子連れ引っ越しのベストなタイミングはいつ？必要な手続きも併せて解説

小さな子どもがいながら引っ越しをする場合、3月に引っ越しをしたらいいの？それとも夏休み明けにしたらいいの？など、引っ越しのタイミングに悩みますよね。

今回は小さな子どもを連れての引っ越しのベストタイミングを紹介していきます。子どもの年齢別にベストなタイミングを紹介しているので、参考にしてみてください。

また、子どもを連れて引っ越しをするにあたって必要な手続きや、子どものメンタルケアに関しても解説しています。

子連れ引っ越しのベストなタイミングはいつ？

小さな子どもがいながら引っ越しをする場合タイミングを、いつにすればいいのか迷いますよね。

幼稚園や小学校に通っている子がいるなら、できるだけ新しい学校への移行をスムーズにしてあげたいし、お友達との別れが寂しくないタイミングを選んであげたいものです。

この見出しでは、子連れ引っ越しのベストなタイミングを紹介しています。

0歳から3歳、3歳から6歳、そして・小中学生を連れての引っ越しタイミングに加えて、妊娠中に引っ越しをする場合のタイミングをまとめました。

ぜひ参考にしてみてください。

【妊娠中】引っ越しのベストタイミングは？

妊娠中に引っ越しをするには、安定期に入ってから8ヶ月ごろまでに引っ越しを完了させるようにしましょう。

妊娠初期はつわりなどがあり、体が思うように動きません。また妊娠8ヶ月を過ぎた後期に入ると、お腹が大きくなり、少し動くだけでも体に負担がかかってしまいます。

ただ、妊娠中に引っ越しをする場合には、修理の協力が必要不可欠です。力仕事はパパや周りの人にお願いして、極力ママの体に負担がかからないようにしましょう。

また、引っ越ししている最中に万が一のことがあった場合に、スムーズに受診できるよう、近くの産婦人科や医療機関を事前にチェックする必要があります。

【0歳から3歳】引っ越しのベストタイミングは？

保育園や幼稚園に通っていない0歳から3歳の子どもを連れた引っ越しは、引っ越し月よりも季節で引っ越しのタイミングを選ぶ必要があります。

近年、夏は連日猛暑日が続きます。夏の引っ越しは小さな子どもに負担がかかりやすい時期です。

冬は、乾燥していたり、体調を崩しがちです。引っ越しをするにあたり、環境の変化もあることから、余計に体調を崩しやすくなります。

春や秋は小さい赤ちゃんが比較的過ごしやすい時期です。引っ越しをするのであれば、春・秋頃のタイミングを選びましょう。

【3歳から6歳】引っ越しのベストタイミングは？

保育園や幼稚園に通っている3歳から6歳の子どもを連れての引っ越しは、春休み明けや夏休み明けから新しい保育園や幼稚園に通えるタイミングを選んであげると良いでしょう。

3月は、転園や天候の手続きがしやすい時期でもあります。4月に引っ越しをすると、みんなが同じタイミングで新しい環境になるので、スムーズに馴染みやすくなるメリットがあります。

夏休み期間に引っ越しをすると、新しい環境のベースを整えやすくなるので、おすすめです。

同じように長期休暇のある冬休み明けからの引っ越しですが、冬休み明けから引っ越しをしても新しい環境で過ごす期間が少なくなります。

やっと慣れた頃に、またクラス替えがあったりして、子どもにストレスがかかる可能性があります。

また、先程の見出しでも紹介したように、寒い季節は体調崩しがちな季節でもあります。環境の変化についていけなくなるので、できるだけ避けた方がいいでしょう。

【小・中学生】引っ越しのベストタイミングは？

小学生や中学生を連れての引っ越しは、学年の切り替えを利用できるタイミングがおすすめです。

ただ、学年が上に上がるにつれて、野外活動や修学旅行など大きな行事が関わってきます。

秋ごろに野外活動や修学旅行があるのであれば、4月のタイミングを利用して、クラスに馴染めてから参加できるようにしてあげましょう。

5月ごろ野外活動や修学旅行があるのであれば、引っ越しのタイミングを伸ばして行事が終わってから引っ越しをしてあげるようにしましょう。

行事の関係との兼ね合いはあるものの、クラスに慣れた頃に転校するのは、学業や友人関係に影響が出る可能性があります。

クラスに慣れた頃に転校すると、新しい学校でうまく馴染むことができず、孤立感を抱える子どもも多く存在します。

新しい環境の変化に加えて、対人関係でもストレスを感じやすくなるので、注意しましょう。

子連れ引っ越しで必要な手続き13選

小さな子どもを連れての引っ越しは、さまざまな手続きが必要になります。新居を決めて、荷造りをしたり荷解きをしたりそれだけでもバタバタにもかかわらず「手続きまで頭が回らない…」となるのも無理ありません。

