新生児が何をしても泣き止まないと、精神的に辛くなるのも無理ありません。
そんな時は、新生児が泣き止む音や音楽を取り入れてみましょう。「この曲を流せば赤ちゃんが泣き止む!」などと話題になっている音楽を聞いたことありませんか?
今回の記事では新生児が泣き止む音や音楽を紹介しています。赤ちゃんの好みの音の特徴を知ることで、泣いている赤ちゃんをあやすコツをつかみやすくなりますよ。
新生児の泣き止む音や音楽に共通する3つの特徴
新生児が泣き止む音や音楽にはいくつかの共通する特徴があります。
新生児が泣き止む音や音楽に共通する特徴は、下記の3つが主に挙げられます。
- 胎内で聞いていたものに似た音
- ゆったりしたテンポの音楽
- 緩急のあるリズム感の音楽
次の見出しで詳しく解説していきましょう。
特徴1:胎内で聞いていたものに似た音
新生児は、ママのお腹の中で約10ヵ月過ごして生まれてきました。お腹の中で過ごしている時間も聴力が発達しているため、外の世界の音はしっかりと聞いています。
そのため、ママのお腹の中で聞いていたものに似た音を聞かせてあげると落ち着きを取り戻す赤ちゃんが多いです。
お腹な中でどんな音を聞いて過ごしていたんだろう?
特徴2:ゆったりしたテンポの音楽
新生児は、まだ眠ることが得意ではありません。眠たいと思っているときに、なかなか眠りにつけないと泣いてぐずりたくなるのも当然です。
赤ちゃんが眠たそうに泣いているときは、ゆったりしたテンポの音楽をかけてあげましょう。赤ちゃんが眠たいと感じているときには、歌詞が含まれている音楽よりも、オルゴールなどのように音が緩やかに流れる音楽が好ましいです。
特徴3:緩急のあるリズム感の音楽
赤ちゃんが抱っこしても、どれだけあやしても泣き止まず「どうして泣いているのかわからない…」と感じるようなら、特に意味を持っていないにもかかわらず、泣いている可能性が高いです。
そんなときには緩急のあるリズム感の音楽を聞かせてあげましょう。低い音が流れたり高い音が流れたり、ゆったりしたリズムからテンポの良いリズムになったりなど、変化のある音楽を聞かせてあげることで「この音楽なんだろう?」と泣くことよりも、音楽に興味を持たせることができます。
一定のリズムで音や音楽が流れていると、赤ちゃんも面白みが感じられません。泣きたい気持ちから気を反らしたいときには、赤ちゃんが興味を持って反応しやすい音楽をかけてあげると良いでしょう。
リズム感の違いで興味を引いてみるのがいいのね!
新生児が泣き止む音楽20選
新生児が泣き止む音や音楽に共通している特徴について紹介しました。それでは実際に新生児が泣き止むと話題の音や音楽を紹介していきます。
個人差があるため、必ずしも泣き止むわけではありませんが、たくさんの音や音楽を試してみることで、赤ちゃんの好みがつかめてくるはずです。
「この泣き方しているときは、眠たい時だから、ゆったりしている音楽にしよう」など、赤ちゃんの様子に合わせて聞かせる音や音楽に変化を持たせられると、育児も楽になるはずですよ。
ビニール袋
ビニール袋を擦り合わせ、カシャカシャとなる音が、赤ちゃんにとって心地の良い音と聞いたことがあるパパやママも多いのではないでしょうか。
ビニール袋をすり合わせた事は赤ちゃんが10ヵ月間ママのお腹の中で過ごしていた時に聞いていた音に似ているといわれています。
ビニール袋は、どの家庭にも1枚はあることでしょう。すぐに試せる方法でもあるので、ぜひ試してみてください。
ビニール袋はすぐに自宅で試せそう!
ドライヤー
ドライヤーの音も赤ちゃんが泣き止む音の1つとして話題です。ドライヤーの風が吹き出る音とモーターが動く音が絡み合うのが、赤ちゃんにとって心地の良い音とされています。
テレビの砂嵐の音
テレビの砂嵐の音も赤ちゃんが泣き止む音楽の1つです。少し前にテレビの砂嵐の音で赤ちゃんが泣き止むと話題になったことにより、小さな赤ちゃんがいるご家庭のほとんどが、常にテレビで砂嵐の音を流しているという現象が起きたほどでした。
ただ、テレビがデジタル化したことにより、砂嵐の音を手軽に聞くことができなくなってしまいました。
YouTubeなどで、テレビの砂嵐の音が配信されています。作業用のように、長尺で編集されているので、手軽に試すことができおすすめです。
掃除機の音
赤ちゃんは電子音を好む傾向があります。掃除機もその一つで、ゴミを吸引する際に発生する「ブォー」という音が赤ちゃんにとって心地よく感じる音のようです。
家も綺麗になって赤ちゃんも泣き止むなんて一石二鳥!
