新生児の育児の基本といえば、やはり「授乳」ではないでしょうか。しかし、はじめての育児だと、
- 「どれくらいの量のミルクをあげればいいのか?」
- 「もう少しあげたほうがいいんじゃないのか?」
と、様々な疑問を持ってしまうことでしょう。
今回の記事では、生後2週間の新生児にはどれくらいの量のミルクを与えれば良いのかを紹介していきます。
また、月齢別に適切なミルクの量や、適正なミルクの量を把握するためのポイントもあわせて解説しています。
新米パパとママが授乳に対している疑問や不安を解消できる内容になっているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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月齢別に適切なミルクの量を解説
次に紹介するのは、月齢別に適切なミルクの量です。先程の見出しで、生後2週間ごろの赤ちゃんは飲む量に大きな差は無いと紹介しました。
しかし、成長するにつれたくさん飲める赤ちゃんもいれば、少ない量を複数回に分けて飲むのを好む赤ちゃんもいます。
大人でも、たくさん食べられる大人もいれば、少ない量で満足する方もいるので、赤ちゃんにも個性があるのは当然です。
これから紹介する数字はあくまでも目安でありますが、1つの判断基準になるよう解説していきます。
生後1週間
生まれて生後1週間までの赤ちゃんは、生後0日で10mlからスタートし、日々10mlずつ追加しながら授乳量を増やしていきます。
先程の見出しでも解説したように、生後1週間後までは生まれた病院で過ごすことも多く、助産師さんからのアドバイスで授業をすることが多いでしょう。
授乳の回数は3時間ごとに1回1日に8回程度授乳を行います。
生後2週間
先程の見出しでも解説しましたが、生後2週間の赤ちゃんには1回80ml程度を3時間間隔で与えるのが基本といわれています。3時間に1回授乳を行い、1日8回程度ミルクの時間を取ります。
生後3週間ごろ
生後3週間ごろから、赤ちゃんの飲む量に少しずつ差が出てくる時期です。またぐんぐん成長も進むため、飲む量も少しずつ多くなってきます。
一般的には、1回100~120mlの量を与えます。少しずつ授乳間隔が開くようになるため、3~4時間間隔で1日に6~8回が目安にすると良いでしょう。
生後2カ月
新生児を卒業し、乳児になる時期です。1回140~160mlを3~5時間間隔で1日5~7回与えるようにしましょう。
1回の授乳量が増えることで、飲み残しの回数も増えることでしょう。1回に必ず適量を飲ませるのではなく、1日のトータルで700~1000mlを目安に与えられていれば充分です。
ミルクと母乳の混合授乳はどのように対応するべき?
すべてのお母さんがミルクで育児をしているわけではありませんよね。中には母乳のみ、ミルクと母乳の混合授乳で育児をしているお母さんもいることでしょう。
しかし、母乳を与えている場合に、赤ちゃんがどれくらいの量を飲むことができているのか、把握する事は難しいですよね。
母乳は基本的にはどれくらいの量を与えても良いといわれています。そのため、赤ちゃんが欲しがっている分あげても良いでしょう。
母乳とミルクの混合育児をしている場合には、ミルクの量が適正であれば、母乳の量を把握する必要はありません。
適正なミルクの量を把握するための5つのポイント
先程の見出しで紹介したように、母乳は赤ちゃんが欲しがるだけ与えても良いとされてはいますが「もしかしたら足りていない可能性」を心配しているパパやママもいることでしょう。
もちろん、母乳が思っているよりも出ていない可能性もあります。その場合、きちんと授乳をしているつもりでも、赤ちゃんにとって必要な量は飲めていないことになります。
最後に、適正なミルクの量を把握するための5つのポイントをレクチャーするのでチェック必須です。
順調に体重が増えている
新生児の赤ちゃんは1日25から50グラム程度体重が増えます。1ヵ月検診で1キロ体重が増えていれば、適正な量のミルクを飲めていると考えて良いでしょう。
新生児の赤ちゃんは、1日のほとんど寝て過ごすため、体重が減るもしくは増えない事はありません。1ヵ月間で体重が増えていなければ、1回の授乳の量を増やす必要があるでしょう。
おしっことうんちの回数が正常である
