新生児が時たま見せる笑顔ってとてもいとおしいですよね。視力も発達していない新生児は、何を見て笑っているのか気になりませんか?
今回の記事では、新生児がいつ頃から笑顔を見せるのかについて紹介しています。また「新生児微笑」と「社会的微笑」の違いや、新生児の笑顔を引き出すポイントも解説していきます。
赤ちゃんと接する中で、できることならたくさんの笑顔を引き出したいと思うパパとママがほとんどでしょう。
できるだけかわいい写真もたくさん残してあげたいですよね。ぜひ参考にしてみてください。
新生児はいつから笑うの?
多くのパパとママが気になっているのは、新生児がいつごろから笑うようになるのかということではないでしょうか。
いつごろから笑うのかという目安は定められていませんが、ほとんどの赤ちゃんが、生後すぐから笑顔を見せています。
ただ、元気いっぱいの子供が笑っている笑顔とは違い、具体的には「微笑んでいるだけ」です。基本的には、「面白いこと」や「喜び」など、感情を基準にして笑っているわけではありません。
「面白いこと」や「喜び」で笑っているわけではないため、新生児特有の笑顔を記録に残すのは難しいかもしれません。ただ、反射的に笑っている新生児の笑顔は、今しか残すことができないのです。
タイミングを伺いながら、ぜひたくさんの記録を残してあげてくださいね。
新生児微笑っていったい何?
「新生児微笑」という単語を聞いたことがある。パパやママも多いのではないでしょうか。「新生児微笑」とは、先程の見出しで紹介したように、赤ちゃんが「面白いこと」や「喜び」で笑うのではなく、反射的に笑顔を見せることを指します。
新生児が見れるタイミングは、赤ちゃんが眠たそうにうとうとしているタイミングや、寝ているときに見られることが多いです。
この「新生児微笑」は、赤ちゃんが生きるための本能とも言われています。生まれたての赤ちゃんは、大人の手がなければ生きていくことができません。
そのため、反射的に笑顔を見せ、大人から愛されるように本能で笑顔を見せているのです。
育児に不安を抱えているママでも、赤ちゃんのふわっとした柔らかい笑顔を見ると、自然と笑顔になり、思わず赤ちゃんを抱き上げてしまうのではないでしょうか。
大人から深く愛してもらうために、笑顔を見せることで自然とコミュニケーションをとっているのです。
社会的微笑は、新生児微笑とは違うの?
「新生児微笑」のほかに「社会的微笑」という単語を聞いたことがある。パパやママもいるはず。「社会的微笑」は先ほど紹介した「新生児微笑」とは少し異なります。
先ほど「新生児微笑」は、赤ちゃんが本能で見せている笑顔であり「面白いこと」や「喜び」の感情は関係していないと紹介しました。
しかし「社会的微笑」は、自然と見せている笑顔ではなく、人の顔や声などの外的な刺激に反応して笑顔を見せる笑顔のことです。
生後2ヶ月ごろから「新生児微笑」から「社会的微笑」に変化してきます。本能で大人に愛されるために見せていた笑顔から、自らの意思がある笑顔に変わってくるのです。
この頃になると、赤ちゃんの好き嫌いもはっきりしてきます。
- 好きなおもちゃ
- 好きな音
など、好みが出てくるようになると、赤ちゃんとのコミュニケーションもより取りやすくなりますね。
新生児の笑顔を引き出す5つのポイント
新生児のふわっとした優しい微笑みを見ることができれば、より愛しさが増しますよね。今しか見られない笑顔を見るためには、笑顔を引き出すポイントを押さえたあやし方で、赤ちゃんとのコミュニケーションを取ることが大切です。
下記の5つが、新生児の笑顔を引き出すためのポイントです。
- 笑顔で話しかける
- 高い声で話しかける
- やさしい風をあててみる
- 身体をくすぐってみる
- 歌やオノマトペを聞かせてみる
新生児の今しか見られない笑顔をしっかり記録に残すためにも、ポイントを抑えながらあやしてみてくださいね。
笑顔で話しかける
新生児の視力は発達していないといわれていますが、生後2ヶ月ごろから大人の表情をぼんやりとでも判断できるようになってきます。
そのため、赤ちゃんに話しかける時は、できるだけ笑顔で話しかけるように心がけましょう。
もちろん、笑って話しかけたり、面白い表情をしてみたり、表情をたくさん変えてみるのもおすすめです。
高い声で話しかける
新生児の笑顔を引き出すためには、できるだけ高いトーンの声をかけるのがおすすめです。
フォトスタジオなどで、カメラマンとは別のアシスタントの方が、高い声を出して話しかけているシーンを見たことがある。パパやママも多いのではないでしょうか。
