赤ちゃんの人見知りは、いつでもママを求めてきて可愛いけれど「この状況が続くのは大変かも…」と思うのは当然です。また、他人が近づくたびにギャン泣きをされると、せっかく可愛がって抱っこしてくれようとしてくれている人たちにも申し訳なく感じますよね。
中には、人見知りだけでなくパパ見知りをする赤ちゃんもいるのです。
今回の記事では、赤ちゃんの人見知りはいつごろからはじまり、いつまで続くのか?や人見知りをしている赤ちゃんへの適切な対処方法を紹介しています。
記事の最後には、赤ちゃんがパパ見知りをしてしまった場合の心構えについても解説しています。赤ちゃんの人見知りやパパ見知りで困っているパパやママは、ぜひ最後まで読んでみてください。
赤ちゃんの人見知りはいつからいつまで?
赤ちゃんの人見知りは、生後半年から9ヶ月ころから始まるといわれています。
人見知りは赤ちゃんの成長だと頭ではわかっていても、できることなら早く終わってほしいですよね。
ただ、人見知りのはじまる時期は、だいたいの目安で定められていますが、人見知りが終わる時期は赤ちゃん次第です。
すぐに人見知りが終わる赤ちゃんもいれば、幼稚園に入園する3歳ごろまで続く赤ちゃんもいます。
また、年配の方が苦手な赤ちゃんや男性が苦手な赤ちゃんなど、特定の人が苦手な赤ちゃんもいます。パパにとっては辛いかもしれませんが、パパのみが苦手になってしまう赤ちゃんもいるのです。
人見知りやパパ見知りをするのはなぜ?
赤ちゃんが人見知りをするのは、多くの方が知っていることでしょう。
しかし、人見知りやパパ見知りを赤ちゃんがする理由について知っている方はいないのでは?
まず初めに赤ちゃんが人見知りやパパ見知りをする理由から解説していきます。
他人の顔や声を判断できるようになったから
人見知りをするようになったということは、他人の顔や声を判断できるようになったということでもあります。
生まれたての赤ちゃんの視力はほとんどなく、色で判断しているといわれています。赤ちゃんの視力や聴力が育ったことで、人をきちんと判断できるようになっている証拠です。
好奇心や恐怖心など感受性が育っているから
人に対して、好奇心や恐怖心など、感受性が育っていなければ、人見知りをする事はありません。
赤ちゃんの感受性が育っているからこそ「はじめての人に抱っこされるのが怖い…」という感情が芽生え、人見知りという行動に現れるのです。
中には、恐怖心よりも好奇心の方が勝る赤ちゃんも存在します。その場合には「はじめての人に抱っこされるのは怖いけど、どんな感じなのか、試してみたい!」という気持ちから人見知りが治るのも早いでしょう。
愛着行動ができるようになっているから
人見知りをするまでの赤ちゃんは、誰に抱っこされても落ち着いていたことはありませんか?それはまだパパとママと赤ちゃんの間に「愛着」がなかったからです。
人見知りをし始めた赤ちゃんとパパやママの間には「愛着」が生まれている証拠です。
親子の絆が少しずつ深まっていることを喜びましょう。
人見知りしている赤ちゃんへの対処法
人見知りをしている赤ちゃんに間違った対応をすると、さらに悪化させる可能性があります。
では、人見知りをしている赤ちゃんには、どのように対応すればいいのでしょうか?次の見出しから、紹介していきましょう。
赤ちゃんに無理強いをさせない
赤ちゃんが人見知りをしている状況にもかかわらず、人見知りを早く改善させようと、抱っこされることやたくさんの人に会わせることを無理強いするのはNGです。
先程の見出しでも紹介したように、赤ちゃんが人見知りをするのは、成長の過程の1つでもあります。
本来なら、人見知りが始まったことを喜ぶべきことなのです。
「早く人見知りを直さないといけない!」と気にする必要はありません。
赤ちゃんに優しく語りかける
人見知りをしている赤ちゃんは、何事にも不安に感じている状態です。
人見知りをしている赤ちゃんに苛立ち、強く当たるのはやめましょう。人見知りをしている赤ちゃんには、優しく語りかけてあげることが大切です。
