新生児と退院するとき、タクシーは利用していいの?安全な乗り方と必要な持ち物とは

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新生児と一緒に退院する際、ママが運転をする事はほとんどないでしょう。しかし、家族の予定があれば、お迎えを頼むことも難しいですよね。とはいえ、免疫力が低い新生児を連れて、公共交通機関を使うのも不安に感じるのではないでしょうか。

そんな時に便利なのがタクシーです。しかし、タクシーにはチャイルドシートが搭載されていないことがほとんど。

今回の記事では、新生児とのタクシー利用について紹介しています。新生児とタクシーを安全に利用する方法や、乗車の際あったら便利なアイテムも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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チャイルドシートがなくてもタクシーを利用していいの?

「退院時にタクシーを利用したいけれど、チャイルドシートがないタクシーを利用していいの?」と不安を感じているママも多いのではないでしょうか。

結論は、チャイルドシートがないタクシーでも、新生児を連れて乗車をすることが可能です。

退院時に家族との予定が合わず、お迎えをお願いできない場合には、公共交通機関ではなく、迷わずタクシーを利用しましょう。

チャイルドシートがなくても、タクシーを利用できる理由については、次の見出しで詳しく解説していきます。

新生児とタクシーと安全に乗る方法

バス・タクシーなど旅客である幼児を乗車させるときには、チャイルドシートの使用が義務付けられていません。

そのため、チャイルドシートがないタクシーにも新生児を連れて乗車をすることが可能です。ただ、乗車をすることはできても、赤ちゃんの命が守られるベストな状態であるとは言えないのが現実です。

いくつかのポイントを押さえておかなければ、赤ちゃんの命を守ることができません。

新生児の大切な命を守るために、下記5つのポイントはしっかりと押さえましょう。

新生児とのタクシー乗車で押さえておくべきポイント
  • おくるみに包んで抱っこをして乗車
  • 新生児はシートベルトで固定をしない
  • 抱っこひもを装着しての乗車するのもおすすめ
  • 新生児を1時間以上車に乗せるのはNG
  • 乗車は授乳後30分経ってから

次の見出しで詳しく解説していきます。

おくるみに包んで抱っこをして乗車

新生児は体温調節機能が未発達です。そのため、おくるみでしっかりと温めてあげる必要があります。退院時は、赤ちゃんが初めて外気に触れるわけですから、おくるみに包んだ状態で乗車しましょう。

タクシーに乗車をする時以外でも、新生児と外出をする際は、おくるみを1枚持っておけば、体温調節しやすくなるので便利です。

新生児はシートベルトで固定をしない

新生児の安全を守るため、ママと一緒にシートベルトで固定したくなる気持ちもわからなくはありません。

しかし新生児を抱いて車に乗車をする際に、新生児をシートベルトで固定をする必要はありません。むしろシートベルトで固定をする方が危険な行為になってしまいます。

なぜなら、シートベルトを装着していて、万が一事故があった場合に、赤ちゃんの柔らかい体にシートベルトが食い込み怖い衝撃となる可能性があるからです。

ママがシートベルトをした後、その上から赤ちゃんを抱っこするようにしましょう。

抱っこひもを装着しての乗車するのもおすすめ

「シートベルトをした上から、赤ちゃんを抱っこしているだけでは、万が一の時に不安…」と感じるママもいるでしょう。

その場合は、抱っこ紐やスリングを装着して乗車するのもおすすめです。

抱っこ紐やスリングを装着しておけば、万が一事故にあった場合でも、ママはシートベルトでしっかりと固定されていて、赤ちゃんは抱っこ紐で固定されているため、大人の体からすり抜けるリスクを抑えることができます。

新生児を1時間以上車に乗せるのはNG

新生児を1時間以上車に乗せるのはNGです。なぜなら、生まれてすぐの新生児は、少しの刺激でも疲れやすいからです。

新生児と退院をする際、1時間以上タクシーに乗車する事は無いかもしれませんが、今後家族でお出かけをすることがあったとしても、長時間乗車をするのは控えましょう。

また、里帰りなどで長時間車に乗車しなければならない時は、こまめに休憩を取る必要があります。

乗車は授乳後30分経ってから

タクシーに乗車をする際、できるだけ赤ちゃんをご機嫌な状態にしておくために、事前に授乳をしたくなるママもいるかもしれません。

しかし、授乳をしてからすぐにタクシーに乗車をするのはNGです。なぜなら、新生児にとって車の揺れは刺激となるからです。そのため、飲んだばかりの母乳やミルクを吐き戻してしまう可能性があります。

