3000グラム程度で生まれた新生児は、成長するにつれどれくらいのペースで大きくなっていくのか気になりませんか?
- 「ちゃんとミルクが飲めているのかな?」
- 「しっかり発育できているかな?」
上記のように、新生児の体重増加に関して、不安を抱えているパパやママは少なくありません。
今回の記事では、新生児の体重増加の理想のペースを紹介しています。また増えすぎている時、増えていない時のそれぞれの対処法も併せて解説しています。
「ちゃんと体重が増えているかな?」「体重が増えすぎていたらどうしよう…」と不安を感じているパパとママはぜひ最後まで読んでみてください。
体重が理想のペースで増えているのか不安かも…
新生児の体重増加理想のペースが知りたい!
新生児はどのようなペースで体重が増加していくのか知りたいパパやママも多いのではないでしょうか。
新生児は生まれてから毎日30グラムから50グラム程度増加するペースが理想です。1ヵ月検診を迎えるタイミングで、出生体重から1キロ程度体重が増えていれば、きちんと母乳やミルクが飲めていて、発育が順調だといえるでしょう。
生まれてから毎日30グラムから50グラム程度増加しますが、生まれてから2日目から3日目の間に一度体重が減少することがあります。
それは授乳をしている量に比べて、体から出る水分量が多いことが原因とされています。
一度体重が減少してからは授乳の量が増えることで、体重が減る事はありません。生後2日目から3日目に体重が減少しても心配する必要はありません。
体重がしっかり増えていると嬉しいな~!
新生児から1歳までどのように発育していく?
新生児の体重増加の理想のペースは先ほどの見出しで把握することができましたね。しかし、新生児から1歳の誕生日を迎えるまで、どのように赤ちゃんが発育していくのか知りたいパパやママも多いのではないでしょうか。
この見出しでは、生後4ヶ月ごろと生後8ヶ月ごろにピントを当てて発育の目安を紹介しています。
生後4か月ごろには出生体重の2倍に
出生体重から1キロ程度プラスした体重が理想とされている生後1ヵ月を迎えてからは、体重はぐんぐん増加していきます。
運動量も少ないため、授乳量が多ければ多いほど体重は増えていくことがほとんどです。
生後4ヶ月検診を迎える頃には、出生体重の倍程度の体重になっている赤ちゃんがほとんどでしょう。
生まれたときに、触るだけで壊れそうなふにゃふにゃだった新生児とは見違える姿になっていることでしょう。
新生児期に比べると、抱っこしていても、体にずっしりと重みが感じられますよね。ムチムチ体型の時期も今しかありません。赤ちゃんらしいムチムチ体型を思う存分楽しんでくださいね。
生後4か月で出生体重の倍まで成長するのね!
生後8か月ごろからすこしほっそり体型に
生後4ヶ月から8ヶ月頃も体重が増加する赤ちゃんはほとんどです。しかし、生後8ヶ月ごろを迎えると、ずり這いやはいはい、つかまり立ちなどができるようになり、運動量が格段に増えます。
そのため、順調に増えていた体重が、一度ストップし、少しほっそりした体型になってくる赤ちゃんが多いです。
- 「最近体重が増えていないけど、大丈夫かな…」
- 「離乳食の量が足りていないのかな…」
など、上記のように体重が増えなくなった赤ちゃんに対して、パパやママは心配してしまうかもしれません。
しかし、体重が増えなくなったのには、赤ちゃんの運動量が増えたことに関係しています。
少しずつ赤ちゃん体型から子供らしい体型に変化をしてきます。過度に心配する必要はありません。
新生児の体重が増えない時の3つの対処法
体重の増加ペースには、個人差があるものの新生児期に体重がしっかり増えていないと不安になるのも当然です。
体重がなかなか増えない新生児を見ていると「どうにかして、体重を増やさないと…」と焦ることでしょう。
新生児の体重が増えない時にできる事は、主に下記の3つの方法があります。
- ミルクの量を増やす・足す
- 母乳外来を受診してみる
- 小児科や助産師に相談をしてみる
次の見出しで詳しく解説しているので、新生児の体重が増えなくて悩んでいるパパやママはぜひ参考にしてみてください。
体重が思うようい増えていないなら、何か対策をしてあげなくちゃ!
対処法1:ミルクの量を増やす・足す
体重が理想のペースで増えていないようなら、ミルクの量を増やしたり足したりする必要があります。
粉ミルクの缶や育児書などに月齢ごとの適正なミルクの量が記載されていることでしょう。それはあくまでも適正なミルクの量であって、あなたの赤ちゃんにとって適正な量とは限りません。
赤ちゃんにとって適量を知ることが大切なのね!