換気扇の音
換気扇の音も同様に赤ちゃんが落ち着く音の1つです。
料理をしているタイミングで、赤ちゃんがぐずっているようなら、キッチンの近くで換気扇の音を聞かせることで、改善できることがあるかもしれませんね。
胎内音
YouTubeなどで赤ちゃんがお腹の中で聴いていた音を再現している動画が配信されています。また、胎内音と合わせて心地の良いリズム感のオルゴールが合わせてある動画も配信されています。
呼吸の音が合わせてあったり、ママの心臓の音を再現してある音が合わせてあったりなど、それぞれの動画に特徴があります。
お腹の中と同じ環境が一番落ち着くんだよね~!
食器洗いの音
食洗機からは、電子音だけでなく、水が勢い良く流れる音や、強い風で水滴を吹き飛ばしている音、蒸気を当てて乾燥させている音などさまざまな音が聞こえてきます。
記事の冒頭で紹介したように、赤ちゃんは変化がある音を好みます。電子音だけでなく、水の音や風の音が聞こえてくる食洗機の音を好む赤ちゃんが多いのも納得できますね。
アンパンマンの曲
子供が泣き止む定番の曲といえば「アンパンマン」のテーマソングです。アンパンマンのテーマソングは、大人が聞いてもジーンとする歌詞の内容ではありますが、もちろん赤ちゃんに歌詞の内容がヒットしているわけではありません。
リズム感や音程など、赤ちゃんが好む音が1曲の中に盛り込まれています。
タケモトピアノのCM音
「もっと、も〜っとタケモット!」というフレーズを1度は耳にしたことがある方ばかりではないでしょうか。
タケモトピアノのCMソングを聴いたら泣き止む赤ちゃんが多いといわれています。実際に聞いてみると、短いセンチの中に、猫の鳴き声が入っていたり、緩急のあるリズム感だったりと変化のある音楽になっていることがわかります。
ちなみに、3児の母である筆者の末っ子もタケモトピアノの曲を聴いて、泣き止む子供でした。車の運転中や、上の子のお世話をしていて、どうしても手が離せない時はタケモトピアノのCMを永遠にループさせていました。
思いがけないCMソングで泣き止む赤ちゃんがいるなんてビックリ!
キューピー3分クッキングの曲
キューピー3分クッキングの曲も赤ちゃんが泣き止むと話題のテーマソングです。
かなりアップテンポな曲なので、寝ぐずりをしている赤ちゃんに効果を発揮する事は無いかもしれませんが、何をしても泣き止まない赤ちゃんには、聞かせてみると興味を引ける曲の1つだといえるでしょう。
ピタゴラスイッチ曲
ピタゴラスイッチの曲も赤ちゃんが泣き止むと話題になった曲の1つです。音程は比較的高めになっていて、弾むようなリズム感が赤ちゃんのハートをつかんでいると考えられます。
POISON/反町隆史
1998年にリリースされた反町隆史のPoisonが、2020年頃に赤ちゃんが泣き止む曲として話題になりました。実は筆者の子供もpoison泣き止む赤ちゃんの1人で、タケモトピアノで効果が得られなかった時は、反町隆史さんにお世話になっていました。
2024年にポイズンがリメイクされたのですが、そちらでは赤ちゃんが泣き止む効果は無いそうです。
どうやら、1998年にリリースされたPoisonには、赤ちゃんにだけ聞こえている音が含まれているのだとか…。
渋い平成の名曲にお世話になるママはたくさんいるみたいよ!
となりのトトロ
隣のトトロはゆったりとしたメロディーから始まり、サビにかけて弾むようなテンポになっている特徴があります。
リズムの変化が赤ちゃん好みになっているため、泣いている赤ちゃんの興味を引きやすいと考えられます。
オルゴールタイプの曲だと、睡眠前に聞かせることで、リラックス効果を高めることができるのでおすすめです。
ベビーシャーク
YouTubeで合計8億回再生を達成しているベイビーシャークのテーマソングも泣き止む音楽として話題です。
ベイビーシャークの日本語の歌詞の動画だけでなく、英語の歌詞の動画も配信されています。新生児期だけでなく、成長しても長く聞かせてあげられるのでおすすめです。
同時に英語に触れさせられるのは嬉しい~!
