子育て中の外出は、移動手段にも気を使うもの。特に赤ちゃんや幼児を連れての移動では、安全性を最優先に考えたいですよね。
そこで気になるのが、タクシー利用時のチャイルドシートの必要性。法律ではどうなっているの?本当にシートなしでも大丈夫?
この記事では、そんな疑問に丁寧にお答えします。加えて、地域ごとにチャイルドシート付きのタクシーを提供している「子育てタクシー」の一覧もご紹介。
観光や帰省、通院など、日常のさまざまなシーンで役立つ情報をまとめました。
赤ちゃん連れのお出かけに不安を感じているママやパパも、この記事を読むことで、安心してタクシーを活用できるようになりますよ。
タクシーでのチャイルドシートの必要性
タクシーでは、原則としてチャイルドシートの使用が法律上免除されていますが、赤ちゃんや小さな子どもを乗せる際、タクシーにチャイルドシートを使用することが、命を守るための基本的な対策です。
移動中に予期しない急ブレーキや衝突が起こることもありますが、適切なチャイルドシートを使うことで、事故から子どもを守ることができます。
日本では、交通安全法により、子ども用の安全設備の使用が推奨されています。
この見出しでは、タクシー利用時にチャイルドシートが必要な理由を、以下の2つのカテゴリにわけて詳しく解説します。
- 法律上の義務
- 安全性の観点
法律上の義務
法律上の義務について解説します。
- チャイルドシートの免除条件
- 自家用車とタクシーの違い
チャイルドシートの免除条件
タクシーでは、原則としてチャイルドシートの使用が法律上免除されています。
これは道路交通法の規定により、営業用の自動車(タクシーやバスなど)は、乗車時のチャイルドシート使用義務が適用されないからです。
つまり、タクシー運転手がチャイルドシートを設置していなくても違反にはなりません。
とはいえ、これはあくまで「義務の免除」であって、安全性が確保されるわけではない点には注意が必要です。
たとえば、急ブレーキや事故時に赤ちゃんがシートベルトなしで座っていた場合、重大なけがを負う可能性があります。
実際に、短距離でも事故が起きるリスクはゼロではありません。
法律上は免除されていても、可能であればチャイルドシートを利用できるタクシーや、ベビー対応の移動サービスを選ぶことが、安全・安心な移動につながるのです。

タクシーにチャイルドシートを乗せるのは義務つけられていないけど、搭載されていた方が安心だよね!
自家用車とタクシーの違い
子どもを車に乗せるとき、自家用車とタクシーではチャイルドシートの扱いが大きく異なります。
自家用車では、6歳未満の子どもにチャイルドシートの使用が法律で義務付けられており、違反すれば違反点数も加算されます。
一方で、タクシーなどの営業車両では、先述のとおり使用義務が免除されているため、設置されていないことがほとんどです。
この違いは、利用者の自由な乗降を前提とするタクシー業務の特性を考慮した制度的な配慮によるものです。
しかし、どちらの車両であっても事故のリスクに変わりはありません。実際、タクシーでの移動中に事故に巻き込まれた事例も報告されています。
つまり、法律上の扱いに違いはあっても、安全を優先するならチャイルドシートのある環境で移動するのが望ましいということになります。
安全性の観点
安全性の観点から解説します。
- チャイルドシート未使用時のリスク
- 長距離移動時の注意点
チャイルドシート未使用時のリスク
チャイルドシートを使わずに車に乗ることは、小さな子どもにとって大きなリスクを伴います。
体が小さく、骨格が未発達な乳幼児は、衝突や急ブレーキの衝撃を大人のように受け止めることができません。
そのため、シートベルトが身体に合わず、かえって首や内臓を損傷してしまう可能性もあります。
特に、タクシーでは座席にベルトがあっても、小さな子どもが正しく固定されていないまま乗車するケースが多く見られます。
ある実験では、時速40kmの衝突事故でも、チャイルドシート未使用の子どもは致命傷を負う危険性があるという結果が出ています。
ちょっとした近距離の移動でも、事故の可能性はゼロではないからこそ、できる限りチャイルドシートの使用を心がけましょう。
安全な移動手段を選ぶことが、家族全員の安心につながります。