しかし、引っ越し関連で必要な手続きの中には、以下のようにルールが決められているものがあります。

ルールに基づいて手続きができていない場合、さらに手続きに手間がかかったり、罰則が課せられる可能性があるので注意しましょう。

引っ越しに関わる手続きを以下にまとめました。

引っ越しをするだけでも、手続きの量は多いのに、そこに子どもがいるとなると、子ども関連の手続きも必要になります。

転出届や転入届、子ども手当などの手続きは、同じ場所で同じ日に行えます。

上記のものを持参して、同じ日にできる手続きは1回で済ませるようにしましょう。

また、運転免許証や車庫証明も新居の管轄にある警察署で同時に行えます。車庫証明は、引っ越しをしてから14日以内に提出しなければいけません。

14日以降になった場合には、罰金などが課せられる可能性があるので注意しましょう。

インターネットやライフラインの手続きは、契約している企業によって内容が異なります。

契約内容によっては、旧居と新居で二重支払いになる可能性や、引っ越してからすぐに水道やガスが使えない可能性があります。

引っ越しが決まった段階で、インターネットやライフラインの契約手続きがどうなっているのか、住所変更はどのように進めたら良いのか確認しておくようにしましょう。

先輩ママが感じている子連れ引っ越しの大変さ

初めて引っ越しをするとなると、どんなことに手こずるのか、何が大変なのかも見当つきませんよね。

そこでこの見出しでは、小さな子どもを連れて引っ越しをした経験がある先輩ママが感じた子連れ引っ越しの大変さをまとめてみました。

先輩ママが子連れ引っ越しに対して感じた大変さは、以下の3つが主に挙げられました。

それでは早速紹介していきます。

子育てしやすい環境かの見極めが難しい

小さな子どもがいると、新しく住む街が子育てしやすい環境が整っているかは重要なポイントとなります。

子育てしやすい環境が整っていなければ、働きたいと思ったタイミングで働けなかったり、子どもの遊び場が見つからず、時間を持て余す可能性があります。

しかし、初めて行く県や街だった場合、知り合いがいないと子育てしやすい街かどうかの判断なんてなかなかできませんよね。

子育てしやすい環境か見極めるポイントを以下5つまとめました。

子どもを連れて引っ越しをする際には、上記のポイントを意識して、新居を探すようにしましょう。

荷造りが全然進まない

「小さな子どもがいて荷造りがなかなか進められない…」という悩みを抱えているママは多く存在します。

荷造りを進めようと思っても子どもに邪魔をされたり、せっかくまとめた荷物の中から必要なおもちゃを取り出さないといけなかったりなど、多くのママが頭を抱えています。

「このおもちゃなら、もうまとめても大丈夫そうかな…？」と思っても、急に思い出して「あのおもちゃがなくなった！」と騒いじゃう子もいるんですよね。

イヤイヤ期中の子どもだと、扱いが難しくなり、荷造りの手が止まることもあるでしょう。

小さな子どもがいながら荷造りを進めるポイントは別の見出しで詳しく解説しています。

ぜひそちらを参考にしていただいて、できるだけタイムロスを軽減し、スムーズに荷造りを進めてみてください。

子どものメンタルが不安定になる

引っ越しをすることに関して、不安を感じているのは、パパやママだけではありません。幼稚園や小学校に通っていれば、友達とお別れする寂しさを感じていることでしょう。

また「新しいお友達ができるかな…？」と不安を感じるのも当然です。

幼稚園に通っていない小さな子どもでも、これまで住んでいたおうちとは変わり、新しい環境になったら、急に癇癪がひどくなったり夜寝られなくなったりなど不安定になることもあります。

