新生児に与える正しいミルクの作り方|道具の説明から注意点までわかりやすく解説

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はじめての育児に戸惑っているパパやママも多いのではないでしょうか。ミルク作り1つをとっても、作り方がわからず、戸惑ってしまいますよね。

今回の記事では、新生児に与えるミルクの正しい作り方を知りたいパパとママにぴったりの内容になっています。

新生児に与えるミルクの正しい作り方や、ミルクを与える際の注意点、ミルク作りを楽にするためのコツを紹介しています。

ぜひ最後まで読んでみてください。

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目次

新生児に与えるミルクの正しい作り方を復習したい!

産院でミルク指導をしてもらったママも多いことでしょう。出産前に親子教室で、ミルクの作り方を学んだパパもいるかもしれませんね。

しかし、ミルク指導や親子教室では、うまくできていても、実際に赤ちゃんがいる状態で、ミルクを作るとなると、手間取ってしまうこともあるのではないでしょうか。

泣いている赤ちゃんを横目にミルクを作っていると、焦りからミルクの作り方がわからなくなることもあるかもしれません。

今回の記事はミルクの作り方をわかりやすく解説しているため、復習するにはぴったりの内容になっています。

新生児に与えるミルクの正しい作り方

それでは早速、新生児に与えるミルクの正しい作り方を紹介していきます。

正しいミルクの作り方は、事前準備を含め全部で下記7つの工程があります。

新生児にミルクを与えるまでの工程
  • ミルク作りに必要な道具をそろえること
  • 道具をきちんと消毒すること
  • ミルクを哺乳瓶の中に入れる
  • お湯でミルクを溶かす
  • ミルクを人肌の温度になるまで冷ます
  • ミルクを飲ませる
  • ゲップをさせる

ミルクを作り始めてから、ゲップをさせるまで、工程も多く慣れるまでは少し時間がかかるかもしれませんが、回数をこなし、自分に合った授乳方法を見つけてくださいね。

ミルク作りに必要な道具をそろえること

まずは、ミルク作りに必要な道具を揃えることから始めましょう。

ミルク作りに必要な道具は、下記の4つです。

ミルク育児に必要なアイテム
  • 哺乳瓶
  • 粉ミルク
  • 沸騰したお湯
  • 消毒アイテム

退院をしてからすぐに使用するため、出産前に揃えておく必要があります。

ただ、哺乳瓶や粉ミルクは、赤ちゃんとの相性があります。

事前にたくさん用意をすると、無駄な出費になる可能性もあります。哺乳瓶や粉ミルクは赤ちゃんとの相性を確かめながら購入をするようにしましょう。

哺乳瓶の消毒アイテムは、レンジで温めるだけの簡単なアイテムも販売されています。

哺乳瓶の消毒は、毎日消毒する必要があります。パパやママが1番楽に消毒できるアイテムをチョイスしましょう。

道具をきちんと消毒すること

哺乳瓶は使用前にきちんと消毒することが大切です。購入しておいた消毒アイテムを使いましょう。

1度使用した後は、使う前に消毒をする必要はありません。赤ちゃんにミルクを与えた後、哺乳瓶を洗うタイミングで消毒をしておけば、次の授乳のタイミングではスムーズに使用ができます。

また、一定期間保管しておいて、使用する場合には、使用の前に消毒するようにしましょう。

ミルクを哺乳瓶の中に入れる

ミルクをどれくらいの量をつくる必要があるのかを明確にし、必要な量のミルクを哺乳瓶の中に入れましょう。粉ミルクであればスプーンで容量を測ることができます。

最近では、キューブタイプのミルクが販売されています。キューブタイプは1つ20mlのと定められています。

スプーンでミルクの量を測る必要がないため、手間を省くことができおすすめめです。

ただ、粉ミルクよりも、キューブタイプのアイテムは少しコストがかかります。お出かけ用のアイテムや、夜間授乳用に使い分けるのが良いでしょう。

お湯でミルクを溶かす

哺乳瓶に必要な量の粉ミルクを入れたら、煮沸したお湯を入れます。

哺乳瓶に記載されているメモリを参考にお湯を注ぎましょう。

1度にたくさんのお湯を注ぐと、粉ミルクが溶けきらない可能性があります。初めに少量のお湯を注ぎ、粉ミルクをしっかり溶かした後、適量のお湯を注ぐと、きれいに溶け切ります。