もしかすると与えられているミルクの量が足りない可能性もあります。授乳の間隔はきちんと3時間空いていますか?もし1時間半や2時間程度でミルクを欲しがり泣いているようなら、量が足りていない可能性が考えられます。
また、母乳のみで育児をしているママもいることでしょう。母乳はミルクとは違って、どれくらいの量を飲めているのか把握することができません。
授乳後の赤ちゃんが機嫌が良いから、満足いく量飲めていると思っていても、実は飲めている量が少ない可能性も否定はできません。
体重が理想のペースで増えていないようなら、母乳の後に少しだけミルクを足してみましょう。
対処法2:母乳外来を受診してみる
最近では、ミルクと母乳を与える「混合授乳」をするママも増えてきました。しかし、中には「絶対に母乳で育てたい!」と思っているママもいることでしょう。
母乳を与える事は、新生児にとって愛情形成をすることもできメリットはたくさんあります。しかし、先程の見出しでも紹介したように、母乳のみの授乳だと、どれくらいの量を飲めているのか、ママが把握することができません。
赤ちゃんの体重があまり増えていないと感じるようであれば、1度の授乳でどれくらいの母乳を飲めているのか測ってみてもいいかもしれません。
「母乳のみで育てたいと思っているのに、母乳の分泌が良くないかも…」という場合には、一度母乳外来を受診してみましょう。
母乳外来を受診すれば、赤ちゃんが1番飲みやすい体勢や母乳の分泌を促す効果的なマッサージのアドバイスもしてくれます。
母乳育児の適格なアドバイスがもらえたら気持ちが楽になるかも!
対処法3:小児科や助産師に相談をしてみる
赤ちゃんの体重の増え方に不安を感じているようであれば、小児科や助産師に一度相談をしてみましょう。
しっかり母乳やミルクを飲めているにもかかわらず、体重の増えが悪いのは何らかの病気を抱えている可能性も否定はできません。
小児科や助産師に相談すれば、ママが抱えている不安を解決してくれるアドバイスをもらえることでしょう。
体重がしっかり増えていないから小児科の受診も検討してみようかしら…
新生児の体重が増えすぎている時の3つの対処法
先程の見出しでは、新生児の体重が増えなくて悩んでいるパパやママができる対処法でした。
しかし反対に、新生児の体重が増えすぎていることに対して、悩みを抱えているパパやママがいるのも事実です。
新生児の体重が増えすぎているときにできる対処法は下記の3つの方法です。
- 基本的には心配ない
- ミルクの回数を減らしてみる
- 小児科や助産師に相談をしてみる
次の見出しで詳しく解説していきます。
体重が増えすぎている気がするのは不安かも…
対処法1:基本的には心配ない
新生児の体重が増えすぎていて、成長曲線からはみ出していたとしても、元気に成長しているのであれば、基本的に問題はありません。
しっかり体重が増えているという事は、母乳やミルクをしっかり飲めている何よりの証拠です。
記事の冒頭で紹介した通り、成長するにつれ、運動量が増えてくると、同時に体重の増加ペースが落ち着き、スリムな体型になってきます。
元気に成長していれば問題はないのね!
対処法2:ミルクの回数を減らしてみる
赤ちゃんが泣くたびに、母乳やミルクを与えてはいませんか?赤ちゃんが泣くたびに、母乳やミルクを与えていると、適正な量より多い量を飲ましている可能性も否定はできません。
必ずしも当てはまるわけではありませんが、基本的に授乳は3時間に1回のペースが理想です。
新生児が泣いていると「今すぐに、なんとかしたい!」と思う気持ちもわかります。しかし「今すぐになんとかしたい!」と思ったからといって、母乳やミルクをすぐに与えるのはNGです。
赤ちゃんが泣いているのはミルクを求めているからだけではありません。
- 眠たいのに眠れない
- 部屋が帰ってきてない
- ママがそばにいなくて寂しい
上記のようにさまざまな理由で泣いています。泣いたからといってすぐに授乳をするのではなく、赤ちゃんの様子を見ながら与えるようにしましょう。
対処法3:小児科や助産師に相談をしてみる
体重が増えていない時と同様に、赤ちゃんの体重増加について不安を抱えているようであれば、小児科や助産師に一度相談をしてみましょう。
「体重が増えすぎているけど、大丈夫かな…」と不安をいつまでも1人で抱え込んでいるより、思い切って小児科や助産師に相談をしてみることで、気持ちが楽になることがあります。
専門家のアドバイスを聞けば、不安な気持ちを抱えたまま赤ちゃんに接する必要もなくなりますよ。
不安なことがあれば、小児科に相談していいのね!
新生児の理想の体重増加ペースはあくまでも目安
新生児の理想の体重増加ペースや、体重が増えていない時、増えすぎているときの対処法を今回の記事では紹介しましたが、いかがでしたか?
体重の増加の理想のペースが記されていると、つい目安に翻弄されてしまいがちですが、体重の増加のペースには、大人と同じように赤ちゃんにも個性があります。
理想の体重増加ペースだけにとらわれてしまうと、パパやママの気持ちが疲れてしまうことがあります。
成長曲線から少し位下回っていても、はみ出していても、赤ちゃんが元気で成長していれば、基本的には問題ありません。
成長曲線から下回っていたり、はみ出しているからといって、必要以上に授乳させたり、授乳量を減らすことの方が問題です。
新生児の体重の理想のペースはあくまでも目安です。1番大切なのは、目の前にいる赤ちゃんの健やかな成長であることを忘れてはいけません。
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