また、人見知りが始まる時期と、同時に「後追い」も始まっているかもしれません。ママが離れた状況に不安を感じているため、赤ちゃんのそばを離れる際には「少し離れるね」「すぐ帰ってくるね」と一言声をかけてあげると良いでしょう。
パパとママが不安に感じた状態で接しない
他人に会うたびに激しく泣き続ける赤ちゃんを見ると、パパやママが不安に感じるのも無理ありません。
しかし、パパとママが不安に感じている感情は、赤ちゃんにも伝わっています。パパとママが感じている不安が赤ちゃんに伝わることで、さらに人見知りが悪化する可能性もあります。
人見知り中の子を持つママができる周りへの配慮
赤ちゃんが人見知りをすることは、多くの方が知っていても、せっかく可愛がってくれているのに、赤ちゃんが泣き続けている状況は、パパやママにとっても悲しい時間ですよね。
悲しい気持ちを少しでも軽減するために、人見知り中の子を持つパパやママが周りにできる配慮があります。
人見知りであることを事前に伝えておく
赤ちゃんが人見知り中であるなら、事前に伝えておくことが大切です。
相手が小さな子供を育てていれば、小さな子供の人見知りに理解はあるはずですが、必ずしも相当とは限りません。
激しく泣く赤ちゃんを見て「私って、嫌われているのかな…」と不安にさせないためにも「今人見知りで、私以外の人が抱っこすると泣くんだよね…」などと事前に伝える配慮が必要です。
赤ちゃんが見慣れている環境で会う
見慣れない人に会うだけでも、小さな赤ちゃんはストレスを感じています。さらにその場所が、自分の知らない環境だったときのストレスは計り知れません。
人見知りと場所見知りが重なると、手に負えないくらいに泣いてしまう赤ちゃんも少なくありません。
人見知りの赤ちゃんを連れて、人に会う約束を赤ちゃんが見慣れている環境にしてあげましょう。
パパ見知りをしたときの心掛け
ママと同じように愛していても、お仕事などで接する時間が少なくなるぶん、パパ見知りをする赤ちゃんも少なくありません。
寂しく感じるとは思いますが、パパ見知りはすぐにおさまります。赤ちゃんが成長する過程の1つであると見守りましょう。
最後に、赤ちゃんがパパ見知りをした時の心掛けたいことを紹介します。
一緒に過ごす時間を増やすようにする
お仕事をしているパパは、常に一緒に生活しているママに比べて一緒に過ごす時間が少なくなるのは当然です。
しかし、パパ見知りを今すぐにでも直したい!と思っているなら、限られた時間の中で、一緒に過ごす時間を増やすようにしましょう。
寂しい気持ちを赤ちゃんにぶつけない
自分が抱っこしたらギャン泣きされ、ママが抱っこしたら泣き止む赤ちゃんの姿を見ると、寂しい気持ちになるのは当然です。
中には「もうお世話したくない…」と苛立ってしまうパパもいるかもしれませんね。
しかし、寂しい気持ちや、苛立つ気持ちを赤ちゃんにぶつけるのはNGです。
寂しい気持ちや苛立つ気持ちをぶつけられた赤ちゃんは、さらにパパに対して恐怖心を抱き、悪循環に陥ってしまいます。
パパ見知りを直すためには、一緒に赤ちゃんに対して、寂しい気持ちや苛立つ気持ちをぶつけてしまいそうになった時は、少し距離を置いて気持ちを落ち着かせましょう。
パパだからこその遊び方をみつける
ママと同じ遊び方をするのではなく、パパだからこその遊び方を見つけましょう。
パパならではの遊び方を見つけることで、赤ちゃんに「パパに遊んでもらうと楽しい!」という気持ちを育むことができます。
人見知りは見守ってあげることが大切
何度もいうようですが、人見知りは赤ちゃんの成長の1つです。パパが抱っこしたり、他の人が抱っこするたびに激しく泣く赤ちゃんを見ると、ママ自体も申し訳なく感じ、ストレスに感じることもあるでしょう。
人見知りをする赤ちゃんを見守ってあげることが大切だとわかっていても、なかなかうまくいかないこともありますよね。
そんな時は、ベビーシッターや助産師さんに相談するのもおすすめです。また、同じ位の月齢の子がいるママと話をすることで「人見知りに悩んでいるママは自分だけじゃない!」と励みになりますよ。
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