ミルクを人肌の温度になるまで冷ます

粉ミルクがしっかり溶けたら、ミルクを人肌の温度になるまで冷ましましょう。

なぜなら、熱いミルクを赤ちゃんにあげると、火傷をさせる危険性が高まるからです。

また、冷たいミルクを与えると、体温調整が苦手な赤ちゃんの体を冷やしてしまう可能性もあります。

34度から37度程度の人肌のミルクを与えることが大切です。

ミルクを冷ます工程に手間を感じる。パパやママも多いのではないでしょうか。ミルクを冷ます手間を省くため、ぬるめのお湯を注ぎたくなる気持ちもわからなくはありません。

ただ水道水は沸騰させなければ、残留塩素やトリハロメタンなどの不純物を取り除くことができません。日本の水道水は比較的綺麗で、そのままでも飲めるといわれてはいますが、免疫力が低い赤ちゃんにそのままのお水を与えるのは危険です。

また、熱いお湯でなければ、粉ミルクが溶けにくくなることもあります。

ミルクを飲ませる

作ったミルクを人肌の温度になるまで覚ましたら、実際に赤ちゃんにミルクを与えましょう。

ミルクを与える際には抱っこして飲ませるのが基本です。ほとんどのママが赤ちゃんを横抱きにした状態で授乳をするのではないでしょうか。

ただ、授乳体制は赤ちゃんの好みがあります。横抱きで飲みにくさを感じているようなら、様々な体制での授乳を試してみましょう。

授乳の体制
  • フットボール抱き
  • 脇抱き
  • 縦抱き

など、いくつかの授乳体制を試してみると楽な姿勢が見つかるはずです。

また、抱っこをして授乳するのが辛く感じるときには、授乳クッションを活用するのもおすすめの方法です。抱っこをしなくても、授乳クッションがあれば赤ちゃんを安定させられるため、楽に授乳することができますよ。

ゲップをさせる

ミルクをしっかり飲ませた後は、ゲップをさせることが大切です。赤ちゃんは哺乳瓶でミルクを飲んでいる際に、空気も一緒に飲んでしまいます。

空気が胃袋に溜まっていると、お腹が苦しくなってしまいます。そのため、赤ちゃんの背中をさすり、お腹の中に溜まったゲップをさせてあげましょう。

また、赤ちゃんによっては、授乳後すぐにゲップが出る子もいれば、少し時間が経ってからゲップが出る子もいます。

赤ちゃんの様子を見ながら対応してあげましょう。

月齢ごとの適正なミルクの量はどれくらい?

そもそも、新生児にどれくらいのミルクを与えたらいいのかがわからないパパやママもいるのではないでしょうか。

ほとんどのミルク缶に、月齢ごとの適正なミルクの量が記載されています。わからない場合はそちらを参考にしてみてください。

生まれた当日は10ml程度を与え、生後1週間までは、生まれた日数×10mlを目安に与えるのが一般的とされています。

生後2週間ごろからは、60~80mlを目安にし、生後1ヵ月ごろまでに、80~120ml程度まで増やせると理想です。

ただ、今紹介したミルクの適正量はあくまでも目安です。赤ちゃんによって必要な量は異なります。おしっこの回数やうんちの回数、授乳の間隔を見ながら、適正量を見極めてあげましょう。

夜の授乳を楽にするコツ

授乳で最も辛く感じるのが、夜間の授乳ではないでしょうか。

夜間授乳に手間取ると、パパやママの寝不足にもつながってしまいます。

寝不足が続くと、ちょっとしたことにも苛立つようになり、育児がうまくいかなくなることも…。

下記3つのポイントが、夜間授乳を楽にするポイントです。

夜間授乳を楽にするポイント
  • ケトルでお湯を温めて保温しておく
  • ウォーターサーバーの水を使う
  • 缶のミルクを使う

手を抜けるポイントは、しっかり抜くことが大切です。

それでは早速、詳しく内容を解説していきましょう。

ケトルでお湯を温めて保温しておく

最近では、保温機能が付いているケトルも販売されています。お湯を煮沸して、70度程度に保温しておけば、粉ミルクの溶けやすい状態をキープできるだけでなく、粉ミルクを溶かした後に人肌の温度まで冷ます時間も軽減できます。

便利なアイテムは、できるだけ活用しながら手間を省くようにしましょう。

ウォーターサーバーの水を使う

最近では乳幼児がいる過程に向けて作られたウォーターサーバーも販売されています。

ウォーターサーバーがあれば、温度を設定できるだけでなく、清潔な水を使うことができるため、熱いお湯で粉ミルクを溶かした後、冷たい水を注ぐことで人肌の温度に調整することが手軽にできるようになります。