子どものメンタルケアの方法は別の見出しで詳しく解説しているので、そちらも参考にしてみてください。

子どものメンタルを支えてあげるには？

小さな子どもは環境の変化に敏感です。また、小学校や中学校に通っている子どもであっても、環境が新しくなり「学校に馴染めるのか？」「友達をできるのか？」などと不安を感じています。

そんな子どもに対して「子どものメンタルを支えてあげるにはどうしたらいいんだろう？」と悩んでいるママもいることでしょう。

引っ越しに関して、子どもの気持ちが不安定になった時、パパやママがどんなふうに支えてあげたらいいのか、メンタルケアの方法を以下にまとめました。

子どもを連れて引っ越しをする場合には、引っ越しが決まった段階で早めに伝えることが大切です。また、引っ越しに関する情報は常に子どもと共有しておきましょう。

そして、引っ越しに対して、子どもが感じている気持ちをうまく引き出してあげるようにしましょう。子どもが感じている不安を吐き出したときに、今の土地と新しい土地と比較するのはNGです。

子どもが吐き出した気持ちには「常に共感」を意識するのが大切です。

また、どれだけ感情を引き出しても、子どもの不安が取り除けないようなら、新しい土地を実際見に行ってみるのもおすすめです。

新しい土地を実際見に行ってみることで、感じている不安が取り除けることもあります。

子連れ引っ越しの負担を軽減する5つのポイント

小さな子どもを連れての引っ越しは、荷造りをするだけでも思う通りに行かないということが、先ほどの見出しでわかりましたね。

しかし、引っ越しをすると決まったのであれば、少しずつできることから進めていかなければなりません。

このみ出しでは、子連れ引っ越しの負担を少しでも軽減するために、以下に5つのポイントをまとめました。

それでは早速解説していきましょう。

子どもの必要なものは別でまとめておく

荷造りをするときには「パパのもの」「ママのもの」「子どものもの」のようにまとめるようにしましょう。

パパとママのものを同じ箱にまとめた場合「荷造りしたけれど、どうしても◯◯が必要！」となったときに、どの箱を探したらいいのかわからなくなってしまうからです。

「パパの冬物」のように箱に入っているものをわかりやすく記載しておけば、万が一必要なものが出てきた場合にも、すぐに対応できます。

また、子どものものは、大人のものより後にまとめる必要があります。

荷造りをするときには、計画的に進められるようスケジュールを立てる必要がありますが、大人のものから順に進めて、最後に子どもの荷物をまとめるようにするのがポイントです。

荷造りは子どもが寝てる間に進める

小さな子どもがいる場合には、荷造りは子どもが寝ている間に進めるのがポイントです。荷造りをしている途中で「ママ遊んで」のように声をかけられると、どこまで荷物をまとめたのかわからなくなることがあります。

また、途中で手を止められた場合に、荷造りをするやる気スイッチがオフになってしまうこともあります。

「寝ている時間は、自分の体力がなくて荷造りするのが難しいかも…」というママは、短時間だけでも一時預かりを利用するなどして、1人の時間を確保しましょう。

引っ越し時間は午前中に設定する

引っ越し当日は、引っ越し開始時間を午前中に設定するのがポイントです。小さな子どもがいると引っ越しの開始時刻をゆっくりに設定したくなる気持ちもわかります。

午後からの引っ越しだと、自分たちの引っ越し開始時間より前に別の場所で引っ越しの予定が入ることがあります。その場合、前の引っ越しが終了予定時刻より遅れてしまうと、引っ越し開始時刻が少しずつ遅くなってしまうのです。

「13時から引っ越し開始だったはずなのに、全然業者が来てくれない…」とヤキモキすることも予想されｒます。

また、引っ越しする地方によっても異なりますが、引っ越し先が遠かった場合、荷物を詰めて運び終わるまで、1時間から2時間程度が必要です。

それだけ荷解きをする時間が遅くなるので、子どもにご飯を食べさせる時間や、お風呂の時間に追われてしまう可能性があるので、注意しましょう。

ギリギリまで使える「なんでもボックス」を作っておく

引っ越し前の荷造りは、スケジュールを事前に立てて、そのスケジュール通りに進めていくことで、漏れや抜けがなく進められます。

しかし、スケジュールを立てて進めていても、思いがけない場所から荷物が出てきたり、つめ忘れの荷物が出て来るものです。

思いがけない場所から出てきた荷物や、詰め忘れた荷物を、いちいち正しい場所に詰め直していては、時間が大幅にかかってしまいます。

そんなときには「なんでもボックス」を作っておきましょう。このなんでもボックスには、思いがけない場所から出てきた荷物や、詰め忘れた荷物などまとめた荷物を開けて入れるには、面倒に感じるものを適当に詰めていける箱です。

