新生児のうんちの回数って何回が正常?赤ちゃんの排便回数が少ない原因と対策とは

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大人の排便回数の理想は、1日1回ですが、3日に1回でも正常の範囲内です。では、新生児の排便回数は、1日何回が理想で、何日程度なら排便の間隔が空いても正常と判断していいのでしょうか。

新米パパとママの中には、赤ちゃんの1日の排便回数に驚いている方もいるかもしれませんね。

今回の記事では、新生児のうんちの回数は、1日何回程度なのか?を紹介しています。うんちの回数が多い理由・少ない理由や、うんちがでない赤ちゃんへの対処法も解説しているので、新生児がいるご家庭はぜひチェックしてみてください。

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目次

新生児って1日に何回うんちをするの?

そもそも新生児は1日に何回うんちをするのでしょうか?

新生児は1日5回から10回程度のうんちをします。中には、少ない量のうんちを15回程度する赤ちゃんもいます。

反対に1日のうんちの赤ちゃんが1回〜2回と少なめな赤ちゃんもいますが、排便のペースが乱れていなければ問題はありません。

普段は1日10回くらいうんちをしているのに、1回程度になったり、1回しかしない赤ちゃんが10回くらいの排便回数になったりする場合には、体に不調が起きている可能性があるため注意が必要です。

赤ちゃんのうんちの回数が多い3つの理由

赤ちゃんのうんちの回数は、大人に比べてかなり回数が多いことがわかりましたね。

では、なぜうんちの回数が多くなってしまうのでしょうか?

その理由について詳しく解説していきましょう。

母乳が腸を刺激しているから

赤ちゃんが飲んでいるものは母乳のみですか?それとも母乳とミルクの混合ですか?

母乳のみで育児をしている方が、うんちの回数が多い傾向があります。なぜなら、母乳には腸を刺激する成分が含まれているからです。

母乳のみで育っていることにより、腸が何度も刺激をされ、うんちが出やすくなっているのでしょう。

もちろん、ミルクと混合で育てている場合にも、母乳の量が多ければ同じようにうんちの回数は多くなります。

胃腸が活発に動いているから

1日のうんちの回数が多く感じるようなら、大人に比べて胃腸が活発に動いていると考えられます。新生児の消化器官や胃腸は未発達です。

しかし、消化器官や胃腸は成長するにつれ発達していきます。

今は活発に動いている胃腸も、成長するにつれ落ち着いてきます。落ち着けば、うんちの回数も少なくなるので、過度な心配は必要ありません。

水分をたくさん摂取できているから

水分がたくさん摂取できている赤ちゃんと、できていない赤ちゃんではうんちの回数が大きく異なります

1日にたくさんのうんちをする赤ちゃんは、水分をたくさん摂取できていると考えられます。

母乳やミルクをしっかり飲むことができているのでしょう。

このまますくすく成長できるはずです。

ただし、母乳やミルクをたくさんあげすぎるのも胃腸に負担をかけてしまいます。

母乳のみで育っている赤ちゃんは、1度の授乳量に決まりはありません。しかし、ミルクのみで育てている赤ちゃんであれば、月齢ごとの目安の授乳量を把握しておくことが大切です。

赤ちゃんのうんちの回数が少ない4つの原因

先程の見出しでは、赤ちゃんのうんちが多くなる理由について紹介しました。

この見出しでは、赤ちゃんのうんちの回数が少なくなる原因について解説していきます。

赤ちゃんのうんちの回数が少なくなる原因を知ることで、うんちの回数が少ない赤ちゃんに対して心配を抱えているパパとママは、できる対策もあるのでぜひ参考にしてみてください。

母乳は体内に余分な物質が残りにくいから

体内に入ったものから必要な栄養素を吸収し、余分な物質がうんちとなっています。

母乳には、必要な栄養素のみが含まれているため、体内に余分な物質が残りにくい傾向があるのです。

余分な物質が残りにくいということは、うんちになる物質が少ないということです。

たくさんの母乳を飲んでいても、しっかり栄養分が体内に吸収されていれば、うんちとして排出するものがなくうんちの回数が少ないと考えられます。

授乳の量が足りていないから

1日のうんちの回数が少ないようなら、授乳量が足りていない可能性も否定はできません。

「もしかして授乳量が足りていないのかも?」と思ったら、おしっこの回数をチェックしてみてください。

新生児は1日に6回以上のおしっこをします。万が一、おしっこの回数が1日6回より少ないようであれば、授乳量が足りていないため、授乳量を増やすようにしましょう。

また、体重の増加でも授乳量を把握することができます。1日25グラムから50グラム程度増えていないようであれば、授乳量が足りません。

1回の授乳で、しっかりと母乳やミルクを飲ませてあげましょう。

消化器官が未発達だから

先程の見出しでも紹介したように、赤ちゃんは消化器官が未発達です。

そのため、排便のペースがうまくつかめなくなってしまうのです。

消化器官は成長するにつれ、発達していきます。しかし、成長するにつれ消化器官が発達しても、哺乳量が増えたり、離乳食が始まったりなど、赤ちゃんの生活スタイルも変わってきます。