吐き戻したミルクが、喉に詰まる事故を防ぐため、授乳をした後は、30分程度時間を開けましょう。

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タクシーにチャイルドシートがなくてもいい理由

先程の見出しで、チャイルドシートが搭載されていないタクシーでも、新生児を連れて乗車することが可能だと紹介しました。

その理由は、タクシーは使用義務が免除されているからです。

平成12年4月に現在のチャイルドシートに関するルールが策定され、6歳未満の幼児にチャイルドシートを使用することが義務付けられた事は、多くのパパとママが知っているのではないでしょうか。

その中に「バス・タクシーなどの旅客である幼児を乗車させるときは、使用義務免除」と記載がされています。

不特定多数の人が乗るバスやタクシーに、チャイルドシートを搭載しておく事は、現実的ではないからです。

とはいえ、新生児と車に乗車する際は、チャイルドシートに乗せる方が安全である事は確かです。そのため、新生児とタクシーを利用する際には、安全を守れる方法で乗車するようにしましょう。

退院時のタクシーはいつ予約するべき?

出産してすぐは、退院時のことまで頭がまわりませんよね。退院が近づくにつれ「タクシーを予約していなかった!どうしよう…!」と慌ててしまうこともあるでしょう。

しかし、タクシーの予約は退院時の前日でも問題ありません。最近では、タクシー配車アプリも多く配信されています。

当日まで、退院の方法を考えていなかったり、当日急なトラブルでお迎えが来なくなった場合でも安心です。

自分で予約するのが難しい場合には、産院に相談してみてください。提携しているタクシーを呼んでもらえることもありますよ。

タクシーを予約するならボックス車が便利!

タクシーを予約する際に、希望を伝えられるようなら大型ジャンボワゴンタクシーを希望しましょう。

赤ちゃんとの退院時は、自分の入院グッズだけでなく、産院からのプレゼントや家族やお友達からのお祝いなどもあり、荷物が多くなっていることがほとんどです。

1人での乗車とはいえ、通常のタクシーだと手狭に感じることもあります。

また、出産してすぐのママは会陰やお腹の傷がまだ痛みます。車内が狭いと車の乗り降りがスムーズにしやすいメリットもあります。

新生児とのタクシー乗車であったら便利なアイテム

新生児とのタクシー乗車では、基本的に抱っこをして過ごすことがほとんどです。

そのため、ベビーグッズを用意する必要はありませんが、乗車の時間が長いようなら、持っておきたい便利なアイテムがいくつかあります。

下記のアイテムは、新生児を連れた、タクシー乗車で必ず必要なアイテムではありませんが、持っておくと、いざという時に役立つアイテムです。

新生児とのタクシー乗車で役立つアイテム
  • ブランケット
  • 授乳ケープ

次の見出しで使用法を詳しく解説していきます。

ブランケット

新生児をおくるみに包んだ状態で、タクシーに乗車をするのがベストです。しかし、赤ちゃんが生まれた季節によっては、おくるみに包んだ状態のみでは、少し肌寒く感じることがあるかもしれません。

薄手のブランケットがあれば、寒さをしのげるのでおすすめです。

授乳ケープ

長時間タクシーに乗車する場合、赤ちゃんがミルクを欲しがることもあるでしょう。液体ミルクの用意があり、すぐに授乳をすることができれば良いですが、必ずしもそうとは限りません。

授乳ケープがあれば、タクシーでも人目を気にすることなく授乳ができます。

ただ、授乳をする際には、たくさんの量を飲ませるのはNGです。赤ちゃんを泣き止ませる程度の量を飲ませるようにしましょう。

なぜなら、たくさんの量を飲ませてしまうと、赤ちゃんが刺激に耐えられず、飲んだミルクを吐き戻してしまう可能性があるからです。

少量でも授乳した場合は、少し休憩できる時間を設けられるとベストです。

新生児のタクシー乗車は事前に伝えておくことが大切!

出産後退院をする際、1人なのはとても心細いですよね。しかし、今回の記事でわかったのは、チャイルドシートが搭載されていないタクシーでも、いくつかのポイントを押さえておけば、安全に乗車ができるということです。

退院をする際には、事前にタクシーにお迎えを依頼していることがほとんどだと考えられます。タクシーにお迎えを依頼する際に、新生児と乗車をすることを事前に伝えておくとより安全が守られます。

また、タクシー会社によっては、事前に連絡をしておけば、追加料金をプラスすることで、チャイルドシートを乗せた状態でお迎えに来てくれることもあるようです。

チャイルドシートがあれば、新生児もママも安心して乗車ができるため、気軽に確認をしてみましょう。

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