この箱を用意しておくだけでも、気持ち的に楽になりますよ。ただ何でもボックスをたくさん作ってしまうと、荷解きをするタイミングでどこに何が収まっているのかわからなくなってしまう可能性があります。

なんでもボックスを作る際には、1つから2つまで」とルールを決めるようにしましょう。

引っ越し業者おすすめプランを活用する

それでも「荷造りをうまくできる自信がない…」「引っ越しに関して、面倒な事はしたくない…！」と感じるママは、引っ越し業者に全ておまかせできるプランを活用するのがおすすめです。

引っ越し当日、荷造りをして運び、荷造りまで全て業者が一貫してくれるプランです。

通常の引っ越し料金に、+で費用がかかりますが、気持ちが不安定になった子どものメンタルケアや、手続きのみに集中できるメリットがあります。

引っ越しおまかせプランが用意されている引越し業者は別の見出しで詳しく解説しています。料金やそれぞれの会社の特徴を解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

おまかせプランがある引越し業者3選

上記のように感じているママは、おまかせプランのある引越し業者を選択するのがおすすめです。

荷造りから荷解きまで全てプロに任せられるため、引っ越しに対するストレスを極限まで軽減させられるメリットがあります。

おまかせプランがある引っ越し業者を以下に3社まとめました。

それぞれの特徴や費用をまとめているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

サカイ引越センター

おまかせプランが用意されている引っ越し業者1社目は「サカイ引越センター」です。

サカイ引越センターの特徴は、荷造りだけを任せられるハーフプラン、荷解きまで任せられるフルプランに加えて、新居の掃除まで任せられるプランの用意があることです。

荷ほどきをした後は、どうしてもほこりがまっていたり、すぐに生活できる環境ではなくなってしまいます。引っ越しが完了した当日、もしくは翌日に新居のハウスクリーニングも行ってもらえるので、新しいスタートが気持ちの良いものになりますよ。

アート引越センター

おまかせプランが用意されている引っ越し業者2社目は「アート引越センター」です。

アート引越しセンターには、引っ越しだけではなく、手続きの代行などさまざまなオプションが用意されています。

引っ越しに関わる手続きや、模様替えなど他の引っ越し業者では実施していないサービスがあるのがアート引越しセンターの魅力です。

日本通運

おまかせプランが用意されている引っ越し業者3社目は「日本通運」です。

日本通運の特徴は、予算や希望の引っ越しないように応じて、オリジナルのプランを組めることです。

上記のように、希望を聞き取りしながら、引越プランを組んでもらいます。

おまかせプランの予算は、ハーフプランであれば12万円から、フルプランであれば14万円から20万円が目安です。

ただ費用は、部屋の数や引っ越し先までの距離、荷物の量や取りなどによって異なります。

引っ越し業者のおまかせプランを利用したい場合は、正確な見積もりを出してもらって検討しましょう。

子連れ引っ越しはベストなタイミングを見極めよう！

今回の記事では、子連れ引っ越しのベストなタイミングや先輩ママが感じている子連れ引っ越しの大変さについて紹介しました。

子どもを連れての引っ越しは、荷造りや荷解きをするだけでも大変なのに、子どものメンタルケアや対人関係を守るために引っ越しのベストタイミングを見極めるのも大変ですよね。

小さな子どもを連れての引っ越しは「春頃」の周りの環境も一気に変わるタイミングがおすすめです。

おうちや街の雰囲気ががらりと変わり、感じていないようでもストレスを感じているのが子どもです。

できるだけ新しい環境にスムーズに馴染めるタイミングを選んであげるようにしましょう。

また、今回の記事では、引っ越しをスムーズに進めるためのコツや、子どものメンタルケアの方法も解説しました。

子どもが感じている小さな不安に寄り添って、無事、新しい環境で最高のスタートを切ってくださいね！