1日の授乳量が不安な場合は、赤ちゃんのおしっことうんちの回数をチェックすると良いでしょう。
おしっこが1日に6回以上出ていない場合は、水分不足の可能性が高いです。1回の授乳の量を増やしましょう。また、赤ちゃんのうんちは大人の便と違い、水分量が多くゆるゆるとした形状です。そのため1日に5回から10回程度うんちをします。
中には、便秘体質の赤ちゃんは1日に1回から2回程と少ない子もいますが、1日に1回でないのは授乳量が足りていない証拠です。
授乳した後は機嫌がいい
授乳をした後の赤ちゃんの様子でも、適正な授乳量を把握することが可能です。授乳した後に赤ちゃんの機嫌が良いようなら、ちょうどいい量を飲んでいると考えられます。
反対に、授乳してすぐであるにもかかわらず、ぐずって泣いているようなら、1回の授乳の量に満足していない可能性が高いです。
1度授乳量を増やして、赤ちゃんの様子をチェックしてみましょう。
肌に透明感があり、血色がいい
赤ちゃんの肌には透明感がありますか?また血色は良いですか?肌に透明感があり、血色が良いようならきちんとした授乳の量を飲めていると考えられます。
授乳の間隔が3時間前後空く
授乳の間隔が3時間前後開くようなら、1回の授乳量が適正だと考えられます。万が一1時間程度で授乳をしなければならないことが続くようなら、1回の授乳量が足らず、すぐにお腹が空いていると考えられます。
1回の授乳量を増やし、授乳の間隔が3時間前後開くように調整してあげると良いですよ。
ミルクが足りていないときの3つのサイン
ミルクが足りていないときのサインも赤ちゃんはしっかり出しています。ミルクが足りていないときのサインを把握することで、赤ちゃんの健やかな成長を守ることができますよ。
ミルクが足りていないときのサインは以下にまとめました。
- ミルクを飲んだばかりなのに機嫌が悪い
- 体重が順調に増えていない
- おしっこの回数が少ない
それでは早速解説していきましょう。
ミルクを飲んだばかりなのに機嫌が悪い
「いつも抱っこしていないと機嫌が悪い…!」という赤ちゃんは多く存在します。しかし、ミルクを飲んだばかりなのに、すぐから機嫌が悪い赤ちゃんはそう多くありません。
ミルクを飲んだばかりなのに、ぐずぐず泣いて、機嫌が悪いようならミルクが足りていない可能性が考えられます。
ミルクを飲んだばかりなのに、機嫌が悪いようなら、少しミルクを増やしてみると良いでしょう。
体重が順調に増えていない
体重の増加には個人差があります。同じ赤ちゃんでも教科書通りに増えていくわけではありません。
ただ、規則正しくミルクを与えているにもかかわらず、体重が順調に増えていないようなら、1度の授乳量が足りていない可能性が考えられます。
「周りの赤ちゃんと比べて、少し小さい気がする…」と感じるようなら、一度小児科の先生に相談してみてもいいかもしれません。
赤ちゃん用の体重計で定期的に体重を把握できると安心だね!
おしっこの回数が少ない
おしっこの回数が1日に6回より少ないようなら、ミルクの量が足りていないと考えられます。
ミルクの量が足りていなくて、おしっこの回数が減っているようなら、脱水症状を起こす危険性があります。
小さな赤ちゃんはすぐに体調が変化してしまいます。今すぐにミルクの量を増やしてあげましょう。
新生児にミルクを与える際の3つの注意点
新生児は、これまでママのお腹の中で守られ、無菌状態で生活していました。大人の食事と同じように授乳をしていると、赤ちゃんを危険にさらすこともあるのです。
新生児にミルクを与える際には、いくつかの注意点を抑えておく必要があります。
新生児にミルクを与える際の注意点を以下にまとめました。
- ミルクの作り置きはしない
- 余ったミルクはすぐに捨てる
- ミルクを飲んだ後は激しく動かさない
赤ちゃんの健やかな健康守るためにも、注意点をしっかり把握しておいてくださいね。
ミルクの作り置きはしない
新生児に与えるミルクを作るのって、結構手間に感じることもあるはず。「ミルクの作り置きをしておけば、スムーズに授乳ができるかも…!」と思うこともあるでしょう。
しかし、新生児に与えるミルクを作り置きしておくのはNGです。作り置きをしておくと、少しずつミルクの中で菌が繁殖する可能性があるからです。
菌が繁殖したミルクを飲ませるなんて、危険だね!