視力がまだ発達していない赤ちゃんの笑顔を引き出すためには、耳で「楽しい」を伝えることが大切です。
大人からしてみればわざとらしいと感じるほど高い声であやせれば、赤ちゃんも自然と楽しい気持ちになれます。
やさしい風をあててみる
生後2ヶ月ごろになると、外の刺激も楽しいと思えるようになってきます。
うちわや扇子などで優しい風を当ててみるのもおすすめの方法です。
はじめての刺激に、思わず笑顔になる赤ちゃんが多いようです。
ただ、赤ちゃんに風邪を当てる際には、刺激が強くなる可能性があるため、強い風を当てるのはNGです。
身体をくすぐってみる
体をくすぐってみるのは、笑顔を引き出す方法の定番ではないでしょうか。
新生児でも、敏感な部分を触られたら、くすぐったくなるのは当然です。
足の裏やお腹など、体をくすぐると、楽しく笑う赤ちゃんが多いです。
ただ、こちらも長時間くすぐる行為をするのはNGです。赤ちゃんの体をくすぐる行為は、刺激になり、疲れさしてしまうため、短時間にしましょう。
歌やオノマトペを聞かせてみる
視力が発達していない新生児は、聞こえてくる音に敏感です。そのため、歌やオノマトペを聞かせてみるのもおすすめの方法です。
リズミカルな音楽や、同じ音を何度も繰り返すオノマトペは、赤ちゃんの好奇心をくすぐります。
さまざまな音や音楽を試しているうちに、赤ちゃんの好みのものがきっと見つかるはずです。
新生児微笑が見られないのはどうして?
記事の冒頭で、新生児微笑は「大人から愛されるための本能」と紹介しました。しかし、その新生児微笑が我が子から見られないと心配になるのも当然です。
しかし、新生児微笑は、必ずしも見られるわけではありません。
大人にも一人一人個性があるように、赤ちゃんになって生まれた時から個性があります。
新生児微笑が見られないからといって、過度に心配する必要は無いのです。
下記3つが、新生児微笑が見られない理由だと考えられます。
- 眠りかけ・寝起きに笑っていることも
- 笑う頻度には個人差がある
- 新生児は目の焦点が合いにくい
詳しく内容を紹介していきます。
眠りかけ・寝起きに笑っていることも
パパやママが見ているタイミングで、赤ちゃんが笑っていないだけで、眠りかけや寝起きに笑っていることも考えられます。
新生児微笑は、赤ちゃんが感情で笑顔を見せているわけではないため、いつ見られるか分かりません。
パパやママが赤ちゃんのことを見つめているタイミングで、必ず笑えるわけではないのです。
もしかすると赤ちゃんは笑っているけれど、そのタイミングをパパやママが見逃している可能性もあるでしょう。
「新生児微笑を絶対に見たい!」と思っているパパとママは、赤ちゃんがウトウトしているタイミングや、寝ているときを狙ってチェックしてみてください。
笑う頻度には個人差がある
新生児微笑がたくさん見られる赤ちゃんもいれば、回数が少ない赤ちゃんがいるのも事実です。
笑顔を見せる頻度には、もちろん個人差があります。
「新生児微笑」も「社会的微笑」も、頻度が少ないからといって、それはあくまでも赤ちゃんの個性です。
赤ちゃんの笑顔がなかなか見られないことが原因で、パパとママが不安を抱えた状態で接することの方が問題です。
必要以上に心配せず、スキンシップやコミュニケーションを楽しみましょう。
新生児は目の焦点が合いにくい
記事の中で何度も紹介しているように、新生児の視力はまだ発達途中です。そのため、目の焦点が合いにくいのもなかなか笑顔が見られない原因の1つとなるでしょう。
「社会的微笑」は、人の顔や表情を判断し、意思を持って見せる笑顔です。目の焦点が合いにくいと、人の顔や表情を判断しにくくなるのは当然です。
視力の発達ペースも、目安はありますが、個人差があるのは事実です。視力が発達するにつれ、目の焦点が合うようになると、自然と笑顔も増えてきます。
新生児の笑顔はパパとママの宝物に
新生児がいつ頃から笑顔を見せるのか、「新生児微笑」と「社会的微笑」の違いや、新生児の笑顔を引き出すポイントについて紹介しましたが、いかがでしたか?
「新生児微笑」が「大人から愛されるための本能から見せる笑顔」だったことに驚いたパパやママが多いのではないでしょうか。
意思を持って見せている笑顔ではなかったとしても、新生児の笑顔はパパとママにとってかけがえのない宝物になることでしょう。
今回の記事では、新生児の笑顔を引き出すポイントについても紹介しました。赤ちゃんの可愛い笑顔をたくさん引き出すために、ぜひポイントを押さえてコミニケーションをとってみてくださいね。
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