命を守るためのシートベルトは、子どもにとっては危険なこともあるんだね!
長距離移動時の注意点
タクシーで長距離移動をする場合、チャイルドシートの有無はより重要になります。
長時間の移動では、子どもが眠ってしまったり、車内で体勢を崩したりすることが多く、シートベルトだけでは十分に支えきれません。
また、長時間の座り姿勢による疲れや不快感が原因で、ぐずり出すことも少なくありません。
チャイルドシートがあれば、身体をしっかり固定できるだけでなく、リクライニング機能やクッション性により快適さも保たれます。
さらに、急ブレーキや事故など不測の事態が起きた際の安全性も大きく違います。子育てタクシーの中には、チャイルドシートを完備している車両や、事前予約で設置対応してくれるサービスもあります。
長距離の移動ほど、安心して子どもが過ごせる環境を整えておくことが、親子双方にとってストレスの少ない移動を実現します。
赤ちゃんと安全にタクシーを利用する方法5選
赤ちゃんや小さな子どもとタクシーに乗る際には、安全を最優先にした準備が不可欠です。
タクシー運転手の運転スタイルや、乗車前の準備・車内での安全対策など、知っておくべきポイントがたくさんあります。
これから紹介する「赤ちゃんと安全にタクシーを利用する方法5選」を実践すれば、安心してタクシーを利用できます。
移動時の安全を確保するために大切なポイントを押さえましょう。
- チャイルドシートを持参する
- タクシー会社にチャイルドシートを用意してもらう
- 大人がシートベルトを締めて抱っこ
- 運転席の後ろに座る
- こまめに休憩を取る
チャイルドシートを持参する
赤ちゃんとのタクシー移動では、自分でチャイルドシートを持参するのが最も確実な安全対策です。
なぜなら、自分の子に合ったシートで正しい姿勢を保てるうえ、急ブレーキや衝突時のリスクも大きく軽減されるからです。
最近では軽量で折りたたみができるポータブルタイプのチャイルドシートも登場しており、タクシーの乗り降りもそれほど負担にはなりません。
たとえば、「mifold(マイフォールド)」のようなコンパクトなジュニアシートや、トラベル用のベビーキャリー型シートなどがあり、旅行や帰省のときに活躍します。
手荷物にはなりますが、赤ちゃんの命を守る備えとしては十分価値があります。
特に、自家用車がなく日常的にタクシーを利用する家庭にはおすすめの方法です。



タクシー利用がメインなママは、持ち運びが便利なチャイルドシートを持っておいてもいいかもしれないね!
タクシー会社にチャイルドシートを用意してもらう
タクシーを利用する前に、チャイルドシートを備えた車両を予約しておくのも安全な選択肢のひとつです。
多くの子育てタクシーや福祉タクシーでは、事前に申し込めばチャイルドシートを用意してくれるサービスがあります。
これは、移動時の安全を確保しつつ、荷物を減らしたいママ・パパにとって非常に便利な方法です。
たとえば、全国子育てタクシー協会に加盟するタクシー会社では、乳児用・幼児用のチャイルドシートを使い分けて設置してくれる場合もあります。
ただし、すべての地域や会社が対応しているわけではないので、予約時には「チャイルドシートあり」と明記されているかを必ず確認しましょう。
公共サービスに頼ることで、安全性と快適性を両立させた移動が可能になります。
大人がシートベルトを締めて抱っこ
チャイルドシートがない場合、やむを得ず赤ちゃんを抱っこしてタクシーに乗ることがありますが、その際は必ず大人がシートベルトを締めたうえで抱っこするのが基本です。
とはいえ、これはあくまで「最小限の安全策」にすぎません。衝突時には大人が子どもを支えきれない可能性があり、危険性は高いのが実情です。
たとえば、時速30kmの衝突でも、赤ちゃんには数十キロもの衝撃がかかるとされており、抱っこではその衝撃を抑えることは困難です。
それでも「短距離だから」と割り切らざるを得ない場面もあるでしょう。
そのような場合には、進行方向と反対側に身体を向けて赤ちゃんをしっかりホールドするなど、少しでもリスクを軽減する工夫が必要です。
安全とは言い切れないものの、より安全に近づける努力は欠かせません。