消化器官が未発達な赤ちゃんの胃腸に負担にならないお水を販売している業者も多くあるため、夜間授乳が負担に感じているパパやママは購入を検討してみてもいいかもしれません。

缶のミルクを使う

缶タイプの液体ミルクをあげるのもおすすめの方法です。缶タイプの液体ミルクは、開封し哺乳瓶の口に装着するだけで、すぐにあげることができます。

温めた状態の缶ミルクを枕元に置いておけば、3時間程度で、ちょうど人肌程度にまで冷めているでしょう。

ただ液体ミルクは、粉ミルクに比べてコストがかさむのがデメリットではあります。しかし、かなり楽に授乳ができるため、体調と相談してうまく活用するようにしましょう。

新生児にミルクを与える際の注意点

新生児に授乳をするのは、ただミルクを与えておけばいいわけではありません。

新生児にミルクを与える際には、知っておくべき注意点があります。

下記の3つの注意点は必ず押さえておきましょう。

授乳をする際の注意点
  • 3時間間隔であげること
  • ミルクの作りおきはしないこと
  • 新生児が飲み残したミルクは破棄すること

3時間間隔であげること

新生児の授乳は、3時間間隔で与えることが大切です。ミルクは母乳よりも腹持ちが良いため、授乳の間隔があきやすいのが特徴です。

しかし、3時間間隔であげなければ、赤ちゃんが低血糖になる可能性が高まります。

夜間は、できるだけ授乳の回数を少なくしたいと思う気持ちもわかります。しかし、赤ちゃんの健康を守るためにも、3時間おきに授乳をするように心がけましょう。

ただ、絶対に3時間開ける必要があるわけではありません。場合によっては、3時間立たずしてミルクを求めてくる赤ちゃんもいるかもしれません。

その場合は、3時間経っていなくても、ミルクをあげても構いませんが、授乳する量やタイミングを調整してあげましょう。

ミルクの作りおきはしないこと

ミルクは作り方を覚えてしまえば、簡単に作ることができます。しかし、できることなら手間を省きたいと思うのも当然です。「赤ちゃんが泣いていない間にミルクを作り置きできれば、慌てることなくミルクをあげられるのに…」と思っているパパやママも多いのではないでしょうか。

確かに、赤ちゃんが泣いている状態で、ミルクを作るのは、気持ちが焦ってしまいますよね。

ただ、ミルクを作り置きをするのはNGです。なぜなら、ミルクは時間が経つにつれ雑菌が繁殖しやすくなるからです。

赤ちゃんが昼と夜の区別ができるようになると、ミルクの時間が読めるようになってきます。ミルクの時間が読めるようになってくれば、少し前にミルク作りを開始するなどして対策をしましょう。

新生児が飲み残したミルクは破棄すること

普段と同じ量のミルクを与えても、時と場合によって、飲み切れないこともあるでしょう。

大人でも、たくさん食べられる日もあれば、そうでない日があるのと同じように、赤ちゃんもその日の気分によって飲める量が変わります。

作ったミルクが余ってしまった場合には、必ず破棄するようにしましょう。大量に余ってしまうと、捨てるのがもったいなく感じることもあるかもしれません。

ただ、余ったミルクをそのままの状態で放置しておくと、雑菌が繁殖してしまいます。

雑菌が繁殖したミルクを赤ちゃんに与えると、健康被害が出る可能性が高まります。絶対にやめましょう。

粉ミルクの作り方はコツを覚えたら簡単!

新生児に与えるミルクの正しい作り方や、ミルクを与える際の注意点、ミルク作りを楽にするためのコツを紹介しましたが、いかがでしたか?

母乳育児がまだまだ推奨されている世の中ではありますが、ミルクを赤ちゃんに与えられると、授乳室を必死に探す必要もなくなり、粉ミルクを用意しておけば、災害時にも安心です。

また、赤ちゃんがミルク・哺乳瓶に慣れていれば、ママの体調がすぐれない時でもパパが授乳できるのもメリットです。

文字にしてみると、たくさん工程があるように感じるミルク作りですが、パパも慣れたら案外簡単にこなせます。

大変なのは、夜間にミルクをつくることです。眠たい状態で、ミルクをつくり哺乳瓶を洗うのは、体力的にも辛くなります。

今回紹介したミルク作りをするコツを参考に、手を抜けるポイントを見つけてくださいね。

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