赤ちゃんのうちからうんちの回数が少なければ、常に便秘の悩みはつきものになる可能性が高いです。

その場合は、今回の記事で紹介する便秘対策をぜひ参考にしてみてくださいね。

排便する筋力が未発達だから

排便が自然になっている大人からしてみれば、排便をするために筋肉を使っているということがいまいちピンとこない方もいるのではないでしょうか。

しかし、排便をするためには、腹筋を使い便を外に出す必要があります。

ただ、生まれたばかりの赤ちゃんは、排便をする筋肉が未発達なのです。

うんちを外に出すだけの筋力が備わっていないのが原因で、回数が少なくなることもあるようです。

しかし、消化器官と同じように、筋力も成長するにつれ発達していきます。筋力が備わるまでは、マッサージをしながら排便を促してあげましょう。

うんちの回数が少ない赤ちゃんへの6つの対処法

うんちの回数が多い赤ちゃんは、成長するにつれ排便のペースが整ってくるため問題はありません。

しかし、新生児期からうんちの回数が少ない赤ちゃんは、成長するにつれ便秘になりやすい傾向があります。

排便のペースを整えるためにも、うんちの回数が少ない赤ちゃんにはいくつかの対処法を試してみましょう。

便秘気味の赤ちゃんにできる対処法
  • 母乳やミルクの量を増やす
  • 授乳中の姿勢を改善してみる
  • お腹をマッサージする
  • 足を動かして腸を活発に動かす
  • 綿棒浣腸をする
  • 医師や助産師に相談する

上記6つの方法が、うんちの回数が少ない赤ちゃんに試せる対処法です。

次の見出しから詳しく解説していきます。

母乳やミルクの量を増やす

水分不足でうんちの回数が少なくなっている可能性が考えられます。1回の母乳やミルクの量を増やしてみましょう。

増やす場合には、いきなり量を増やすのではなく、少しずつ赤ちゃんの様子を見ながら調整してあげることが大切です。

母乳やミルクの量を増やすことで、腸内が刺激されるため、排便を促すことができるでしょう。

授乳中の姿勢を改善してみる

授乳の姿勢は横抱きで行っているママが多いのではないでしょうか。

しかし、授乳中の姿勢を改善してみるだけでも排便を促すことができます。

なぜなら、授乳中に赤ちゃんはたくさんの筋肉を使っているからです。母乳やミルクを飲みながら、同時に排便をする赤ちゃんは実は多くいるようです。

授乳の姿勢には、

授乳姿勢
  • フットボール抱き
  • 脇抱き
  • 縦抱き

など様々な方法があります。

どの抱き方が赤ちゃんに合っているのか、横抱き以外にも試してみてくださいね。

お腹をマッサージする

便秘対策として多くの方が思い浮かべるのが「のの字マッサージ」ではないでしょうか。

お腹のおへその下あたりに、手のひらの下の部分を少し強めに押し合て、ひらがなの「の」を書くようにマッサージを行います。

また、それだけでは排便を促すことができないようであれば、肛門周辺を優しく押してみるとスムーズに排便できる赤ちゃんも多いようです。

足を動かして腸を活発に動かす

赤ちゃんのお腹を、どれぐらいの強さで押していいのかわからない場合は、足を動かして腸を活発に動かす方法もおすすめです。

足を曲げたり、伸ばしたりと少し運動させることで、腸が活発に動き出し、排便がしやすくなります。

手足のマッサージは、赤ちゃんとのスキンシップにもなるので、ぜひ試してみてください。

綿棒浣腸をする

なかなかうんちが出ない赤ちゃんの肛門に綿棒を差し刺激を与えることで排便を促す方法です。

綿棒浣腸は、かなり効果がある便秘対策の1つです。

綿棒浣腸の方法は、次の見出しで詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

医師や助産師に相談する

何を試しても、便秘が改善されないようなら、医師や助産師に相談してみましょう

小さな赤ちゃんでも飲める薬を処方してもらえる場合もありますし、効果的なマッサージの方法をアドバイスしてもらえることもあります。

不安なことがあれば、遠慮せずに相談しましょう。

適切な綿棒浣腸の方法とは?