赤ちゃんを抱っこした状態でシートベルトを装着するのは危険だよ!
運転席の後ろに座る
赤ちゃんと一緒にタクシーを利用する際は、運転席の後ろの席に座るのがベストです。
この位置は、万が一の事故の際、衝突の衝撃が比較的少ないとされており、安全性が高いといわれています。
また、ドライバーの死角にも入りにくいため、コミュニケーションもしやすくなります。特に抱っこで乗車する場合や、チャイルドシートを使う場合でも、この位置に座ることで運転の影響を直接受けにくくなるのです。
さらに、助手席と比べて広さにも余裕があるため、赤ちゃんとの距離も取りやすく、荷物の出し入れなどもしやすくなります。
タクシーの座席選びは見落とされがちですが、ちょっとした工夫で事故の被害を最小限に抑えることができます。
こまめに休憩を取る
赤ちゃんとの長距離移動では、こまめな休憩がとても大切です。
大人にとっては快適な車内でも、赤ちゃんは揺れや圧迫感・座りっぱなしの状態にストレスを感じやすく、泣いたりぐずったりする原因になります。
さらに、授乳やオムツ替え、体温調節といったケアも必要になるため、1〜2時間に1回は休憩を入れると安心です。
特に夏場や冬場は車内の温度が変化しやすく、体調を崩しやすいので注意が必要です。サービスエリアやパーキングエリアでの休憩を取り入れれば、赤ちゃんだけでなく大人のリフレッシュにもつながります。
タクシーの運転手さんに一言伝えれば、休憩にも快く応じてくれる場合が多いので、遠慮せずに相談しましょう。快適で安全な移動には「無理をしない」姿勢が何より大切です。



小さな赤ちゃんを連れて遠出するのは、赤ちゃんとママの体調を1番に考えてね!
赤ちゃんとタクシーを利用するなら子育てタクシーがおすすめ
赤ちゃんとのタクシー移動に不安を感じる方には、「子育てタクシー」の利用がおすすめです。子育てタクシーは、チャイルドシートの設置や乗降時のサポートなど、乳幼児連れの利用者に特化したサービスを提供しているのが特徴です。
- 子育てタクシーとは
- 各地域の子育てタクシーを紹介
子育てタクシーとは
赤ちゃんや小さな子どもを連れて移動するなら、子育てタクシーは非常に心強い存在です。
なぜなら、チャイルドシート完備や乗降のサポート、子育てに理解のあるドライバーによる対応など、子育て世代のニーズに応じたサービスが充実しているからです。
たとえば、保育園の送迎や病院の付き添いにも対応してくれる事業者が多く、忙しい日常の移動をスムーズにしてくれます。
さらに、運転手は研修を受けており、子どもへの接し方や緊急時の対応にも慣れています。
地域によってサービス内容は異なりますが、どのエリアでも「安心・安全な移動」を実現するための体制が整っています。
親子での外出に不安がある方は、まず一度、子育てタクシーの利用を検討してみるとよいでしょう。



ママと赤ちゃんにやさしいサービスはたくさん用意されているんだね!
各地域の子育てタクシーを紹介
各地域のおすすめ子育てタクシーを紹介します。それぞれのタクシー会社の特徴も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
- 北海道地方の子育てタクシー
- 東北地方の子育てタクシー
- 関東地方の子育てタクシー
- 北陸/信越地方の子育てタクシー
- 東海地方の子育てタクシー
- 近畿地方の子育てタクシー
- 中国地方の子育てタクシー
北海道地方の子育てタクシー
十勝中央観光タクシーは、北海道帯広市を拠点に、子育て家庭向けの定額タクシー利用券の実証実験を全国に先駆けて開始しました。
この取り組みは、共働き家庭の増加に伴い、子どもの送迎に対するニーズの高まりを背景にしています。
定額利用券は、発着地を事前に指定し、運賃を固定することで、利用者の経済的負担を軽減することを目的としています。
また、全国子育てタクシー協会に加盟し、子どもの通塾などに特化したサービス「ひよこコース」も提供しています。
これらの取り組みにより、子育て世帯の移動をより便利で安心なものにしています。



