合的にサポートしてもらいたいなら「メットライフ生命の子ども保険」がおすすめです。

メットライフ生命保険の子ども保険は多角的な保証が充実しています。契約者に万が一のことがあった場合だけでなく、家族全体の安心をサポートしてくれるのが特徴です。

東京海上日動あんしん生命

東京海上日動あんしん生命の子ども保険は、契約者が万が一死亡した場合に、契約の2倍の保険金を受け取れるなど、補償内容が充実しているのが特徴です。

計画的に教育資金の準備ができるだけでなく、万が一の際にも手厚い補償があるのは「東京海上日動あんしん生命の子ども保険」だからこそ。

万が一の時に備えておきたい方は「東京海上日動あんしん生命」の学資保険がおすすめです。

国民共済コープ

「国民共済コープ」の学資保険は月々の掛け金がリーズナブルなのが特徴です。満期金も500,000円または1,000,000円から選択できるため、家計に優しい設定で無理なく、教育資金の準備ができるのが特徴です。

学資保険は途中で解約すると、元金割れするデメリットがあります。そのため、月々の掛け金は負担なく設定しておくことが重要です。

できるだけ月々の掛け金を抑えたい方は「国民共済コープ」がおすすめです。

生まれる前から学資保険に加入する際のよくある質問

生まれる前から学資保険に加入する際のよくある質問をまとめました。気になることがある方はぜひ参考にしてみてください。

生まれる前に学資保険に入るとどんなメリットがありますか？

生まれる前に、学資保険に加入するメリットを、以下に5つまとめました。

少ない掛け金で、計画的に教育資金が準備できるのは、生まれる前に学資保険に加入するメリットだといえるでしょう。

ただし、加入する保険会社は、会社の経営状態もしっかりリサーチして慎重に選ぶ必要があります。

また、学資保険に加入する際は、契約者を誰にするのかに関しても慎重に検討するようにしましょう。

保険掛け金が安くなったり、子どもが生まれてすぐに保障が適用されるなら、できるだけ早く加入しておきたいよね！

どうして学資保険に加入する方が多いのでしょうか？

学資保険は銀行より利率が高く、効率よく教育資金の準備ができるからです。

ただし、学資保険に頼りすぎるのはNGです。慎重に加入する保険会社を決めているとはいえ、倒産の可能性がゼロとは言い切れません。子どもの教育資金を学資保険だけに頼りすぎていると、インフレで学費が上昇したことで、予定していた金額では足りない可能性があるからです。

学資保険だけに頼るのではなく、積み立てNSや定期預金など別の資産形成手段も併用して、子どもの教育資金を効率よく準備していきましょう。

学資保険に関して気になることがある方は「ほけんにぜんぶ」へ

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