新生児と一緒に楽しめる童謡
お馴染みのセンチソングや、平成の名曲などで泣き止むと、育児は確かに楽になります。しかし、せっかくなら新生児と一緒に同様に触れて、スキンシップを取ってみたくありませんか?
新生児と一緒に楽しめる童謡はたくさんありますが、下記に6種類ピックアップしてみました。
- とんとんひげじいさん
- パンダうさぎコアラ
- おおきなくりの木の下で
- おもちゃのチャチャ
- グーチョキパーで何つくろう♪
- とんとんトマトちゃん
上記で紹介している童謡は、単純なメロディーでありながら、リズム感に変化がある曲です。
また一緒に手遊びをしながら楽しむこともできます。歌詞も単純なので覚えやすく、小さな頃から童謡に触れさせることで、言葉の発達にもつながります。
簡単な手遊びならパパも一緒に楽しめるかも!
新生児を音楽に触れさせることで得られる4つの効果
「小さな頃から音や音楽に触れさせることが大切」と聞いたことがあるパパやママも多いのではないでしょうか。
なぜ小さな頃から音や音楽に触れさせることが大切といわれているのでしょうか。
小さなうちから音楽に触れさせることで得られる効果は主に下記の4つが挙げられます。
- リズム感を形成できる
- 精神状態を安定させられる
- 快適な眠りを取りやすくなる
- 言葉の発育がスムーズになる
次の見出しで詳しく解説していきましょう。
効果1:リズム感を形成できる
さまざまな音や音楽に触れさせることで、リズム感を形成することができます。
リズム感が形成されることで、どのようなメリットがあるのかというと「身体能力を向上させられるメリット」が挙げられます。
うまく体動かすためには、リズム感がある程度必要になります。緩急のある音楽に触れさせると、いろいろなリズムを自然と体に覚えさせることができます。
リズム感を育むと身体能力能力の高い子どもに!
効果2:精神状態を安定させられる
失恋した時や、うまくいかないことがあった時など、音楽を聴いて、心を落ち着かせた経験があるパパやママもいるのではないでしょうか。
「生まれたばかりの赤ちゃんなのに、精神状態が不安定になることってあるの?」と感じるかもしれません。
確かに赤ちゃんの精神状態が不安定になる事はまだほとんどありません。しかし、小さな頃からたくさんの音や音楽に触れさせることで、精神状態が安定しやすい子供へと育てることができます。
効果3:快適な眠りを取りやすくなる
緩やかなリズムの音楽を聴いていると、リラックスできませんか?それは赤ちゃんも同じです。緩やかなリズムで流れている音楽を聴くことで、リラックスできます。
リラックスした状態だと、快適な眠りを取りやすくなる傾向があります。生まれたての赤ちゃんは眠ることが得意ではありません。
緩やかなリズムの音楽を聞かせ、快適な眠りを取りやすくすることで、寝かしつけが楽になったり、夜泣きの回数が減ったりなど、パパやママの体力的に助かるメリットがあります。
リラックスさせるとそのまま眠りにつく赤ちゃんも!
効果4:言葉の発育がスムーズになる
さまざまな音や音楽に触れさせると、言葉の発育がスムーズになるといわれています。なぜなら、言語能力を高めるためには、音を聞き分ける能力が発達しないといけないといわれているからです。
音を聞き分ける能力を磨くためには、やはりたくさんの音楽に触れさせる必要があります。言語能力が発達することにより、自分の気持ちを言語化する力が自然と身に付きます。感情表現が豊かな子に育てることができるメリットがありますよ。
新生児の好みの音や音楽を見つけて、育児を少しでも楽に
新生児が好む音や音楽の特徴や、実際に泣き止むと話題の音楽、また小さな頃から音楽に触れさせることで得られる効果について解説しましたが、いかがでしたか?
赤ちゃんが泣き止むと話題の音楽はさまざまあります。特定の音楽で泣き止む赤ちゃんもいれば泣き止まない赤ちゃんもいます。
小さな頃から音や音楽にたくさん触れさせることで、得られる効果があることも今回の記事でわかりました。
赤ちゃんを泣き止ませるためだけでなく、今後の赤ちゃんの健やかな成長を願って「もしかしたらこの音楽を聞かせたら、泣き止むかもしれない!」程度の気持ちでさまざまな音楽を聞かせてあげると良いかもしれません。
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