子どもの通塾などに特化したサービスは、ママが習い事への送迎ができない時にも頼れそうだね!
東北地方の子育てタクシー
ヒノヤタクシーは、岩手県盛岡市を拠点に、子育てタクシーサービスを提供しています。
同社のドライバーは、子育てタクシードライバー養成講座を修了しているのが特徴です。
乳幼児を連れた外出のサポートや、保育園・学童保育所・塾などへの子どもの送迎、陣痛時の妊婦さんの送迎など、多岐にわたるニーズに対応しています。
特に、荷物の多い子連れの外出時をサポートする「かんがるーコース」、子ども一人での通園・通学・通塾に対応する「ひよこコース」などの4つのコースを用意しており、事前登録により安心して利用できます。
関東地方の子育てタクシー
日本交通株式会社は、東京都千代田区に本社を構える大手タクシー会社で、子どもの送迎サービス「キッズタクシー」を提供しています。
このサービスは、学校や塾・習い事と自宅間の送迎を依頼でき、子育て経験者や保育士、普通救命講習、救急救命法メディック・ファーストエイドなどの資格を持つ乗務員が担当します。
また、同社は、妊婦さんが陣痛時・通院時に簡単にタクシーを呼ぶことができる「陣痛タクシー」サービスも展開しており、都内の妊婦さんの2人に1人が登録するなど、高い利用率を誇っています。これらのサービスにより、子育て世代の移動をサポートしています。



陣痛タクシーとしても利用ができるなんて、産まれるまえからサポートをお願いできるんだね!
北陸/信越地方の子育てタクシー
北陸・信越地方では、雪や坂道が多い地形に対応した子育てタクシーサービスが展開されています。
たとえば、富山県の「富山第一交通」は、全国子育てタクシー協会に加盟しています。
子育てタクシードライバー養成講座を修了したドライバーばかりで、乳幼児を連れた外出や保育園・学童保育所への送迎など、子育て世代のニーズに応じたサービスを提供しています。
また、新潟県の「新潟交通」でも、同様のサービスを展開しており、地域の子育て支援団体と連携しながら、安心・安全な移動手段を提供しています。
これらのサービスにより、雪道や坂道での移動が困難な地域でも、子育て世代の外出がより快適になります。
東海地方の子育てタクシー
株式会社日本タクシーは、岐阜県岐阜市に本社を構えるタクシー会社で、全国子育てタクシー協会指定の講習を受けた専任ドライバーが、子育てタクシーサービスを提供しています。
乳幼児と保護者が同乗する「かんがるーコース」、お子さんが1人で乗る「ひよこコース」、急なトラブル・夜間の移動などに対応する「ふくろうコース」などの4種類のコースが用意されています。
チャイルドシートの装備など、子育て世代のニーズに応じたサービスを提供しています。



事前に連絡をすれば、チャイルドシートも用意してもらえるんだね!
近畿地方の子育てタクシー
都タクシー株式会社は、京都府京都市に本社を構えるタクシー会社で「地域の子育て応援団」として、妊娠中から15歳までの子どもを持つ保護者が利用できる「子育てタクシー」サービスを提供しています。
同社のドライバーは、全国子育てタクシー協会の養成課程を修了しており、子どもとのコミュニケーションの取り方を学んだ専門の乗務員が乗務します。
サービス内容としては、陣痛時の送迎や、子どもの保育園・習い事などのお迎え、子連れでの買い物など、さまざまなシーンで利用可能です。
また、事前の会員登録は必要なく、メーター料金のみで利用できる点も利用者にとって利便性が高いです。
中国地方の子育てタクシー
岡山県の「岡山交通株式会社」は、全国子育てタクシー協会に加盟し、子育てタクシードライバー養成講座を修了したドライバーが多く在籍しています。
乳幼児を連れた外出や保育園・学童保育所への送迎など、子育て世代のニーズに応じたサービスを提供しています。
また、広島県の「広島第一交通」でも、同様のサービスを展開しており、地域の子育て支援団体と連携しながら、安心・安全な移動手段を提供しています。
手軽にタクシーを利用するなら「タクシーGO」
赤ちゃんとのお出かけは、ちょっとした移動でも荷物が多く、ベビーカーを押しながら目的地まで行くのは一苦労ですよね。



荷物が多くなるかもしれないと思うと、お出かけが億劫になってしまうよね…。
そんなときに頼りになるのが、タクシー配車アプリ「タクシーGO」です。スマホから簡単に近くのタクシーを呼べるので、玄関先やショッピングモールの入り口など、好きな場所に配車できます。
とくに赤ちゃんを抱っこしながらだと、雨の日や荷物が多い日は外に出るだけで疲れてしまいますが、タクシーGOならアプリを開くだけで配車が完了します。
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しかも、目的地の入力も事前にできるので、乗車時の会話も最小限で済み、ぐずっている赤ちゃんをあやしながらでもスムーズに乗れます。
また、事前に支払い方法を登録しておけば、降車時に財布を探す手間も不要。赤ちゃんを抱っこしていても、片手で操作できるのは大きな安心です。