うんち回数が少ない赤ちゃん対処法の中で「綿棒浣腸」を紹介しました。

この見出しでは、綿棒浣腸の正しい方法を紹介していきます。

綿棒浣腸は、清潔を保つために新聞紙やオムツ替えシートを敷いた上で行います。

また、綿棒を肛門の中に入れすぎてしまわないよう、先から2センチ程度のところに事前に目印をつけておくことが大切です。スムーズに綿棒を挿入しやすくするよう、肛門周辺にワセリンを塗ってあげます。

目印をつけたところまで、綿棒を肛門に優しく挿入しましょう。挿入したところで、10秒ほど優しく内部をなぞるようにくるくると回すことで排便の効果があります。

1度使用した綿棒は新聞紙やオムツシートに包んですぐに捨てましょう。

ベビー用の綿棒の方が、挿入しやすくおすすめです。

綿棒浣腸をすれば、なかなか排便ができない赤ちゃんでも、すぐにうんちが出るともいわれています。

それだけ刺激が強い綿棒浣腸であるため、綿棒浣腸は何度も繰り返し行ってしまうと、赤ちゃんの体が綿棒浣腸がないと排便できない体になってしまいます。

うんちが出ないたびに綿棒浣腸すると、癖になってしまうので、綿棒浣腸は「最後の砦」としておきましょう。

うんちの色も重要なチェックポイント

うんちの回数も体調の変化に気づくために重要なチェックポイントではありますが、さらに重要といわれているのがうんちの色です。

うんちの色には、赤ちゃんの体調の変化がすぐに現れます。

鮮やかな黄色のうんちは、赤ちゃんが健康な何よりの証拠です。大人のうんちの色とは異なるため、初めて見たパパやママは驚くかもしれませんが、母乳やミルクしか飲んでいない赤ちゃんであれば正常なので安心してください。

鮮やかな黄色のうんちと同様に、緑色のうんちも正常です。

先ほど紹介した黄色のうんちが酸化することで緑色に変わっているわけなので、普段と色が違うからといって、慌てる必要はありません。

黒く血が混じったようなうんちは、すぐにかかりつけの小児科を受診しましょう。血が混じったようなうんちは、消化器官で出血が起こっている可能性が高いです。

クリームっぽい白っぽいうんちも、危険なうんちです。母乳やミルクのみで成長している赤ちゃんは、鮮やかな黄色の中に白いぶつぶつが含まれていることがあります。全体的に鮮やかな黄色のうんちであれば、白いぶつぶつがうんちの中に含まれていても問題はありません。

しかし、うんち全体が白くなっているのは危険です。

胆汁が分泌していないことで、胆道閉鎖症や肝炎などの病気にかかっている可能性が考えられます。

また、ウイルス性の病気に感染している場合にも、うんち全体が白く変色する傾向があります。

便秘で受診をする目安とは?

赤ちゃんのうんちがなかなか出ない場合に、どのタイミングでかかりつけの小児科を受診すれば良いのか?迷っているパパやママも多いのではないでしょうか。

記事の冒頭でも紹介したように、大人だと3日程度でなくても人によっては正常です。赤ちゃんでも2〜3日程度うんちが出ていなくても、苦しそうでなく、機嫌が良い様子であれば問題ないことがほとんどです。

うんちが出ていないせいで、食欲が落ちたり、機嫌が悪くなっている様子が見られたら、受診しましょう。

また、

新生児のうんちの悩みで受診をする目安
  • 自力でうんちを出せなくて、綿棒浣腸をしている
  • いつもおなかが張っている
  • 排便時に肛門が切れて出血する

といった場合も受診が必要です。

しかし、消化器官が未発達である赤ちゃんを大人の排便ペースを基準に同じ判断をするのは危険なことも…。

ママが不安を感じたら、目安を参考にする必要はありません。

ママが不安を感じている直感を大切に、すぐに受診をしましょう。

新生児は排便のペースが掴みにくい!

新生児のうんちの回数は、1日何回程度なのか?うんちの回数が多い理由・少ない理由や、うんちがでない赤ちゃんへの対処法を紹介しましたが、いかがでしたか?

新生児は消化器官が未発達なため、排便のペースが大人に比べてつかみにくいのは当然です。

また、新生児の体調の変化にすぐに気づくためには、排便の回数だけでなく、色にも着目する必要があることも、今回の記事でお分かりいただけたのではないでしょうか。

うんちには体調の変化が分かりやすく表れます。

これまで、何気なくおむつ替えをしていたママも、赤ちゃんの体調の変化にすぐ気づくためにも、丁寧にするよう心がけてみてください。

万が一、うんちの回数や色に異常が発生した場合には、速やかにかかりつけの小児科を受診しましょう。

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