余ったミルクはすぐに捨てる
赤ちゃんにミルクを与えている際に「思ったより飲まなかったな…!」ということもあるでしょう。
赤ちゃんもパパやママと同じで、お腹がいっぱいでたくさん飲めないこともあります。そんな時「余ったミルクがもったいないな…」と、次の授乳に使い回したくなることもあるでしょう。
しかし、余ったミルクを使い回しして、次回の授乳時に与えるのはNGです。前述したように、ミルクは時間をおくと少しずつ菌が繁殖していきます。
一度口をつけたミルクだと、菌の繁殖が進みやすくなります。
余ったミルクを捨てるのはもったいなく感じることもあるかもしれませんが、赤ちゃんを守るためにも次回の授乳には新しいミルクを作ってあげましょう。
ミルクを飲んだ後はすぐに激しく動かさない
赤ちゃんの消化器官はまっすぐで、少し動いただけでも吐き戻しする危険性があります。
ミルクを飲んだ後は、機嫌が良い赤ちゃんも多く、お出かけをしたり、お風呂に入れたくなることがあるかもしれません。
しかし、ミルクを飲んですぐに激しく動かすと吐き戻しの可能性が高まります。
吐き戻したミルクで誤飲を防ぐためにも車でのお出かけやお風呂に入る30分前に授乳をするのが鉄則です。
授乳をしてすぐに体を動かすと吐き戻ししやすくなるんだね!
成長にするにつれミルクはどれくらい必要になるの?
赤ちゃんは、成長するにつれ、少しずつミルクの量が増えてきます。どんなペースでミルクの量が増えていくのが月齢ごとに解説していきます。
生後3カ月から5カ月ごろ
生後3ヶ月から5ヶ月ごろになると、3時間だった授乳間隔も少しずつ開くようになってきます。1回160~200mlを4~5時間間隔で1日に5~6回与えましょう。
もちろん、毎回160〜200mlをすべて飲みきれるわけではないでしょう。1日1000~1200mlを目安に、栄養を取ることができれば問題ありません。
生後半年ごろ
生後半年頃には、ほとんどの赤ちゃんが離乳食をスタートさせていることでしょう。離乳食の進み具合に合わせて、ミルクの量を調整することが大切となってきます。
基本的には、1回200~220mlを5~6時間間隔で1日に4回程度与えるようにしましょう。
ただ、離乳食後にはお腹が既に溜まっている状態であるため、140~220ml程度に調整します。
1日のトータルは、1000~1400mlを目安に飲めていれば安心です。
生後8カ月ごろ
離乳食が少しずつ進み、1回食から2回食に増えてくる時期です。1日のミルクの回数は、ぐっと減り1回200~220mlを6~7時間間隔で1日に3~4回程度になります。
離乳食も、しっかり食べられているようなら、ミルクの量を140~160ml程度に抑えて与えるようにしましょう。
生後10カ月ごろ
この頃は、離乳食が3回食になり離乳食完了期に入ります。そのため、中にはミルクを欲しがらない赤ちゃんも出てきます。その場合には、食事で十分に栄養が取れているため、無理にミルクを与える必要はありません。
赤ちゃんがもう少しミルクを欲しがっているようなら、1回200~220mlを1日に2~3回程度与え、離乳食後には80~120ml程度に抑えて、少しずつ離乳を促していきましょう。
目安にとらわれず、赤ちゃんの様子をチェックしてみて
今回は、生後2週間の新生児がどれくらいのミルクの量を飲むのか?を基準に、その他の月齢で適正なミルクの量を紹介していきました。
また、赤ちゃんが適正な量のミルクを飲めているのかを判断できるポイントもあわせて解説していきましたが、いかがでしたか?
「きちんとしたミルクの量を飲めているのか?」と不安を感じていたパパとママにとって、判断できるポイントがあれば、不安も解消できるのではないでしょうか?
しかし、今回紹介した適正なミルクの量はあくまでも目安です。もちろんたくさん飲める赤ちゃんもいれば、そうでない赤ちゃんもいます。
目安として表示されている数値にとらわれるのではなく、目の前にいる赤ちゃんの様子で適正な量を把握するのが1番です。
表示されている数字より少ない量しか飲めなくても、赤ちゃんが元気に育っていればそれで問題ありません。
はじめての育児は、不安や疑問ばかりになるかと思います。しかし、不安にとらわれすぎず、まずは赤ちゃんとの生活を楽しむことを大切にしてみてくださいね。
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