事前に登録しておくだけで、配車から支払いまでスムーズにできるのは助かるね!
もちろん、提携しているタクシー会社は全国に広がっているので、実家への帰省や旅行先でも使えて便利です。
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赤ちゃんとのお出かけが少しでも楽になるように、こうしたサービスを賢く活用することが、ママの心と体のゆとりにもつながります。
忙しい毎日のなかで「タクシーGO」は、育児中の移動をサポートしてくれる心強い味方です。
チャイルドシートなしでタクシーを利用する際のよくある質問
タクシーにチャイルドシートが設置されていない場合や、チャイルドシートを持参できない場合でも、赤ちゃんを安全に乗せる方法はあります。
しかし、利用者がよく抱える疑問や不安も多いのが現実です。「タクシーでチャイルドシートなしで乗る際、どうすれば安全か?」という点について、よくある質問をもとに詳しく説明します。安全にタクシーを利用するためのヒントをお伝えします。
チャイルドシートがなくてもタクシーに乗れるのですか
タクシーには基本的にチャイルドシートが義務付けられていませんが、子どもが6歳未満の場合、安全を考慮してチャイルドシートを使用することが推奨されています。
しかし、タクシー会社によってはチャイルドシートを用意しているところもあり、事前にリクエストすることが可能です。
もしチャイルドシートがない場合、赤ちゃんを抱っこして乗ることになりますが、その際は後部座席で安全ベルトをしっかり締めることが大切です。
また、公共の交通機関に比べてタクシーは移動中の揺れが少ないため、慎重に運転してもらえるよう配慮されます。
赤ちゃんを抱っこして乗車する場合、どの席が一番安全ですか?
赤ちゃんを抱っこしてタクシーに乗る場合、最も安全な席は後部座席です。
運転席の近くに座ると、前方の衝突時にダメージを受けやすいため、赤ちゃんを抱っこしている場合でも後部座席が推奨されます。
また、ドライバーにお願いして、運転が穏やかであることを確認することも安全のためには重要です。
後部座席であれば、突発的な急ブレーキに対してもある程度の距離が確保されており、衝撃を和らげることができます。
長距離移動時、チャイルドシートがない場合はどうすれば良いですか?
長距離移動の場合、長時間の車内で赤ちゃんを抱っこしていることはかなり負担になります。
可能であれば、事前にチャイルドシートの貸し出しサービスを提供しているタクシー会社を探すと良いでしょう。
また、長距離の場合は休憩を挟みながら移動するのも安全のためには効果的です。赤ちゃんが快適に過ごせるように、こまめに姿勢を変えてあげたり、トイレ休憩を兼ねて降りることも大切です。
長時間の移動においては、事前にドライバーに休憩の必要性を伝えることが推奨されます。
タクシーに乗る前に、チャイルドシートの準備をお願いする方法はありますか?
多くのタクシー会社では、事前にリクエストをすることでチャイルドシートの貸し出しを受けることができます。
電話予約時やアプリでの配車時に「チャイルドシートが必要」と伝えることで、車内にあらかじめ準備されることがあります。
ただし、全てのタクシー会社が対応しているわけではないため、事前に確認することが大切です。
特に繁忙時や予想以上の予約があると、希望通りの配車が難しくなることもあります。
確実にチャイルドシートを準備したい場合は、早めに予約を入れると安心です。
タクシーに乗車する際はチャイルドシートがあった方が安心!
タクシーでのチャイルドシート着用については、道路交通法で一部例外として使用義務が免除されていますが、だからといって安全性が担保されるわけではありません。
特に小さなお子さまの場合、急ブレーキや事故時の衝撃から身を守るためには、やはりチャイルドシートの使用が望ましいとされています。
とはいえ、自前のチャイルドシートを持ち歩くのは現実的ではありません。そんなときに心強いのが「子育てタクシー」や「ベビーシート対応タクシー」です。
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地域によってサービス内容は異なりますが、子ども連れにやさしい移動手段として、徐々に広まりを見せています。
今回紹介した地方別の一覧を活用して、ぜひご自身の地域や訪問先でも安心してタクシーを利用してください。
お子さまの命を守る選択を、日々の移動から始めてみましょう。
赤ちゃんと安全にタクシーに乗る方法は、別の記事でも詳しく解説しています。気になる方はぜひそちらも参考にしてみてください。


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